投稿

芥川龍之介「ひょっとこ」「玄鶴山房」

芥川龍之介「ひょっとこ」より抜粋:  平吉はそこに二十歳までいる間に店の勘定を誤魔化して、遊びに行ったことが度々あるが、その頃、馴染みになった女に、心中してくれと云われて弱った覚えもある。とうとう一寸逃れ(いっすんのがれ)を云って、その場は納まったが、後で聞くとやはりその女は、それから三日ばかりして錺(かざり)屋の職人と心中していた。深間になっていた男がほかの女に見かえたたので、面当てに誰とでも死にたがっていたのである。 >> 京橋生まれの芥川が日本橋だか吉原を描いた江戸情緒を彷彿させる面目躍如の文章。しかし23歳でこれを書くってんだから、早熟の天才。「一寸逃れ」という言葉はいかにも江戸弁。 「玄鶴山房」より抜粋: 二両の馬車は霜解けの道をやっと火葬場に辿り着いた。しかしあらかじめ電話をかけて打ち合わせて置いたのにもかかわらず、一等の竈(かまど)は満員になり、二等だけ残っているという事だった。 >>火葬場の「おかま」(?)のことを「かまど」と呼ぶのも面白いが、一等とか二等があったとは初めて知った。

パナソニック不買運動!

 NHKのニュースで熱中症に関連し、エアコンの使用についてのアンケート結果を紹介する。このアンケート調査、10代、20代・・・と年代別にまとめてあるが、何と、60代までで70代以上は「対象外」だ。 おかしだろう。エアコンをつけないで熱中症で死ぬのは70歳以上が一番多いんじゃないか?にもかかわらず、70歳以上は人間扱いされていない。 このアンケートは「パナソニック調べ」と書いてある。パナソニックから人間扱いされてない70歳以上の老人は、不買運動しよう!

COPILOT、Geminiに負けてないじゃん

 芥川龍之介の「魔術」を面白く読む。 話は:インド人マジシャンに主人公が魔術を教わる。インド人から「魔術は誰でも簡単にできるが、唯一条件があってそれは”欲を捨てる”ことだ」と言われる。主人公はその条件を受けいれて魔術を教えてもらう。何日か後に、主人公は友人と賭けトランプをやることになって、ずっと勝ち続け、とうとう、その友人は「全財産を賭ける」と言い出す。主人公はつい、魔術を使って賭けに勝つ。その瞬間、目が覚める。インド人に催眠術をかけられて夢を見ていたのだ。インド人は主人公に「欲を出したから、あなたはもう魔術は使えない」と言われる・・・ これを読んで、”落語に似た話があったなあ”と思うが何の話か思い出せない。ただ、何となく”メクラが夢を見る話しに似てるかなあ”と思い、AIに「メクラが夢を見る落語って何?」と聞いた。 たまたま、マンションで工事をしていてWiHiが使えない。やむなくスマホのGeminiに聞く。「目が不自由な人が夢を見るというあらすじの落語は『心眼』です」という答。さすが、メクラなんて言わない。面白い。さて、同じ質問をしたら我がCOPILOTがどう答えるのか、興味が湧いてきて、後刻、同じ質問をCOPILOTにする。答えは: 結論から言うと、 「メクラが夢を見る落語」=古典落語『 心眼 』 のことです。 視覚障害の人物が「夢の中だけ目が見える」体験をするという内容で、まさにご質問のイメージと一致します。ああ、COPILOTも大差ないじゃん、と安心(?)する。ただし、”目が不自由”ではなく”視覚障害”という言い換えだ。 落語「心眼」は、Wikiに以下: 本演目の代表的な演者として知られた 8代目桂文楽 の口上によると、 三遊亭圓朝 が、盲人だった実弟の 三遊亭圓丸 の実体験をもとに制作したとされる 。(略) 特にサゲのセリフが有名な作品だが、「 盲(めくら) 」という差別用語や、盲人を間接的・直接的に差別するシーンが描かれることから、テレビで上演されることは少ない。 時代は 明治 の中頃、流しの 按摩 をしている盲人の梅喜。 浅草 馬道の自宅から 横浜 まで営業に行き、不景気で仕事もなかったので早めに帰って来たと語るが、顔色が悪いのを見て女房のお竹が事情を察する。「お前さん、金さんと諍いをしたね?」 そう優しく語られた梅喜は突然号泣する。実は家に飯代...

天皇制に向き合いましょう

AERA 2026年7月20日号に 内田樹が以下: (前略)   皇室典範改正に自民党が前のめりになっているせいでリベラル派の言論人たちも天皇制がどうあるべきかについて語り始めた。これは端的によいことだと思う。憲法第一条の「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く」はきわめて難解な条文である。「統合とは何か」「象徴とは何か」「総意とは何か」どの問いについても 国民的な合意が存在しない からだ。でも、これらの問いについて合意形成を目指すことは日本人の政治的成熟にとって不可避の責務だと私は思う。 >> 「憲法で言っていることが何を意味するのか未確認のまま80年も過ぎちゃった。マッ、いいか」・・・いかにも内田らしい。俺は「そんなんだから、民主主義なんて日本人には無理」と言う。内田は「今から憲法で言っていることの意味を探ればいい。そのことで日本人が政治的に成熟する」と言う。それも確かだ。俺と違って諦めが悪いところもいい。 >>  だが、立憲デモクラシーと天皇制を折り合わせるためにはどうしたらよいのかという困難な問いにまっすぐ向き合ってきたのは皇室の方たちだけだった。私たち国民はその問いをネグレクトしたまま80年を便々と過ごしてきた。だから、今皇室典範改正を前にしても理論的な準備がないまま「君側の奸」とか「皇位簒奪」というような死語を使うしかないのだ。 >> その通り。俺は、 立憲デモクラシーと天皇制を折り合わせるとは、矛盾を止揚することだ、と思う。天皇って君主だ。日本以外の君主は、自らの権力は神から与えられた、と称し、権力を振り回して横暴を極めた。それを押さえ込むために民草が憲法や民主主義というものを編み出した。一方、日本の天皇は君主でありながら、権力もパワーもなく、ただ国民の安寧を祈るだけだった。従って日本には国王の権力乱用を押さえ込むための民主主義なんて必要なかった。もちろん、例外的に権力を笠に着る天皇も現れた。そういう場合は、もっと実力・政治力のある権力者が担ぐおみこしの上に乗せられて天皇の権力はコントロールされた。この際も、天皇の権力をコントロールしたのは民草ではなく、天皇以外の権力者だった。そういう伝統の中で明治維新後、尊王攘夷実現のため、先輩の諸帝国を真似すべく皇帝に担ぎ上げられた天皇...

サッカーワールドカップ、アルゼンチンに身の毛がよだった

 対イングランドの準決勝。アルゼンチンの真骨頂をみた。前半ゼロゼロで後半イングランド先制。それから40分くらいの間はアルゼンチンの攻撃の凄さ、時間稼ぎのうまさだけを見せるショーになった。アルゼンチン・チームの素晴らしさ、と言うより本気を出した時の凄さ、恐ろしさに身の毛がよだった。 イングランドの先制がアルゼンチン・ショーを演出した。 先制されてからマジで攻撃し始めるアルゼンチン。イングランドのキーパーのスーパーセーブやゴールポストに守られ、アルゼンチンは中々点が入らない。それでもしつこく攻め続けるアルゼンチン。メッシがボールを奪われた時には、俺は「メッシも疲れてるな、もうアルゼンチンはダメだろう」、と思った。それから右ウィングに出張ったメッシのアシストから2点。2点目は意表を突かれた。背の高いイングランドバックスに向かってクロスをあげても無駄だろう、と思っていたが、しつこくクロスを上げ続けて2点目を入れた。1点目のようにミドルシュートを打つか、細かいパスで中央突破か、ウィングからのクロスか、といった攻撃の選択肢を自在に使い分けられる力がアルゼンチンチームにはあった。 逆転してからのアルゼンチンの絶妙な時間稼ぎ。わざとファールをもらったり、体が痛い振りをして転がったままでいたり。 逆転までの本気の攻撃の凄味と、逆転後の狡猾な時間稼ぎ。その対比、変身ぶりが素晴しかった。こんなことは監督の指示によるものではない。百戦錬磨の選手たちが勝手に判断して試合を進める。そこも凄い。久しぶりに身の毛がよだった。 閑話休題: 上述のゲームをNHKで見た後もNHKを見ていたら、なつかしい、晴山さんが天気予報。ヘアースタイルが変わったせいか、カジュアルな様子になって魅力が衰えたような・・・

日経平均株価と俺の持ってる株の価格

 日経平均株価は6月22日に史上最高の72,831円を記録した。この頃まではAI・半導体関連株が馬鹿みたいに上がっていた。それがAI・半導体関連株が一部下がって7月15日の日経平均終値は68,751円になった。(約6%下落)一方、俺の保有する株の時価総額は約180万円(約5%)上がった。 この1月間で一部のAI・半導体関連株は売られ、他のセクターの株が買われたのだ。俺はAI・半導体そのものズバリの株は持っていない。関連する業種の株は少しは持っている。これらの株価はそれほど落ちなかった。金も下げた。 2月末イラン戦争が始まって石油価格変動の影響を受けないAI・半導体関連株価は買われ、それ以外の株は売られ、石油が買われた。それが7月に入ってイラン戦争終結交渉の進捗に石油価格が影響されないようになり、同時に、AI・半導体関連株はピークを迎えて売られるようになって、逆転現象が起こった。もし仮にイラン戦争が本格化し再び石油が値上がりするようなら、再び株が売られ、石油が買われるだろう。 それとは別に、AIバブルが弾ける可能性は高い。これが起これば、日本の株価は2割方下落するという見立てをするひとが多い。 それから韓国の株価はSKハイニクスとサムスン2社の比率が異常に高い。これが大きく下がるのがAIバブル崩壊のきっかけになるかもしれない、というのがユルマズさんの意見だ。

ムール貝もうまい!

 期限切れが近いと言うんで冷凍ムール貝が3割引き。さっそく買ってアヒージョで食す。例によって、ブロッコリーと冷蔵庫にあったカボチャを合わす。 これが実にうまい。今まで喰ったムール貝の中でぴか一だ。あさりに比べると、身が大きいからいい。加えて、ブロッコリーの茎。相変わらずうまい! ムール貝という代物、あまり好んで喰うことはなかったが、うまいネ。 食う前に心配だったのは、あさりみたいに大きく口を開けないことだ。中途半端に開いた口。上さんからも「大丈夫?」と聞かれるが、口が開いてから3,4分火を通したから大丈夫だろう、と思う。その判断が正しかったかどうかは今夜の腹の具合で分かるだろう。 閑話休題: 冷凍食品の賞味期限って何だろう?もともと1年くらいで設定されてるんじゃあないか?しっかり冷凍されてれば、それが1月や2月後になったってどうってことはない。まあ2年3年経つとちょっと気になるが・・・