天皇の”人権”
女性自身に以下。(青山氏とは、自民党所属の 青山 繁晴衆院議員) 青山氏は記者とのやり取りで、 「日本で最初の女性天皇、推古天皇に始まり8人10代の女性天皇がいらっしゃる。いずれも即位された後はご成婚なさらず、御子ももうけておられない」 という意見が会合で挙がったことを紹介。さらに続けて、 「論争の種になることをあえて言う。愛子内親王殿下がもし即位されれば女性天皇として9人目でいらっしゃる。日本の歴史と何も違うことはないが、古代のいわば知恵のように『ご成婚召されるな』『御子はもうけられません』――そんなことは言えるはずがないし、絶対に言ってはいけない。古代と現代では基本的 人権 に対する考え方が違う」 「護る会の考え方としても、古代と違って、皇族の方々におかれても基本的人権は貫かれるべきだ」 などと主張していた。しかし、記者から“愛子天皇も決して否定しないが、未婚を強いかねないということか”と問われると青山氏は、 「そういうことも考えに入れるべきだということ」 と述べたのだ。一連の発言について本誌は、青山氏の事務所に取材を申し入れたが、 「青山は現在、環境副大臣として政府に入っておりますため、取材につきましては控えさせていただいております」 との回答だった。 神道学者で皇室研究家の高森明勅さんはこう指摘する。 「女性天皇なら独身を通さなければならないかのような、歴史も知らず当事者の尊厳もないがしろにする提言です。はからずも男系限定論者の本音が、現在の価値観とかけ離れている本質があらわになったといえます」 メディア各社の世論調査では、女性天皇や女系天皇を容認するという声は9割に上る結果を報じたものもあるほか、愛子さまのご即位を望む声は高まっている。そうした状況下において、保守的な立場を示す政治家の発言の余波は小さくないとしつつ、前出の宮内庁関係者は続ける。 「昨今の『愛子天皇』論の高まりには、保守派の政治家や論客による反論の機運も高まっています。ただ『護る会』の主張は、“愛子さまが即位されれば、結婚や出産が許されない状況になりかねないが、それでもいいのか”と、女性天皇を支持する国民を威圧するような意図を感じました」 近現代の皇室に詳しい静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんは、次のように警鐘を鳴らす。 「昭和天皇は昭和21年元日に『新日本建設に関する詔書』(...