”中村格警視庁長官の退職金8000万で鬼塚友章本部長はどのくらい?”はやめられないのか?
ソロモンNewsというサイトで安倍元首相暗殺事件で引責辞任する警視庁関係者の退職金を詮索する記事。この記事自体が卑しい興味をそそるもので不快だが、不快にとどまらず、さまざまなSNSその他の「もらい過ぎだ」「引責辞任するならゼロだろう」といった趣旨の書き込みを紹介・拡散することは日本国にとってよくない。この人たちが、警視庁(ひいては日本国)をもっと弱く、悪くしようという意図をもっているなら結構。仮に正義感からこんな記事を拡散したとしても、警視庁に入ろう、警官になって日本の治安維持に貢献しようという若者がいなくなってしまう、ということだ。(「8000万ももらえるなら警視庁に入ろう」、という変わり者は稀だろう)結果ますます警視庁・警官の質は落ちる。しかし、こんな記事が多く読まれるから、と言われれば返す言葉はないが…
佐藤優さんが言っているが、81年前、日本が負けると分かっている戦争を始めたのは軍部に限らず、国民が「正義」という価値偏重で欧米の白人支配からアジアを解放するという理念だけが肥大化した結果だ、と。「あいつは正しい(=「神」だ)」、「あいつは間違っている、やっつけろ」、と正義を振り回すだけでは事態は良くなるどころか悪化する。これはウクライナ戦争にも、統一教会にも言えることではないか?
俺に周囲にも「正義」を振りかざす輩がいるが、首をかしげるネ。正義の剣でぶった切るだけでなく、どうしてそうなるのか?どうしたらそれを改善できるのか?を考えないと。
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