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ウクライナ戦争:プレジデントオンラインより(清水克彦さん)

 ウクライナ戦争の原因、経緯に関する疑問が、プレジデントオンラインン記載の佐藤優さん、大前研一さん、清水克彦さんの記事で大体解消したように思う。 <清水克彦さん:やはりウクライナにもオードリータンがいた。 21 世紀型の戦争は、銃火器を使っての攻撃や空爆だけにとどまらない。開戦前もそうだが、開戦して以降も、自国に都合のいい情報だけを公表し、一般市民への海外からの情報は遮断し、反戦機運が高まらないよう徹底して抑え込むことが不可欠になる。相手国に対しては、サイバー攻撃や通信基地への攻撃を行い、デマを流したり、相手国の軍を違う目標に誘導したり、あるいは、インターネットや SNS を使用できなくしたりするデジタル戦争も重要な鍵となる。その点、ロシアは、情報統制によって国内の不満分子をある程度抑え込み、ウクライナ軍の無線通信を電波妨害で遮断し、前線で戦う兵士に虚偽の指令を送信して別の目標へと誘導するなど、これまで得意としてきた戦術を駆使してきた。 ロシアのプーチン大統領(以降、敬称略)にとって最大の誤算は、「侵攻後、 2 日か 3 日で首都キーウは陥落させられるだろう」という見通しが甘すぎたことのほかに、ゼレンスキーが SNS を通じ、圧倒的な「メッセージの物量作戦」で国民を鼓舞し、国際社会の多くを味方に引き入れたこと、そしてウクライナ市民も、日々刻々と変わる戦場の様子を国際社会に向け発信し続けたことだ。 プーチンは得意なはずの情報戦で敗れ、苦戦を強いられているのだ。まさに、ことわざで言う「川立ちは川で果てる」(川に慣れている者は川で死ぬことが多い=人は得意な部分で油断し失敗しやすい)である。 人前にほとんど出てこないプーチンとは異なり、ゼレンスキーは日本や欧米での議会演説、 Twitter など SNS を通じてのスピーチなど精力的に発信を続けている。軍事力で 10 倍近い差があるロシアを相手に「言葉」で戦っていると言ってもいいくらいだ。(絶えず口を動かすのはさすが、ユダヤ人コメディアン!) その発信を支えているのが「 Starlink 」である。これは、人工衛星で宇宙からインターネットに接続できるサービスを提供するシステムで、立ち上げたのは、アメリカの電気自動車テスラや宇宙開発を行う「スペース X 」の創業者として知られるイーロン・マスク氏だ。 ゼレンスキーが大統...

ウクライナ戦争:プレジデントオンラインより(大前研一さん)

 ウクライナ戦争の原因、経緯に関する疑問が、プレジデントオンラインン記載の佐藤優さん、大前研一さん、清水克彦さんの記事で大体解消したように思う。 <大前研一さん:2014年のロシアーウクライナ紛争の経緯から説き起こす…結局ゼレンンスキーの生意気さ、不誠実、パフォーマンスにプーチンがキレた、ということ。   日本人は「アメリカ脳」の見方になりやすいから、「ロシア脳」に頭を切り替えて情勢を判断することが重要だ。 プーチンがなぜキレているのかを理解するには「プーチン脳」で考えてみるしかない。 ゼレンスキーの支持率は、2019年の就任時には約 8 割と高かった。過去の大統領や首相は私腹を肥やす悪い連中がほとんどだったから、過度な期待があったのだ。しかし、実際に就任すると「やはり政治の素人じゃダメだ」と、支持率は約 3 割まで落ちた。 人気を失ったゼレンスキーは、 EU 加盟、 NATO 加盟を掲げた。 EU 加盟を望む国民は多いから支持率は上がる。 ウクライナ人の多くが EU 加盟を望むのは、 EU 内を自由に往来し就業もできる「 EU のパスポート」が欲しいからだ。現在のロシア軍と戦うウクライナ人は愛国心の塊に見えるけれど、彼らはもともと自分の国があまり好きではない。私は何回もウクライナを訪問しているが、若い人は特に、ウクライナを離れて EU やアメリカなどで働きたいと話していた。プーチンもウクライナ人の愛国心は薄いと判断したから、 2 日でケリがつくと踏んで侵攻したのだろう。 そもそもプーチンのイライラは、ゼレンスキーが大統領に就任した頃から始まっていた。ゼレンスキーが「ミンスク合意なんて知らないよ」という態度を見せていたからだ。 ミンスク合意は、ウクライナ東部で起きたドンバス戦争を停戦させるため、 14 年にベラルーシの首都ミンスクで調印されたものだ。ドンバス地方は、親ロ派のドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国が実効支配していてウクライナ政府と対立していたが、クリミアロシア併合後、ウクライナ政府軍と武力衝突。ロシアは非公式な軍隊(準軍事組織=ワグネル?)を送り込んだ。 14 年の合意ではウクライナ、ロシア、ドネツク人民共和国、ルガンスク人民共和国、 OSCE (欧州安全保障協力機構)の代表が調印し、翌 15 年にはドイツ、フランスが仲介して「ミン...

ウクライナ戦争:プレジデントオンラインより(佐藤優さん)

 ウクライナ戦争の原因、経緯に関する疑問が、プレジデントオンラインン記載の佐藤優さん、大前研一さん、清水克彦さんの記事で大体解消したように思う。 佐藤優さんの記事から抜粋:(特に日本の太平洋戦争における失敗とリンクさせるところが秀逸) ウクライナ侵攻直後のAPI通信による世論調査ではウクライナ情勢についてアメリカ人の52%は「小さな役割を果たすべき」20%は「かかわるべきでない」という結果だった。トランプは、「俺ならプーチンのところに飛んでいって、ディールする、つまり正義とか何とかややこしいこと言わないで、一方であまり無茶するとアメリカも黙っちゃいねえぜと脅し、もう片一方でどうしたら矛を収めるのか聞いて交渉し、取引する」と言った。 バイデンの弱みは民主主義国が団結すれば全体主義に勝つと思っていること。そしてソ連崩壊後ロシアの人たちが大変な窮乏生活に耐えたことも忘れているようで、制裁すればロシアは音を上げると思っている。バイデン政権はアフガン撤退の時「タリバンなんて大したことない」と言ったが間違えていた。インテリジェンスに欠け、「アメリカの正義が勝つ」と信じている。そのうえ、早々にアメリカはウクライナに軍事介入しないと言ってしまったのでプーチンも安心してウクライナに侵攻した。 プーチンの狙いはウクライナに傀儡政権をつくることではない。ソ連時代時代から傀儡政権は作らず、むしろ「ソ連に逆らっても無駄だ」と諦めさせてソ連に逆らわない政権が現れるのを待つ。ウクライナに関しても侵攻してロシア軍が侵攻すれば、短期間でゼレンスキーに代わってロシアを受け入れざるを得ないという現実的な選択をする大統領が出てくるはず、と考えた。(実際、ゼレンスキー以前には親露派大統領がいた…ただし汚職して私腹を肥やすばかりだった)アメリカは弱腰だし、エネルギーをロシアに依存しているEUも大きな声で文句は言わない、と読んだ。 2014年クリミア半島を併合した後、ロシアはロシア本土とクリミアをつなぐ橋(クリミア大橋)を作った。これをウクライナは破壊したいのだが、アメリカはそれを許さない。NATOやアメリカが供与した武器でこの橋が攻撃されたらロシアは武器を供与したNATO,アメリカと戦争(=第三次世界大戦)を始める。それを回避する一方でロシアに勝たせるわけにもいかない。勝ち負けをはっきりさせない状態を...

”中村格警視庁長官の退職金8000万で鬼塚友章本部長はどのくらい?”はやめられないのか?

 ソロモンNewsというサイトで安倍元首相暗殺事件で引責辞任する警視庁関係者の退職金を詮索する記事。この記事自体が卑しい興味をそそるもので不快だが、不快にとどまらず、さまざまなSNSその他の「もらい過ぎだ」「引責辞任するならゼロだろう」といった趣旨の書き込みを紹介・拡散することは日本国にとってよくない。この人たちが、警視庁(ひいては日本国)をもっと弱く、悪くしようという意図をもっているなら結構。仮に正義感からこんな記事を拡散したとしても、警視庁に入ろう、警官になって日本の治安維持に貢献しようという若者がいなくなってしまう、ということだ。(「8000万ももらえるなら警視庁に入ろう」、という変わり者は稀だろう)結果ますます警視庁・警官の質は落ちる。しかし、こんな記事が多く読まれるから、と言われれば返す言葉はないが… 佐藤優さんが言っているが、81年前、日本が負けると分かっている戦争を始めたのは軍部に限らず、国民が「正義」という価値偏重で欧米の白人支配からアジアを解放するという理念だけが肥大化した結果だ、と。「あいつは正しい(=「神」だ)」、「あいつは間違っている、やっつけろ」、と正義を振り回すだけでは事態は良くなるどころか悪化する。これはウクライナ戦争にも、統一教会にも言えることではないか? 俺に周囲にも「正義」を振りかざす輩がいるが、首をかしげるネ。正義の剣でぶった切るだけでなく、どうしてそうなるのか?どうしたらそれを改善できるのか?を考えないと。

ETV特集「玉砕」の島を生きて~テニアン島日本人移民の記録~を見て

この番組を見て初めて知ったのだが、サイパンの南西にテニアン島という島がある。戦前その島に、貧乏で食い詰めた日本の農民が移住してサトウキビを育て、砂糖を作っていた。1944年夏、その島は米軍に攻め落とされ、島民は日本兵と共に”玉砕”した。生き残った日本人にNHKの太田という女性ディレクターが10年以上かけて聞き取り取材して作ったのがこの番組。番組では様々なことが取り上げられたが、”玉砕”をやめて生き残った小檜山(こびやま)ミサさんの話が一番印象に残った。ミサさんの話以外で印象深かったのは番組冒頭、取材開始直後で率直・まっすぐ・無神経な質問をする太田ディレクターに向かって、あるおじいさんが「聞くだけ野暮だよ」と笑って答えなかったシーン。番組が進むにつれ、少しづつテニアン島の「地獄」が語られ、なぜ「聞くだけ野暮」なのか、つまり1944年テニアン島にいた日本人はどんな、思い出すのも口にするのも憚られるような体験をしたのかが分かるようになる…そのストーリー展開は非常にうまい。 1944年米軍が上陸してきたとき、ミサさんの夫はすでに死に、長女(藤子)、長男、次女、三女、乳飲み子の次男という家族構成だった。洞窟にこもって隠れていたが5歳の次女は水が欲しいといって洞窟から出ていき、そのまま帰ってこなかった…後に米軍に保護されていたことが判明。8月3日に日本軍(テニアン守備隊)は壊滅、敗残兵が島民(民間人)のところに逃げてきて一緒に玉砕(自決)するよう求めた。まず、聞き分けのない小さな子供から殺せ、と言い残し、兵士は率先して1個しかない手りゅう弾で自決。生き残った(死に損なった)民間人は”みんな”子殺しをした。ミサさんも”みんな”にならって三女と乳飲み子の次男の首を絞めた。次男は死ななかった。子殺しをしたミサさんも死を覚悟していたが7歳の長男に説得されて生き抜くことを選択した。このあたりの経緯を「笑いながら」語るミサさん、長男…外国人には理解しがたいだろうね…笑うしかないってことが分かるのは日本人だけか?笑えるようにならないと他人に語れない。 2017年、85歳になったミサさんの長女・藤子さんが慰霊の旅でテニアンに行く。2004年の取材開始から13年。「これでテニアンに来るのも最後」と思った藤子さんは同行した太田ディレクターに語った…ミサさんは1944年の”玉砕”のとき、7か月の乳飲...

「サクサク」「便利」「快適」「あがる」「映える」は自由からの逃避

 8月に入って北九州・小倉と東京・渋谷で母娘が刺されるという事件が連続して発生。北九州の犯人は東京に住む17歳の少年で母娘を刺した後、鉄道に飛び込み自殺。渋谷の犯人は15歳中三の少女で捕まった当初死刑になりたかったと伝わり、その後、塾に行きたくなかったとか、母親や弟を殺す練習だったとか様々な情報が断片的に。 北九州の事件は理解できる。娘に連絡を絶たれた17歳男が位置情報共有アプリで娘の住居を洗い出して刺しに行き、その後自殺。犯人はストーカーと言えばストーカーなのだろうが、思い詰めて娘を殺し、自殺して果てるところは共感できる。 位置情報共有アプリで一番有名なのはZenlyというやつらしい。名前からしててっきり「ゼンリン」という日本の(北九州発祥の!)地図の会社が開発したものだと思っていたら、フランスで開発されたんだって。日本では女子高生の間で流行ったのが始まりだそうだ。とても興味深いのは「自由」との関係だ。友達と会うのにいちいちアポしなくてもその時近くに誰かがいると分かればその人と会うなんてことができる。この使い方は自由をより自由にするものと言える。一方で上述の北九州事件の通り、相手の自由を奪う(自分の自由を奪われる)ツールにもなる。 こういう「年寄の常識」なんて関係なく若い娘が簡単・無防備に位置情報共有アプリをどこの馬の骨とも知れない男、会ったこともない男と共有するところは、北九州事件で分からないと言えば分からない点だが、位置情報共有アプリに限らず、若い娘が見知らぬ男とSNSで仲良くなって会いに行ったら…などという事件は後を絶たない。 俺は夫婦だって家族だって秘密・プライバシーはあるべきと思うからこんなアプリは嫌だし気味が悪い。自由の反対の束縛・監視のツールだ。女子高生の中には親友と「24時間つながっていたい」人がいて、SNSで常時、何をしてるのか知らせ合う。これも自由から束縛への逃避か。片一方が嫌になったり何かの都合で既読にならなかったり既読スルーになった途端、正しく束縛のツールになる。 (以上、NHKのドキュメント72時間「プリントシール機 彼女たちの春」を参考。) 大上段に構えれば「自由は命より大切」か?それとも「命が何より大切」か?俺は自由の方が命より大切だと思う。平和憲法は「一人の命は地球より重い」だ。これが安倍元首相も壊そうとした「戦後レジーム...

久しぶりに俺の口お前の耳

 上さんともどもセブンイレブンのアプリをスマホに入れている。理由はただ一つ値引きのクーポン。(要らないメールやラインが毎日来るが…)そのアプリで上さんにペットボトル入りの茶がただでもらえるというクープンが。セブンイレブンに行って麦茶、ウーロン茶、緑茶のいずれかを選ぶことに。冷蔵ケースに入ったお茶を前に、上さんが「何にする?」と聞くから「麦茶」と答えたが上さんはウーロン茶に手を伸ばす。 久しぶりに「俺の言うことを聞いてねえな。俺の口が悪いのか、お前の耳が悪いのか…」とつぶやいたものの、俺に「何にする?」と聞いた時点で、上さんはウーロン茶の方を見ていたように思う。ウーロン茶に傾いていた上さんの気持ちをひっくり返すほどの声を俺が発することができなかった、とも言えるし、ウーロン茶って決めてるなら人に質問するなよ、とも言える。 そもそもこういう時、俺は「早く決めてくれ」と思うだけでどのお茶だろうが構わない。別にどうしても麦茶を飲みたいと思って麦茶と言ったわけではないから、上さんがウーロン茶を選んでもそのことには全く何も感じない。ただ、「俺の言うこと聞いてないの?」という疑念、不満はある。 閑話休題>>> 結婚以来、夫婦でスーパーに行くが、会社を退職してからは散歩がてらほぼ毎日行く。最近(コロナが流行ってから?)男の老人が一人でスーパーで買い物をする姿が目立つ。その理由が分からない。奥さんが健在で「外に行って買い物でもして来い」と言われるのか?それとも奥さんがいないのか?そのほとんどがよぼよぼ。しょぼしょぼ。(正確に言うとそういう老人で今まで一人としてこぎれい、格好いいという老人を見たことはない)ああいう姿を人目にさらすというのはほとんど犯罪に近い。わいせつ物陳列罪というのがあるが、むさいじじいがよぼよぼ歩くのも人に不快感・迷惑を与えるという点では同様の犯罪ではないか?…これは天に唾するのも同じ。自分が他人に不快感・迷惑を与えていると思えば、出歩かないように自戒しなければならないし、自分の存在が世の中に与えるものがプラスよりマイナスの方が大きいと思えば生きている価値はないと思う。(そうなったら姥捨て山=老人ホームにでも行くか?…老人ホームは若い人に働く場を与えていると考えればプラスだが、若い人がもっと有益な仕事をするのを邪魔してると考えればマイナス。老人ホームが駄目なら...

再びなぜ、今ウクライナか?

TVで「ロシア(プーチン)はウクライナに侵攻して悪い」という非難の声を聞くと、なぜ今年のロシアによるウクライナ侵攻だけがこんなに取り上げられるのか?疑問が湧いてくる。気の向くまま歴史上のロシアの蛮行を取り上れば①1991年のソ連崩壊後から起こって2009年に収束?したように見えるチェチェン独立紛争②2014年のクリミア併合、ウクライナ東部紛争③ソ連時代(1979年)のアフガニスタン侵攻…がある。アメリカによる蛮行なら分かりやすい所で2003年のイラク戦争。プーチンは何故今年のウクライナ侵攻だけがこんなに取り上げられ、非難されるのか?分からないだろう。俺にも分からない。 上記②の通り2014年、ロシアはウクライナに対して今回と似たようなことをしているが、実質上、「おとがめなし」だった。この8年間で何が変わったのか?ウクライナ側の抵抗、情報戦は格段に向上した。EU、アメリカ、国際世論は変わったか?思い出されるのは蒋介石の奥さんの宋美齢。アメリカ留学が長く、日中戦争時、アメリカ各地を巡って中国に対する支援をアメリカに訴えた。宣伝がうまく、同情を買えば国際世論が味方し、正義の側に回れる。(日本もロシアも国際世論の空気を読むのが下手で言い訳下手なのは共通点。加えて人命を大切にしないところも共通点)ウクライナの「ロシアがこんな悪いことした」メッセージにあふれるSNSの力は大きいのだろう。でも最近段々、ウクライナも悪いみたいな話も飛び出す。俺には真実は分からない。従いロシア・ウクライナどっちが正義か分からない。俺にできることはどっちが悪い、って決めないこと。そして「みんな」が言うように「ロシアが悪い」とは思わないように、言わないようにすること。そして「今までもアメリカにしろ、ロシアにしろ、散々『悪いこと』してきたのに、何故今回は、みんなで悪い悪いと言うのか?」「ロシア人だけが残虐なのか?」「日本だってたった90年前には中国・満州で似たようなことをしたけど、ロシアを非難できるの?(日本もそうだったけど、ロシアもそしてどの国も、国として成熟していく過程ではみんな他の国をいじめたり攻め込んだりすることをするのじゃないの?)」と考えること。

BSよしもと昔の番組の再放送結構面白い

 今年の4月開局したBSよしもとで40年以上前の吉本新喜劇と花王名人劇場を再放送しているが、時々おもしろいのにぶつかる。 1981年オンエアーと思しき花王名人劇場で立川談志、月亭八方、春風亭小朝その他で「落語トーク&TALK」というのをやっているのを見た。「でっち定吉」と称する落語好きのライターなる人が同じ番組を見てブログでその感想を述べているが、談志師匠だけが面白かった。定吉さんいわく「談志がすごいなと思うのは、実に普遍性に満ちていること。時代が変わってもなんら古びない。」のだそうだ。 俺が面白かったところを説明するには長々と談志師匠の語りを引用するしかないが、一言で言えば国会で与野党が「ごっこ」してるのを活写したこと。こんなこと言った芸人はいなかったと思う。(芸人でなくても何人いたか?)以下、談志師匠の語りの紹介: 当時よくアメリカの原子力潜水艦が日本に寄って、核ミサイルを積んでいるかいないか、が問題になったが…それをネタに野党のおじさんが偉そうに「核ミサイルを積んでいないとどうやって証明するんだ」と迫り、防衛庁長官*が「アメリカが積んでない、と言ってるから信じましょ」などとおちょくった答弁をして…野党のおじさんが非核三原則など建前論を振りかざして怒り出すと、しまいに防衛庁長官がキレて野党のおじさんに「おまえ、そんなこと言ってアメリカが本気で起こったらどうすんだよ」と言うと、野党のおじさんが「スミマセン、ついつい支援者の手前格好つけちゃって…」と本音トークになっちゃう。談志師匠の元国会議員という経歴と相まって笑えた。普遍性というのか、日本の民主主義ごっこ相変わらずという感じ。ここは40年たっても1ミリも変わらない。その馬鹿馬鹿しさに笑う。その後、野党第一党だった社会党が間違って政権与党になり首相を出した途端、その村山首相が「自衛隊は合憲」と言ったのは談志師匠より面白かった。ジョークきついぜ。今度は是非共産党に政権を取らせたい。そして「自衛隊は合憲」と言わせたい。そうすれば「ごっこ」遊びも完結。日本も素晴らしい憲法と素晴らしい憲法解釈の国になり果てる。世界中の笑いものだ。 談志師匠以外の演者は当時は結構な人気者だったはずだが、2022年時点では全く面白くない。その場限り、その時限り。客は笑っていた…何が面白かったのか??? 談志師匠が面白いのは芸か?芸では...

読売新聞 8月17日付け政治欄記事「強い政治不信 拭う決意を」

言論NPO代表 工藤泰志 氏 へのインタビュー記事: 政治不信の背景について工藤氏は「選挙公約が明確な目標を設定し、課題解決を図る形になっていない」ことを上げる。  俺は ロゴス(理想やあるべき姿、そしてそれを実現する道筋や意志を言葉にする)になじみのあるキリスト教徒なら公約論議もできるが、過去に気を取られ、将来は成り行き任せ・運次第でロゴス無用の日本人には無理だと考える。 公約みたいな「きれいごと」を選挙の時だけ改めて語られても日本人は”バズらない”。 自分のこと、目先のことにしか選挙民は興味を示さない。 日本では欧米のモデルを真似ることはできるが、本質的に同じことをするのは無理。 そして見習うべき外国のモデルを日本流に改ざんしてきたのが日本人。 日本人は地縁血縁その他過去の遺物を頼って立候補し、立候補したら挨拶回りをして「誠意」を示し、当選の「お願い」で頭を下げるするのが精いっぱい。 公約なんて二の次。 そうやって当選すれば公約は脇に置いといてやりたいことをして(或いは何もせず)、結果選挙民に嫌われれば落選する… これが日本流民主主義。 ポピュリズム結構。創価学会や統一教会が特定の政党、立候補者を応援するのも当然。 一時は国民が迷ったり間違えたとしても選挙を通じて定期的に政治家個人や政権の可否判断が行われる。 この選挙サイクルが回ることが民主主義。これが俺の信ずる民主主義。 若い人は 誠意や挨拶はダサい、違うなどと思うが、じゃあどうすればいいか? 分からないから政治に背を向ける。 ロゴスも胡散臭いし、ダサいだろう。今の政治は年寄り向けの政治で若者は無視されている…その通りだが何十年かすれば、君らが年寄になるよ。それまで何十年間かの我慢はできないものだろうか?若者よ、選挙サイクルという民主主義の仕組みそのものに対して絶望しないでくれ。選挙サイクルの否定は独裁政治。つまり、厭になっても政権の交代をする方法や時期が見えない政治。 政治不信を解消するにはどうすればいいかについて工藤氏は「我々の調査結果は民主主義を信頼し、不安定化の要因は自分達有権者にもあるという声が日本社会に存在していることを示している。政治と国民のつながりを取り戻すため、今こそ政党改革や民主主義の修復に取り組まなくてはならない。 首相は歴史的な変革期にあることを肝に銘じ、大局的な視野で日本の将...

敗戦と終戦

 8月15日を終戦記念日と呼ぶのは、負けたことを誤魔化す卑怯な言い換えだ、潔く「敗戦記念日」と言うべきだろう、と思ってきた。昭和20年8月15日、宝田明少年*の父が満州で「これで終わりだ」と言った、というのを聞いて、もしかすると「終戦」とは戦いを終えるというのではなく、「戦いに負けて全てが終わった」という意味か、と思った。そうなると単に負けたという意味の「敗戦」より「終戦」の方が重い意味を持ち、また適切な言葉であるような気がする。日本は全身全霊をかけて戦争した。それに負けたのだから全て意味がなくなり、全てを失う=終わる、という、日本国民の気持ちを表したということ。 「終戦記念日」という言葉は昭和20年8月15日より後に生まれた。名付けた人は日本は全てをかけた戦いに負けて全てを失って、終わった、ご破算になったから新しい日本に生まれ変ることができる、という意味を込めたのではないか?つまり、連合国との戦いに負けたというより、勝てもしない戦いをズルズル続ける日本に日本国民自身が嫌になり、それにようやくピリオドを打つことができた、ということ。 国民が好戦的になって「鬼畜米英をやっつけろ」と言えば、負けると分かっている戦争でも始め、一旦始めた戦争は厭戦気分が蔓延するまでやめられない…情けない国だ。でも、国民の声に素直に耳を傾ける本当の民主主義だったとも言える。 *なかにし礼は満州にいた日本人は日本国に裏切られ、捨てられたと言い張っていた。宝田明はそうは言わない。行方不明になった兄を捨てて日本に逃げてきたから? 閑話休題>>> 言い換えは大嫌い。高校生売春を「援助交際」、男が若い女を金で買うことを「パパ活」、安全保障に関する法案を「戦争法案」、空想的理想主義憲法を「平和憲法」… 「少し」「ちょっと」と言うんだけれど、どう考えても「ちょっと大変」ではなく「とっても大変」である場合も理解不能。耳障りをよくしたいのか?耳障りがいいって「誤魔化し」「嘘」ってことだよね。

NHK Zボイス 私たちの声を聞いて 18歳 夏 参院選 より

NHK Zボイス 私たちの声を聞いて 18歳 夏 参院選」を見た。NHKなりのバイアスはかかっているのだろうが、面白かったので以下: 下線部俺のコメント ①政治部ZEXT&相模田名高校…スマホアンケート…政治に対する絶望・あきらめ    第二次世界大戦前のイタリア、ドイツ、日本と同じ。これで貧困がもっと目立つようになると絶望からテロが起きて「頼りになりそうな強い人・威勢のいいことを言う人」の強権政治になびいて行ってしまうかも ②多数決に対する無力感・政治家は独断で決定する   「少数意見を大切に」は民主主義に対する誤解。少数派で悔しければ多数派になって多数決で押し切って独断で決められるようになればよい…民主主義ってのは選挙でそれが可能な仕組み。万年野党、健全な野党ではダメ ③私たちのいる意味ってなに?  これって気になる疑問。日本人には不得意な分野の疑問でもある。自分では考えずに他人に答えを出してもらおうというなら大馬鹿野郎。「私たち」の前にまず「一人の自分がいる意味」を自分の頭で何年も(下手すると一生)苦しんで考えて答えを出すべき疑問。「何故生きているの?」「自分て何?」と同じ。答えが見つからなければ自殺でもすればよい。昔から答えが見つからずに自殺する者はいる。ただし、自殺に他人を巻き込まないで。 ④知らないから投票しない、政治家から若者に興味を持って欲しい 政治家は票になる事しかしない。メディアは売れる情報しか出さない。それが自由や民主の問題点。そんな問題があっても自由や民主が大切、というのが今の常識。 ⑤親も格差是正を最大の政治課題というが、「格差ってなくならねえ…」と   格差:「格差」「格差」って言うから是正したくなる。「うつ」って言うから「うつ病患者」が現れる、しまいには「自分はうつだから守ってもらう権利がある」と言い出すものが現れる。「うつ」があっても「うつ」という言葉がなく「格差」があっても「格差」という言葉がない時代があった。それなりに幸せだったように思うが…  ⑥防衛費をふやすことには何となく反対…軍拡したって敵も軍拡、大切な人を失う  音喜多候補「防衛費を増やすのは戦争抑止のため。戦争抑止は国民を守るため。」  戦争抑止は防衛でなく外交で  強い国ってなに?  国民投票ってしてみたいな 憲法改正問題:防衛費を増やす増やさないでもなく、自...

渥美万奈 賛

 女子ソフトボールのショート、渥美万奈が昨年引退していた。以下のいきさつで2021年の東京オリンピック女子ソフト決勝を実況放送のダイジェストで見直した。ここに改めて渥美万奈さんに対する賛辞を呈する。 2022年8月9日、「日米対抗ソフトボール」が行われ、日本が勝ったという記事を新聞で読んだ。あの、金メダルをかじられて有名になったピッチャー後藤が完封して1:0で勝ったとあった。後藤もさることながら、名ショート渥美を見たかったので試合の動画を見たが、どうも渥美が出ていない。おかしいと思ったら、2021年12月に引退していた。 日米対抗ソフトの動画を見たいと思って「女子ソフト動画」かなんかで検索したら、捜していた日米対抗より、東京オリンピック決勝の映像の方が多かったのでこれの実況放送のダイジェストを見て渥美のスーパープレーを再確認した。 俺は東京オリンピック・女子ソフト、アメリカとの決勝戦で日本が勝ったのは渥美万奈がいたからだ、と思っている。ランナー3塁の先制のチャンスで地面にボールを叩きつけて1塁にヘッドスライディング…内野安打にした、しぶといと言うか執念の打撃。1塁2塁のピンチで3塁手がはじいたライナーをそのまま取って素早くセカンドに送球してダブルプレーにした集中・反応の素晴らしさ。これらはホンの一瞬の差でアウト・セーフがひっくり返るプレー。一歩間違えてアメリカに有利な結果になれば試合そのものの流れがアメリカに行ってしまいかねないプレーだった。それをことごとく自分のものにしていく凄まじさ。どのくらい鍛錬した結果なのだろうか?たまたま幸運でそうなったとは思えない。渥美のそれまでの鍛錬の積み重ねがそれを当然の結果としてもたらした。そんなことをオリンピック決勝でやってのけるなんて…そして何より上野投手*1とは違って目立たないように一歩も二歩も引き下がる遠慮深さ。木村多江に似てると思った。(今回落ち着いてヘルメットなしの写真を見ると、外見はあまり似てない*2。それでも性格というか、風情は木村多江と共通したものが…)ジェンダー満載*3で言えば「つつましやかな日本の女」「出しゃばらずに陰で夫を支える賢妻」という感じ。見た目若いと思っていたので引退するなんて全く思ってなかったが、昨年12月に32歳で引退していた。東京オリンピックで金メダル取って燃え尽きたのかな? それにして...

映像の世紀プレミアム 第9集「独裁者 3人の”狂気”」 より

たまたま、NHKで 映像の世紀プレミアム 第9集「独裁者 3人の”狂気”」 を見た。非常に面白かったので以下。 下線部俺のコメント。人間て、歴史に学ぶというか、進歩しないで何十年も前と同じ事を繰り返すもの。恒産無くして恒心なし。 恒産無くして民主主義もない。 ムッソリーニは強い男による独裁によって強いローマ帝国を復活することを標榜し、民主主義に絶望したイタリア国民に熱烈に支持された。ハリウッドでもムッソリーニをたたえる映画が作られ、チャーチルも一時ムッソリーニを無力な議会政治を変えると賞賛した。 民主主義に必要なコストを賄うための搾取の仕組み、錬金術がないイタリア、ドイツ、ソ連、日本は独裁政治・全体主義に走った。(日本でも明治維新を懐かしんで昭和維新などと言った) スターリンはレーニンの死後、後継の本命だったトロツキーを失脚させ、暗殺した。スターリンはウクライナを「ソ連の一部」と言い、ウクライナの穀物で外貨を稼いでソ連を工業化しようとした。1932年ウクライナでは不作で小麦が不足したが農民の食べる小麦も徴発して輸出し、300万人の農民が餓死した。これを見たスターリンの妻は自殺した。娘のスベトラーナによると妻の自殺はスターリンに対する裏切りであり、これ以降スターリンは誰も信じなくなり、権力闘争・粛清が激しくなり恐怖政治が始まった…後年、 毛沢東はこれを真似た…大躍進政策、文化大革命。 ヒトラーはオーストリア国民はドイツ系民族だ、という理由でオーストリアを併合し、次にチェコスロバキアに対して、ドイツ系住民の多く暮らすズデーテン地方をドイツによこせ、と要求した… プーチンと同じ ドイツをソ連に対する防波堤としたかった英仏は妥協してズデーテン地方のドイツ併合を認めた… さて、国際社会は2014年のプーチンのクリミア併合は認めたが、2022年は?いずれにしても、国際社会はウクライナを、どんなことをしても守らなければならない仲間とは見ていない。かといってプーチンにやりたい放題やらせてもいけない、と考えているようだ。 反共だったヒトラーはソ連を油断させ、だまし討ちするつもりで、一方、スターリンはヒトラーと手を組むことによって英仏をけん制しようという意図で、1939年独ソ不可侵条約が締結された。ヒトラーは1941年6月、これを反故にしてソ連に侵攻した。ウクライナではドイツ...

民主主義の矛盾

 「俺の日本人論」執筆中。それに山本七平さんが登場するので改めて七平さんの本を何冊かパラパラと飛ばし読みした。面白いところ、抜粋して以下に紹介。(1989年 日本経済新聞社刊、「常識の」落とし穴) 「税金は払いたくない、しかし社会保障はあらゆる面で十分に享受したい」という民衆の要求を制御する「法」を、民衆が選出した代議士に制定させようとしても少々無理ということ。この無理を、かつては植民地を搾取することで何とかやりくりをしてきた国もあった。(略)民主主義の模範のようにいわれたイギリスは一面では大植民地帝国であった。 もうひと昔もふた昔も前のことだが、イギリスが植民地を解放し、「ゆりかごから墓場まで」を保障し、民主主義の模範と日本の文化人があがめ奉っていた頃、私はあるイラン人から、アングロ・イラニアン石油会社の月給では、イラン人はイギリス人の十分の一だという話を聞いた。ま、そんなことだろう。その手品ができなくなればポンドの下落が始まり… 民主主義とは贅沢な体制だとか、コストのかかる体制とか言われる。確かにこれを成立させかつ維持してきた国は七つの海を支配した国とか、広大な国土と無限の(と思われる)資源を持つ国とか、に限られていた。世界史をパラパラとめくってみただけで、厳密な意味の民主主義を維持しえた国、維持しえた時代が、例外的といいたいほど少なくかつ短期間であったことを知る。(略)民主主義という贅沢のできる国はきわめて限定的で、何らかの形で他を搾取する形で(あるいは搾取に代わる錬金術があって)はじめて成り立ってきたと言える。美しいものの裏は必ずしも美しくはない。(略)錬金術が次々に民の要求に応じてくれるようになると、この贅沢が相当に長期間可能であることは否定できまい。この錬金術を日本は永遠に独占し、あらゆる要求がいつしかかなえられる、それは現在の体制を維持していればよいと信じて疑わないようになる、否、もうそうなっているかも知れない。 以下これにインスパイアされた俺の考え: マルクスは資本主義が発達すればその矛盾で崩壊する(止揚*1)と言ったが、民主主義についてもプラトン以来、その抱える矛盾がいずれは民主主義を破壊するという考えがある。民主主義発祥のギリシャやアメリカには奴隷がいた。そして本家イギリスにも植民地とそこに住む奴隷がいた。日本の”民主主義”における搾取の...

アメリカの暴挙(ザワヒリ氏殺害)

 2001年の9・11テロを行ったとされるアルカイダのNo.1ビンラディンは2011年、アメリカの手によって殺された。2022年7月31日、生き残っていたNo.2のザワヒリ氏*1が潜伏先のアフガニスタンでアメリカCIAの無人機によるミサイル攻撃で殺された。バイデン大統領はこれを発表した。バイデンは事前にCIAから作戦について説明を受け、了承していた。 アフガニスタンのタリバン政権はこれに対し、「 国際原則に反し、アメリカやアフガニスタン、地域の利益に反するものだ」として、強く非難している。 *1ザワヒリ氏を「容疑者」と呼ぶのは違和感。アメリカが勝手にそう決めつけてるだけ。仮にアメリカ大統領が容疑者と呼んでることをそのまま「大統領が語った事実」として伝えているとしたら情けない。日本のメディアは自分の頭で考え、調べ、自分の言葉で語るべし。 疑問 ①このような殺人は国際法や外交の常識に照らして許されることか?(俺には国際法を持ち出すまでもなく、勝手に容疑者と決めつけてその容疑者を殺すなんて全く非道な乱暴だと思う)西部劇のリンチや日本の仇討ちと同じ。日本では家庭崩壊を招いた教団への仇討ちをしたら逮捕されて「容疑者」と呼ばれる。アメリカでは西部劇と同じことを(西部劇では一応裁判という手続きもあったなあ)堂々とよその国でやってそれを大統領が発表する。傍若無人の悪行。 ②バイデンはどういう了見でこの殺人を公表したのか?アメリカを憎む人たちはますますアメリカ憎しとなり、アメリカ攻撃、テロをするだろう。わざと挑発してるのか?軍需産業のため?ウクライナに対する中途半端な支援で戦争を長引かせていることを考えるとバイデンて軍需産業好き?(軍需産業好きは共和党だったずだが)アフガニスタンのタリバンだって面子丸つぶれ。自国でアメリカにやりたい放題やられてるんだから。それとも事前にアメリカと調整済み? ③同じことをロシア、中国、北朝鮮がやったら国際世論、日本のマスコミはどう言うだろう?悪逆非道と非難するのではないか?非難されたって「蛙の面にしょんべん」なのは周知の事実。日本では統一教会とコロナで大騒ぎでこのニュースが大きく取り上げられない。 ④CIAはどのようにこっそりアフガニスタンに入り込み、殺人を実行したのか?いくらアフガニスタンが混乱してるとは言え、そんな簡単にできるものなのか?C...

心の綾

<以下2022年8月2日 14時現在>  7月末に三菱電機の株価が¥1400を切る事態となり、¥1350で指値。(有効期限8月4日)8月2日の三菱電機の株価は始値:¥1380、最安値:¥1353。Yahooファイナンスの三菱電機の掲示板を見ると、空調、家電事業が急減速だとか、¥1400切ったから買おうかとか、もっと下がるのを待って買おう、などというコメント… どうも¥1400切ったら買おうという人が多いらしく¥1350を切りそうで切らない。面白いものであまり株価が下がると、もっと下がるのでは?と心配になる。と、言いながら¥1360を上回ると買えそうもない、と残念に感じる。 <以下8月3日 17時現在> 今日はゴルフ。(その顛末は後述)三菱電機株価は前日終値¥1352。結局それを底値に今日の終値は¥1392。明日もあるが買いそびれた感じ。 <「外で運動するのは危険」な日にゴルフした話> 昨日はかなり悩んだが「限界に挑戦」「得難い経験をしたい」という気持ちに負け、本日8月3日ゴルフをした。10時前にスタート。途中トイレに行くと小便の黄色がとっても濃い。(そこそこ水分は取っていたのに)8ホール目あたりから吐き気が。様子が悪くなったのに気づいたのか「9ホールで上がりましょう」と、同伴者が言ってくれた。(本人も調子が悪くなって止めようと思ったのかも知れないが確認することはかなわなかった) 9番ホールのティーショットでドライバーを振り回す自信がなく3番ウッドでティーショット。このゴルフ場はカートがなく「歩き」なのだが、歩くのも難しくなり、同伴者に助けてもらいながらグリーンまでたどり着き、奇跡的に2,3メートルのパットが入ってホールアウト。ホールアウト後、ベンチにへたり込んで立ち上がれず。「救急車を呼びますか?」と聞かれる事態になったが、なんとか歩けるまで回復し、風呂に入ろうとズボンのベルトを緩めた途端、急回復。 ありがく嬉しかったことは同伴者の献身的なケア。本当に助かった。両脇の下に冷たいペットボトルを挟んでくれたり。迷惑かけたなあ。 同伴者にも言ったのだが9番ホールのティーグランドで待つ間: ①同伴者がスマホで調べて「このゴルフ場の気温、40度ですって」と言った時、「こりゃあかん」と思い、 ②そのあと「9ホールで上がりましょう」と言われて、それまでかろうじて保っていた...

TYOPVALUE とろけるミックスチーズ ゴーダチーズ72%モッツアレラチーズ27% 賛

 かなり前に買った(賞味期限は今年の5月)TOPVALUEブランドのとろけるミックスチーズ(シュレッドタイプ)を使ってピザにしたら非常においしかったので、ここに賛辞を呈する。 我が家でシュレッドタイプのチーズを使うのはグラタンかピザに限られる。このチーズは今年の1月か2月に500グラムで¥500以下だったので買ったものと思う。(俺のシュレッドタイプチーズ購入の価格の目安は¥1/グラム以下)その後グラタン、ピザに使う機会を逃し冷蔵庫のチルドルームに放置しておいた。 ピザを作ることになり、安売りしていた冷凍トルティーヤを買ったことを思い出したのでトルティーヤにこのチーズ、トマト、ピーマン、ベーコンを乗せてアラジンのトースター(280度)でふちが少し茶色くなるくらいまで焼いた…焼き時間3,4分。トマトソースは自作のラタトゥイユの汁を利用。 非常にうまかった。チーズの(十分熟成したせいか?)風味が非常に良かった。グラタンはともかく、ピザには非常に合っていると思う。トルティーヤをピザにしたのも初めてだったがこれもうまく行った。 ただし、冷凍トルティーヤを一枚一枚うまくはがすのは難しい。穴があく。この穴からトマトソースやチーズの溶けたのが下に落ちる。それを見た家人は「トースターが汚れる。高いトースターには不向きな料理」と。「高い」アラジントースターには、グリルパンが付いている。これを使うとグリルパンの汚れ及び味はどうなのか?試してみようかとも思うがグリルパンでは焼き具合が悪そうな気もする。 閑話休題: 美味しい桃の選び方が分からない。先日は思い切って2個で¥400の桃を購入…我が家では1個¥200の桃は非常に高い…硬くてまずかった。(家人曰く「まずい林檎よりまずい」)次はやや小ぶりで6個¥700を購入。こっちの方がよっぽどうまかった。分からないもんだ。我が家ではひと夏に1,2回こういう「当たり」の桃に出会えればよしとする。 桃の缶詰は缶詰の女王。それでは缶詰の王様は?家人曰く「カニ缶」…確かに。

QVCに電話注文した

 孫の写真・動画がLINEで送られてくる。夫婦で喜んでスマホに保存しているが、スマホのストレージの空き容量が心細く。スマホの画像をSDカードに保存できる道具が欲しいね、と言っていたらタイミングよくQVCでmaktar qubil duoなるものを定価の44%引きで売ってるという。これは正しくスマホ画像をSDカードに保存する道具。お友達紹介で¥1000安くなるというので俺が初めてQVCのオペレーターに電話して「お友達紹介で¥1000安くして」と言って注文しようとした。オペレーターに品物の番号を聞かれ、数量を聞かれる。ここまでは順調。次に色。「スペースグレイ、ホワイト、ローズゴールドからお選びください」と言われる。俺は「白」と答えたらオペレーターは再び「スペースグレイ、ホワイト、ローズゴールドから…」と繰り返す。俺は思わず吹き出して「白と言えばホワイトでしょう。困ったねQVCは日本語が通じねえ」と笑いながら言ったらオペレーターも笑いながら「失礼しました。ホワイトですね。」 クッソー負けた。白と言わせたかった。でもオペレーター魂のようなものを感じたので「そう、ホ・ワ・イ・ト」と言ってやった。 なんか心温まるやりとりであった。ただし、固定電話を使ったので電話番号から俺が同居する夫であることがバレた。「同居するご家族は『お友達紹介』できません」だって。 ¥1000損したような気もするが、和気を感じ、楽しいひと時であった。QVCは、初めて注文する人は送料がただになるんだって。今度はそれにチャレンジしてみよう。オペレーターとのバトルも楽しみ。

東京五輪における電通ーAOKI事件

 電通は東京五輪でちょっとやり過ぎた。そうさせたのは安倍元首相だったように思う。安倍元首相がいなくなって「臭いもの」に蓋が出来なくなったかもしれない。安倍元首相御用達の会社・人・組織はこれから叩かれるでしょう。(皮肉にも?統一教会もその一つ) 電通って女社員も自殺に追い込んだし、悪い会社だネ。TVコマーシャルが本業だったはずだが、儲からなくなってスポーツイベントに力を入れた?悪いことの一つや二つやらないと生き残れなかったんでしょう。それとも昔からやってることは変わってなくて世の中の評価基準が変わっただけか?昔は女の社員も少なかったし、少々残業したくらいじゃあ自殺なんてする奴はいなかった…ハラスメントやコンプライアンスについていけない電通が越後屋よろしくお代官様に守ってもらっていたが、お代官様が急死して… しかし、報道を見る限り、この元電通のおじさんのやったことは、あまりにあからさまで節操がない印象。「ワイロ」とは言えないから「コンサル料」で…はお粗末。それじゃあ、「出るとこに出れば」やられる。俺だったらもう少し上手に隠してごまかすネ。もっともごまかさなくてもお代官様に守ってもらえると高をくくっていたのかも。検察・警察ってあまりにずさんで素人みたいな隠ぺい工作・ごまかしを見ると「馬鹿にするな!」と怒り狂うのではないか?逆に言うと、素晴らしく手の込んだ隠ぺい・ごかましなら気づいても感心して見逃す、なんて粋なことしないか?俺ならそうするネ。 安倍さん在職中の政府・五輪委員会から電通への発注、契約をチェックしたら面白そう。競争入札だったのか?特命・随契が多かったのか?俺だったら、3社競争を装って電通に落ちるように仕組んだネ。…時々は他社にも落としたり…電通が受注したような案件は、ダムや建物と違って比較や契約の仕方が難しいから本来は提案段階で複数社を評価して、一番いい提案をしたところと特命契約にするのが妥当だと思うが、そんなことしたら素人(共産党や立民やれいわ)がうるさいから3社競争が無難だよね。

故あって日大三高野球部のファンである(その2)

 間違えて昨日の三高対菅生戦の一部が録画されていた。懲りずにもう1回見た。気づいたこと2点。 ①アウトになりそうなのをギリギリセーフにする走塁、セーフになりそうなのをギリギリアウトにする守備。そういう走塁や守備を三高はできていた。球際とか言う奴か?寒い冬も暑い夏も鍛錬するしかない。それでも本番でミスすることもある。三高のナインのプレーには、ミスするわけがないという確信・安定感があふれていた。鍛錬の賜物か?これが勝負を分けたような気もする。そしてその厳しい鍛錬を生徒にさせる、その力が監督の力。 ②9回の裏、菅生最後のバッターが浅いレフトフライ。三高のレフトは帽子を飛ばして思い切り前進してきて球を取ると勢いそのまま一目散にピッチャーマウンドに。あのレフトのかぶっていた帽子は誰が拾ったんだろうか?