文春・電子版の会田弘継さんと岩間陽子さんの対談動画を面白く見る。「帝国の隠し方」という、”アメリカなんて自由と平等の国なんかじゃなくて、帝国主義のひでえ国だぜ”、という暴露本をネタに帝国主義の歴史を振り返りましょう。最大で最強力な帝国主義国家は、そう見えないように隠してるけど実はアメリカだ、という話。 話の内容はさほど目新しいことはなかったが、次の3点は意外というか、ああそうか、と気づかされた。 この会田さんというおじさんは対談が上手。うまく相手の意見を聞きながら、自分の意見を加えて膨らまして行く・・・対談が実に快かった。話の内容もさることながら、彼のうまい話術だけでも聞きもの。そして彼に乗せられて岩間さんがしゃべって、またそれに会田さんが乗っかって、という一種の漫才のような芸。 ①第一次世界大戦後、アメリカ(ウイルソン大統領以下)が「民族自決」「自由貿易」と言ったのは、植民地を持つ先輩帝国主義国家(イギリスやフランス)から植民地を取り上げてアメリカ産の工業生産物や農産物を輸出したかったから → それに逆らって日本は植民地を作り始めたんだから、そりゃ、お尻ぺんぺんされるわ。なお、ウィルソンは州知事時代、黒人差別を行った。 ②マニラは日本軍が行った唯一最大の市街戦の場所。沖縄、日本では市街地では戦わなかった。(戦う前に負けた)マニラ市民には多大な損害を与えた。フィリピン人は心の底でどう思ってるかは分からないが、日本人に対しては「日本人の占領もひどかったけど、アメリカ人だって似たようなもの」と言ってくれる。フィリピンは帝国主義を西回りで進めたスペインと 東回りで進めたポルトガルが最後にぶつかった場所。両国はそこから北上して日本にも来た。 ③スペイン・ポルトガルのカトリック流帝国主義はキリスト教の布教・天然資源が目的。対してオランダ、イギリスの帝国主義はプロテスタント流で布教もさることながら、商売・工業資源が目的。鎖国した江戸幕府が布教目的のスペイン・ポルトガルでなく、オランダを貿易相手に選んだのは卓見。江戸時代初期までに、日本には非キリスト教国では唯一そういう判断ができる文明というか技術があったのではないか? 閑話休題: 岩間さんは俺と同じく「なぜ、トランプみたいのが2回も大統領になるの?アメリカも病んでるんだよね~」と言う。それをうけて会田さん「アメリカの資本主義には...