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トッドさんの核兵器論

文藝春秋 エマニュエル・トッド緊急インタビュー後編:  第2次世界大戦はある意味反ユダヤのナチに対して自由民主国が共産国とも手を組んでやった戦争。今回のイラン侵攻は親ユダヤのアメリカがナチのようなことを始めた。ユダヤ人であるトッドさんはユダヤ人が紛争に絡んでいるのが気になる。 シーア派ペルシア人のイランはエンジニアとか官僚が育ちやすい。ここが脳天気なスンニ派(アラブ)のイスラム諸国とは違う所だ。 日本とドイツはアメリカ帝国の一部だ。アメリカの道具であり、一人前の独立国でもないのに、中国に対して一人前の口をきくべきではない。一人前になりたければ核を持て。反中国のためではなくアメリカから独立するために核を持つのだ、と説明すれば、中国にとっても悪い話ではない。 台湾有事が起こっても日本は紛争当事国になってはならない。台湾は地政学上は中国に属している。いくら台湾に好意を抱いていても、リアリズムを失ってはいけない。 閑話休題: 日本がアメリカから独立するために核を持つ・・・このアイデアを中国が受け入れてくれるなら、トランプに賄賂を渡して核兵器をこっそり譲ってもらうより、習近平に賄賂を渡して核兵器を譲ってもらう方が手っ取り早いか??うまく説得できれば、賄賂なしでも譲ってもらえるかも・・・ トランプの言うことは全部自分に帰ってくる。 ・イランで内戦状態を作りたい、と言っているが、アメリカで内戦が起きかねない。 ・権威主義国家を抑えつけるためにアメリカ自身が権威主義になる。

加藤喜之さんによるピーター・ティール解説

立教大学・加藤喜之教授が、PIVOTチャンネルでピーター・ティールを解説する。  福音派は最終戦争(ハルマゲドン)を信じている。ハルマゲドンの結果、正義が行われ、ユダヤは永住の地を獲得する。ティールは福音派のように聖書に書いてある事を100%信じてはいないが、技術の発達や競争を野放図にするとハルマゲドンが起きる、とは思っている。 ティールはリベラル独裁に反対する。独裁は自由に反する。リベラリストみたいな徳の低い人間による独裁はダメ。 競争・暴力を防ぐためにキリストは身を捧げた。競争・暴力のもたらすハルマゲドンを回避しつつ自由に技術を発達させるのが理想。神のような人間が支配者・独裁者になればそれが実現する。・・・日本人にはこれは理解できない。だって、ほどほどが好きで、競争がエスカレートして敵を破滅させ、根絶やしにするなんてことを想定するのがなじまないから。 反エリートはダメ、自身がエリートであると認め、ノブレス・オブリージュを発揮すべきと、考えているのではないか? 閑話休題: 神のような人による独裁が一番効率的でいい、とはかねてから思っている。しかし謙虚でリアルな俺は、そんなのは不可能だ、とも思う。神ならぬ身が他人を支配しようというんだから、絶望的に難しい。 加藤さん、中々いいことを言う。日本人は外からやってくる流行を追うんじゃなく、この歴史的変換点において、自分の頭で考えるべきだ、と・・・この考え自体が最近の流行だったりして。 石原莞爾もアメリカとの最終戦争を想定し、それに備えようと考え、その目的のために満州の資源を求めた。トランプも中国との最終戦争に備えて色々な国にチョッカイを出す。似てないか? 結局、一神教って、人間は放っておくと他人と争って滅ぼしてしまう、という前提からそれを回避するために生まれたものだ。みんなで仲良く稲作しましょう、競争なんてしなくても豊かな自然がみんなを養ってくれる、と考える日本人とは違う。 マルクスもそう、ティールも同じだが、(明治維新や昭和維新関係者もそう)革命やハルマゲドンが起きさえすればバラ色の未来が待っている、と信じる。キリスト教徒だからそう信じるのは結構だが、無責任とも言える。つまり、革命やハルマゲドンを起こしたあと、現実的にどう政治するのか?混乱した社会・人々をどういうシステムでどうリードするのか?についてノー・アイデ...

トッドさんによるとトランプは狂ってるって

 文藝春秋でエマニュエル・トッドさんに、アメリカのイラン攻撃について緊急インタビューしている。 俺流にトッドさんの言ったことをまとめると、「アメリカ(トランプ)は狂っているからまともに相手するな」だ。ただし、対処法についてはあまり教えてくれない。せいぜい、「核を持ちなさい」だ。核をもとうとすればイランみたいに爆撃されちゃうし、アメリカがまともになるのを待て、ということか? トッドさん、イラン攻撃の目的は核でも体制変更でもなく、ただ単に人殺しを楽しむという印象だと。 トランプは、例えば連戦連勝で威勢のよかったヒトラーみたいなものか?日本は、ロシアや中国とも組んで、連合国となり、戦うべきか? トッドさん、イランを攻撃しているように見えて、実は同盟国とそのリーダーを脅迫していると。トランプに逆らったスペインは勇気があるが、他のヨーロッパ諸国は勇気がなく、だらしないと。 ヴァンス副大統領が最近発言しないが、これに注目しているとトッドさんが指摘したのは興味深い。ヴァンスはトランプに反対なのか?トランプがイランに対して言ったように、俺もアメリカ国内にトランプをひっくり返す勢力が現れるのを期待する。

日経平均7%下がった

 トランプのイラン戦争のおかげで、石油が上がるってんでお金が石油購入に回り、その分株価が下がった。トラちゃん、去年も4月に関税騒ぎを起こして株価を急落させた。それに比べれば今回の値下がりはまだ可愛いか。 本家のアメリカの株が週明けどう下がるのか?DOW先物は1000ドル以上下げて47000ドルを割った。市場関係者がもうそろそろ危ない、と思ってる時にこういうショックがあると、大きく下げるもんだ・・・と経験知は告げる。最近こういう知見・智慧をアノマリーとか呼ぶが、「あんまり」好きな言葉じゃアない。 アメリカの雇用も悪くなっているとか。アメリカは「スタグフレーション」(景気が悪いのにインフレ)になるんじゃあないか?などと言う向きも。気の早い俺はユルマズさんのご託宣により、半年以上前にアメリカ株価関連の投資信託の大半は売っぱらってしまったから、アメリカの心配はしなくて済む。 さあ、日本株の買い時が巡って来た。FTSE日本株高配当何とかと言うインデックスファンドなるもの・・・前日終値1895円だったものを1800円で指値していたら100株買えた。 他にも指値にあと何十円(数%)という銘柄がちらほら。 まあ、そう焦ることはないだろう。今年はもう一回、もっと大きく下げる局面があるんじゃあないか?

無洗米は洗うとうまい?

 気の早いグリーンピースが出た。グリーンピースで作る豆ごはんは好物の一つだ。母親の思い出の料理の一つだ。豆ごはんなんてものは初夏のもので、喰えば初夏を感じるものだったが、そんなことは無視して豆が安かったから迷わず買って豆ごはんだ。 味つけで塩と酒と醤油。 たまたま2合弱残っていた米(無洗米ではない)と新しく買った無洗米を混ぜ、3合にして洗った。これがうまかった。理由は分からない。水加減がよかったのかもしれないし、米のブレンド具合がよかったのかもしれない。俺は無洗米を洗ったのがよかったんじゃあないかと思う・・・本当を言うと、無洗米と知らずに洗ってしまったのだ。しかし、次は無洗米を洗おうか洗うまいか???

映画・「卒業」

卒業は 1963年に書かれた小説をもとに1967年公開された映画だ。 俺はこの映画を通しで見たことはない。一番有名な結婚式に乗り込んで行って花嫁を掠奪するラストシーンにもあまり興味はない。ただ、映画の冒頭、大学を卒業して実家に帰って来た主人公の卒業記念パーティーで、主人公におじさんが近づいてきて「プラスチック」と、ひとこと言うシーンだけは印象深く覚えている。おじさんは、就職先の決まっていない主人公に、「これからはプラスチックの時代だから、プラスチック方面の仕事につけ」とアドバイスしたのだ。 その後、主人公は就職どころでなく、ミセス・ロビンソンとその娘の二人に二股かけて・・・というグダグダな人生を歩むことになる。 さて、「プラスチック」のシーンを思い出すのと同時にピーター・ティールを思い出したのだ。1960年代までは生命のありようや生活を一変させるような大発明が陸続と出たのだ。それをティールは、Greatだった、と懐かしがるのだ。 化学の世界ではナイロン、ポリエステル、テフロン、といった新規物質が次々と現れたが、確かに1970年代以降はスケールの大きな新規物質は現れていない。 70年代以降のアメリカ、90年代以降の日本・・・停滞というか、沈滞か。この状態が何十年も続いて絶望する者が溢れている。 ティールはまだ絶望していない。が、中国に抜かれることを怖れ、怯えている。中国に勝つために技術の暴走のリスクを恐れず、民主主義を捨て、中国と同じように国民を監視して余計なことをさせなければ、効率的に大発明が生まれるようになる、と言う。 閑話休題: さて、プラスチックは我々を幸福にしただろうか?俺の反理知主義は、プラスチックが世に出る以前に戻ることを求める。民主主義も帝国主義もない、江戸時代に戻って鎖国することだ。山本夏彦さんに言わせれば、プラスチックのない昔には戻れないんだが・・・  諸悪の根源は生命のありように影響を与えるような、そして、世界中の皆が「いくら高くてもいいから売ってくれ」と頭を下げて買いに来るような新製品・新技術が出ないことだ。 そしてその原因は、ピーター・ティールに言わせれば、原子力を筆頭に世界を滅ぼしかねない技術を目の当たりにして技術を「安全」なものに押さえ込もうとしたことだと言う。 今まで世の中になかったものを編み出して、それを規制する規則ができる前に稼ぐだ...

反理知・反民主主義

 戦略、アカウンタビリティー・・・俺が現役時代にうるさく使われた流行語だ。これを理知主義と言うのか?めんどくせえなあ、と思っていた。 トランプも反理知だ。イランを攻めるについて、最高指導者以下を殺すことが自己目的化して、その後の戦略も無ければ攻撃の理由も説明しない。