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6月, 2024の投稿を表示しています

島田珠代 辻本茂雄 師弟関係

COPILOTで「島田珠代 辻本茂雄 師弟関係」と入れる…答えは:   島田珠代さんと辻本茂雄さんは、お笑い界で親子のような関係を築いています。島田珠代さんは吉本新喜劇の代表的女優であり、辻本茂雄さんは同じく吉本新喜劇のメンバーです 1 。彼らは共演していることもあり、お互いに心の支えとなっているようです 2 。また、辻本さんは藤井隆さんとも仲が良く、一緒にいることが多いため、辻本さんの妻が藤井さんとの関係を疑ったこともあるそうです 3 。親子や友情のような絆が、お笑いの舞台でも感じられるのでしょうね。 4 辻本茂雄と藤井隆が怪しいって…なんとなく分からんでもないけど。 それはともかく、新喜劇で辻本ー島田の共演を見ると、島田は辻本を師匠と思っているし、辻本も島田を一番弟子と見ていることが分る。島田の「パンティーテックス」を見る辻本。他の共演者は拍手をしてリズムを取るのだが、辻本だけは腕組みしてじっと島田の所作を見ている。何かをチェックするように。また、辻本の前でパンティーテックスを演じる島田も普段と違ってやや緊張ぎみだ。二人の絡みは多分、台本なしのアドリブ合戦だ。辻本は若手にアドリブをしかけて鍛えるが、島田が一番いい反応をし、一番育ったのだろう。 吉本新喜劇は理想的な若手育成システムを有している。

米国で黒人奴隷事件(中央日報)

中央日報に以下:  米国である白人夫婦が黒人の子どもを数人養子にして倉庫に閉じ込めて奴隷として働かせていた容疑で起訴された。 27日(現地時間)、abcニュースなどによると、ウェストバージニア州シスンビルに住むドナルド・レイ・レンツ(Donald Ray Lantz、63)とジーン・ケイ・ホワイトフェザー(Jeanne Kay Whitefeather、62)夫婦は昨年10月に児童虐待、人身売買などの容疑で警察に逮捕された。 >>> 実に興味深い。事実かどうかは別にして、こういう突拍子もない人間が自由に生息するのがアメリカだ。アメリカらしくて嬉しくなる。 保釈金を巡って、 当初、夫婦には各20万ドル(約3220万円)の保釈金が策定され、夫婦は家や牧場などを売って保釈金を用意した。 しかし検察は「この資金は(子女の)強制労働により作られたもの」としながら保釈金の上方修正を裁判所に要請した。これに対して裁判所は夫婦の保釈金をそれぞれ50万ドルに引き上げた。 というのもアメリカらしい。

「恐ろしい置き土産、どうしてくれるんだ」 立憲・泉氏が維新批判

立憲民主党・泉健太発言が 朝日新聞デジタルに以下: 維新は、第2自民党という立場は金輪際やめにしてもらいたい。現時点では(与党か野党かわからない)「ゆ党」だ。(次期衆院選の野党連携は)ふらふらしているなら一緒にできない。自民党と戦っていく路線で覚悟を決められるかどうかが問われている。 これだから、炎上屋に絶望されるのだ。 立憲民主党は自民党と戦うためにあるのではない。政権を取るためにあるのだ。自民党政権をひっくり返すためにあるのだ。同じ土俵で予定調和で戦っているから自民党だろうが立憲民主党だろうが維新だろうが共産党だろうが、みんな一緒くたにオワコンなのだ。それにバカバカしくなり絶望するのだ。

皇位継承問題の解決をこじらせている最大の阻害要因 高森 明勅 によるストーリー

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プレジデントオンラインに以下:  そもそも皇位継承の未来が不安定化している背景は、今の皇室典範が抱える「構造的な欠陥」による。その構造的な欠陥とは、とっくに排除された側室制度があってこそ持続可能性を期待できた明治以来の「男系男子」限定ルールを、“一夫一婦制”の下でも見直さずに維持しているミスマッチだ。しかも、しばらく前から“少子化”というトレンドが加わっている。これでは行き詰まるのは当然だ。 >>その通りだ。天皇家だけ例外的に妾OKとはできないのかなあ?どうせ、皇族の方々は下々の者の権利や義務が適用されない例外なんだから。 ところでこの記事に付いていたこの写真、悪意を感じる。プレジデントオンラインは、愛子様を時期天皇にしたいのか???

ん?そもそも・・・

朝日デジタルに以下:  起訴状によると、米兵のブレノン・ワシントン被告は昨年12月24日、沖縄本島中部の公園で、少女を誘って車に乗せ、自宅に連れ込み、少女が16歳未満と知りながら、同意を得ずに性的な行為をしたとされる・・・沖縄の少女強姦事件の記事 ある民主党出身のコメンテーターは「見ていて、痛々しく感じた」と述べ、民主党は今からでも大統領候補を代えるべきだと示唆しました・・・バイデンVsトランプの討論に関する記事 そもそも: 強姦された沖縄の16歳少女は無防備すぎないか?無理矢理車に乗せられたわけじゃあなさそうだ。男、特に米兵には注意しよう、ともっと注意しないのか?近年、こういう無防備が目立つ。オレオレ詐欺しかり、沖縄に限らないが男にやられる女しかり。 バイデン以外を立てられない民主党はもうオワコンじゃあないか?つまり、アメリカの民主主義はオワコンじゃあないか?

袋を梟(フクロウ)のウを発音しない言い方で言われる

 関西弁なんだからいいだろう、と言われれば反論できないが 袋を梟(フクロウ)のウを発音しない言い方で言われるのは耐え難い。 この言い方だとクがやけに強調されてしまう。平板にフ・ク・ロと言えばいいものをわざわざ フ ク⤴ ロと言う。どうしてもいやだ。

ほぼ全裸ポスター掲出の白塗り候補がXで主張していた意外な公約

支持を集める選挙ポスターとは?臨床心理士が分析 NEWS ポストセブンに以下: (臨床心理士・経営心理コンサルタントとは岡村美奈さん) (前略) ポスターを貼ったのは白塗りメイクで“ジョーカー議員”を自称する河合悠祐候補(43才)。ポスターのモデルはレースクイーンなどで活動する桜井MIU。ほぼ全裸になっていたのは候補者本人ではなかった。桜井はスーツ姿で河合候補と一緒にポスターを掲示板に貼る姿を自身のSNSにアップ。ポスターには「表現の自由への規制はやめろ。モザイク解禁」と記されていたという。  掲示板を見た人々から「子供に見せられるか」と批判が殺到。警視庁にも苦情が寄せられ、候補者は警視庁に呼び出され警告を受けたという。当然だろう。桜井ともども東京都の迷惑防止条例違反(ひわいな言動)に違反する可能性があるらしい。それについてはNEWSポストセブン『《都知事選「ほぼ裸ポスター」問題》自らの”みだら写真”を貼った女性は迷惑防止情勢違反にあたるのか 弁護士の見解は』に詳しく書かれている。河合候補自身は、「 前例に倣い 、合法の範囲内という認識でこのポスターを作製した趣旨」と公式Xで説明しているが、ポスターは剥がしていくという。  さて今さらだが、河合候補のXで公表されている公約の中には“動物殺処分をゼロにします!”といったものもある。コロナ禍ではペットブームが起こり、タレントたちの保護活動を写し出した番組はテレビでも人気のコンテンツだ。もし候補者がこの公約を前面に押し出し、保護犬や保護猫と写っているポスターを作製し掲示していたら、与えるインパクトも印象もかなり違ったのではないだろうか。しかし今回のようなほぼ全裸のポスターの掲出では、名前を売るどころか、人騒がせな目立ちたがり屋でしかない。   白塗りのコスプレは目立つ。しかし、それが選挙結果につながるとは思えない。不気味さは選挙にはマイナス要素でしかない。選挙にとって変に目立つより顔の美醜の方が重要、魅力的な顔が選挙結果を左右するからだ。容姿が優れる候補者ほど選挙でより多くの票を得る傾向があることは、これまでの研究結果でも知られている。  日本人にもこれが当てはまる。RIETI(独立行政法人経済産業研究所)の研究プロジェクト「人々の政治行動に関する実証研究―経済産業面での政策的課題に対するエビデンスベースの処方箋の...

山茱萸がよく効くので買い足す

 山茱萸は素晴らしい。 3週間服用し続けた結果、 血圧は120くらいで下げ止まったが、 夜間尿は大分改善され、睡眠が改善されて、気力と言うか、やる気が出て来る。 腎臓、尿管、膀胱、前立腺・・・といった一連の泌尿器全般が機能を回復している感じがする。 残尿感もなくなった。 加えて、体温を上げるというか、代謝をよくする効果もあるのではないか?ほてってるのとは違う発熱を感じる。免疫もよくなったと思ってプラズマ乳酸菌もやめた。 試しに買った100gの粉末がそろそろ終わりに近づいた。100g 3000円で結構高価なので買い替えを検討する。YAHOO!ショッピングで500gで5500円というヤツが見つかったのでそれを発注。配達されたら思わぬ手紙が同封されていた。面白く、またビックリしたので全文を以下に記す。 綺麗な梱包が出来ず申し訳ございません 宅配便の値上げを受け、レターパック・メール便・定形外郵便等を利用しております。 梱包が綺麗ではありませんが、ご容赦いただきますよう、お願い申し上げます。 これからもよろしくお願いいたします。 >>>ショップのレビューにも「速かった」、「梱包が綺麗だった」など俺には意味不明なコメントが多い。最近のお客様は「宅急便の綺麗な梱包」でないとご満足いただけないのか?俺は無暗に大きい段ボール箱や、はがすのに手間のかかるテープ止めの方がよっぽどイヤだ。中身にダメージがなければ汚かろうと不格好だろうと一向にかまわない。綺麗な梱包をするために余計なコストをかけ、無駄な包材を使う。日本の製造業が競争力を失った要因の一つだ。綺麗な梱包を自己目的化しちゃあ駄目だ。(一番の敗因は「何を作れば売れるのか?」を考える力がなかったことだと思うが) 話は飛躍するようだが、先の大戦で、当初、ゼロ戦の性能は優れ、またパイロットは運転技術に優れた神様のような人が多数いた。ところが飛行性能及び運転技術の向上が自己目的化してしまった。1年2年経つうちに、神様パイロットは死に絶え、ゼロ戦の製造もままならなくなった。一方、アメリカはゼロ戦と戦う飛行機にカメラを取り付けてゼロ戦の映像を撮りまくり、どう攻めたらゼロ戦は落とせるか研究し、その研究成果をパイロットに教え込み、飛行機の設計にも反映し、飛行機を大増産し、パイロットも増員した。 梱包なんぞにうつつを抜かしていると負けるぞ!...

談志が語る手塚治虫(4) おとなのEテレタイムマシン 知るを楽しむ より

 1988年、手塚治虫が癌で亡くなる直前、談志の弟子の高田文夫のパーティーに顔を出した。 手塚先生は、パーティ-会場の入り口に立ち止まり、談志に向かって一生懸命手を振ったが、それ以上近づいては来なかった。談志も手を振り返しただけで、近づこうとしなかった。談志は「手塚先生はさぞかし痩せさらばえていたと思う。その姿を見られたくなかったし俺も見たくなかった」と言う。 入院中の手塚先生は相変わらず無茶な仕事をし続けていた。その手塚先生が癌をおして最後のあいさつに来る。談志はその手塚先生の姿を見かけた瞬間、近づいて感謝の念を表すのは野暮だ、と直感する。 片一方は「元気でバリバリ仕事する手塚治虫」を演じ、片一方は見た瞬間にそれを痛いほど感じてそれを演じる心根を傷つけまいとする。近くで痩せさらばえた姿を見ることは「元気でバリバリ仕事する手塚治虫」というイリュージョンを台無しにすることだ。遠くから一所懸命手を振り返すことで感謝を精一杯表し、最後のご挨拶をした。 この番組、2005年に放送されたものの再放送だ。こういうネタを沢山持ってるからNHKをぶっつぶされては困る・・・ 俺は談志師匠の落語で感心したことも笑ったこともない。ただし、こういう「芸談」というか、師匠がリスペクトする先人・・・フレッド・アステアや色川武大さん・・・について談じるのはは好きだ。それから師匠が照れながらやるジョーク・・・あまり笑うことはないが感心することは多い・・・「金正日万歳(キムジョンイル、マンセー)!」には腹を抱えて笑った。最高傑作だ。

エーミールと三人のふたご を読んで

 「エーミールと三人のふたご」は1935年にドイツ人エーリヒ・ケストナーが書いてスイスで出版された。(ケストナーはナチに睨まれていてドイツでは本が出せなかった)ドイツの児童文学というと「モモ」という女の子が出て来る、時間をお金の代りに貯金する・・・という話が有名だが2つの作品とも、忙しくて大人が見失ってしまったものを思い出させてくれる、ほのぼの感が残る作品だ。 この本も訳者、池田香代子さんの名訳のおかげで素晴らしい読み物になった。大人が心が荒んだときに読めば癒しになると思う。 エーミールは15歳の夏休み、おばあちゃんや友達と一緒に、海辺にある友達の別荘に泊りがけで遊びに行く。そこでふたごの兄弟と親父(実はこの3人は全く血のつながりはない)のアクロバットを見る。ふたごの兄弟のうち一人が成長が早すぎて親方(親父)のやろうとしてる芸に合わなくなって、親方に捨てられるのだが、それを知ったエーミールたちが親方にかけ合って、捨てられる子のために親方から50マルクの手切れ金をせしめたり、近くの子供たちから募金を集める、という話。アクロバットの親方が大きくなってしまった子の代りにエーミールの友達で背の小さい子供をスカウトしようとするところから「三人のふたご」という題名になった。(のだと思う) さて、エーミールは美容院をやってるお母さんと二人暮らし。父親はもう亡くなっているが、そこにイェシュケという警部と母親との再婚話が持ち上がる。エーミールは自分一人で稼いでお母さんを幸せにしようと思っていたのに、別の男が現れて戸惑うがお母さんに幸せになってもらいたいという気持ちの方が勝って、結婚に賛成しようと決める。でもモヤモヤが残っている。友達の別荘に行ったとき、お母さんの再婚についておばあちゃんと話しをした: 「これからも、お母さんは何も知らないんだ。でもぼくは、こんなことになるなんて、思っても見なかった。ぼくたちは、一生いっしょなんだって、思ってた。ぼくたちふたりだけで。でも母さんはイェシュケさんが好きなんだ。それが、決定的。ぼくは、母さんにぜったい気づかれないようにする。」 「ほんとに?鏡を見てごらん。犠牲を捧げる者は、犠牲の子羊みたいな顔しちゃいけないの。わたしはおばあさんで、目もかすんでいるけど、あなたの顔色は、めがねなしでもちゃんとわかる。いつか、母さんは感づくよ。それからじ...

「残りの人生を賭けて闘う」KADOKAWA・角川歴彦元会長が「人質司法」で6月27日に国を提訴へ

7月4日付けの文春に以下: 大手出版社KADOKAWAの元会長・角川歴彦氏(80)が、明日6月27日、国に対して2億2000万円の損害賠償を求める訴訟を提起することがわかった。また、同日13時から東京都内で記者会見を開く。  今回の提訴に先立って、角川氏は「 週刊文春 」とジャーナリスト・浜田敬子氏の独占インタビューに応じ、国家賠償請求訴訟を提起した理由などを明かした。 「人質司法のあり方」を訴えたい  角川氏は2022年9月14日、東京五輪のスポンサー選定をめぐる汚職事件で東京地検特捜部に逮捕された。元部下と共謀の上、五輪組織委員会元理事の高橋治之被告に賄賂を渡してスポンサー選定を依頼したという容疑だった。 角川氏は聴取に対し、一貫して容疑を否認。そのため、226日にわたって勾留され、2023年4月27日にようやく保釈が認められた。  角川氏が語る。 「僕がこの裁判で訴えたいのは、『人質司法のあり方』です。国家賠償請求の形を取っていますが、賠償金が欲しいわけでもありません。  司法のあり方、検察の捜査手法そのものを問う裁判を起こすことは五輪汚職の裁判にマイナスな影響を与えるかもしれない。それでも僕は日本の人質司法の非人道性、違法性を知ってほしい。憲法や国際人権法に照らせばどれほど人権を侵害しているのか」 「残りの人生を賭けて公共訴訟という形で問いたい」  弁護団に名を連ねるのは、「無罪請負人」とも呼ばれる弘中惇一郎弁護士のほか、団長は村山浩昭弁護士が務める。村山氏は2014年、袴田事件で「袴田巌さんは無罪の可能性が高い」と再審開始が決定された際の裁判長だった人物だ。  村山氏はこう指摘する。 「人質司法そのものが憲法違反で、国際人権規約からみて人権を蔑ろにしていることを問うのはこの裁判が初めてだと思います」 そして、角川氏はこう語気を強めるのだった。 「僕は残りの人生を賭けて公共訴訟という形で問いたいのです」 >>>カルロス・ゴーンが逃げ出し、江川紹子さんも数年前から取り上げている「人質司法」。 以下、3月22日付け YAHOO!ニュース エキスパート に記載された江川さんの意見; 「無罪推定」はどこへ?~人質司法と貧困な拘置所医療を追認する東京地裁の人権感覚・冤罪大川原化工機事件 冤罪・大川原化工機事件で、勾留中に体調を崩し胃がんが見つかった後も保釈が認められず...

嗚呼、天声人語

6月25日付け朝日 天声人語より:   ▼まったくひどいものだ。立候補した56人のうち半数近くを同じ図柄が占める。しかもそれが犬の写真だったり、都政と関係のない動画サイトへ導く女性の顔だったり。風俗店の広告にあたるとして、警告を受けたケースもあったようだ▼どれも「NHKから国民を守る党」が得た枠だ。24人を立てて掲示板のスペースを確保し、ビジネスのようにそこを事実上販売した。公職選挙法で禁じられてはいないというが、そんな 常識やぶりは先人たちにとって論外 だっただけだろう。1人を決める選挙に複数の候補者を立てることが、そもそも 道理を外れて いる▼選挙運動はなるべく自由であった方がいい。しかし、 制度そのものを嘲(あざ)笑うかのような行為を野放しにしては、選挙への信頼が揺らいでしまう 。何か 手当 てが必要だろう >>>やっぱり天声人語だ。トランプがCNNの報道に対して「フェイクだ!」「魔女狩りだ!」と言う気持ちが分かる。 トランプはオワコンとなった既存のメディアが既存の常識で「確か・正しい」と判断する情報に対して「フェイク」と断ずる。トランプの世界観・常識では「きれいごと」「オワコン」「保守反動」だからだ。オワコンのメディアがオワコンの民主主義・資本主義を守ろうとして人々を苦しめている(ディープ・ステート)・・・トランプは「今まで通り」に絶望し、否定する。絶望してるから滅茶苦茶で奇矯な言説が多い。矛盾することもあるが、それでも「俺はオワコンの政治家やメディアよりはまし。」と居直る。 選挙に負ければ「選挙が間違っている」と狂信的なことを言う。だって、オワコンな選挙制度なんだから。トランプは選挙で大統領を選ぶという制度そのものをオワコンと思っているのかもしれない。 「魔女狩り」とはうまいこと言ったものだ。トランプは、非難・否定されると、自分を非難・否定した者・組織を、終わった(間違った)常識・世界観に捉われて魔女狩りをしたカソリックになぞらえる。 天声人語氏の常識、見えている世界とN党の皆さんの常識、見えている世界が違う。(180度違う、さかさまと言ってもよい)。 「制度そのものを嘲笑うかのよう」ではない「こんな道理を外れた選挙制度、論外でどうしようもない。信頼しろってー?ふざけんじゃねえ、笑うしかねえだろう!」とN党の皆さんはハッキリと嘲笑っているのだ。 天...

嗚呼、ジェンダー

 孫(女の子)が、「シュープ」「シュープ」と言って、ミッフィー人形にスープを上げる。「ままごと」だ。スプーンを口元に持っていってあげる。ミッフィー人形にエプロンをさせ、顔を覗き込む。母親顔だ。いつも自分が母親にしてもらってることを真似してる。 この様子を息子の嫁さんが動画で送ってくれる。 女の子らしくてかわいい、としみじみ思う。 そう思いながら、これを「女の子らしくてかわいい」って言うと、「ジェンダー」と非難されるんだろうなあ、と思う。 「女は赤ん坊の面倒を見るものだ」という偏見、差別と非難されるだろう。 絶対おかしいと思う。女は女らしくて何が悪い? 「らしい」がご法度になるようなことはないんだろうか??? そのうちに「子供らしくて可愛い」というのも言えなくなってしまいはしないか、心配だ。 しかし、どうしてこんなことになったか、どうすればこれを止められるのか? 佐藤愛子さん同様、嗟嘆するしかない。

麗子流レアチーズケーキ

ETV きょうの料理。山本麗子先生・・・素晴らしい。  なんと、クリームチーズ+生クリーム+卵黄にパルメザンチーズのすりおろしを混ぜ、ゼラチンで固めるという。バニラビーンズも入れろと。 俺にはケーキにパルメザンチーズを入れようという好奇心・冒険心はない。 「パルメザンチーズって男性が好きですよ」という科白がいい。 ゼラチンに水を加え、レンチンで温める。それからクリームチーズもレンチンして予熱。 かと思うと、別の「チョコレート・ムース」ではチョコレートは湯せんで溶かす。これにブランデーを加えるのだが、相棒の、片山アナが「お子さんやお酒の弱い方は~・・・」と言いかけたら、またまた名言。「お酒でこのお菓子はおいしくなるのでお子さんには食べさせないようにしましょう。お酒の弱い人には強くなってもらいましょう」だって。 「子供は我慢しろ」・・・好きだなあ。正しく「麗子流」

つばさの党、何か(報道)してくれ!!!

 獄中立候補した黒川代表。ポスターはうちの近くのポスター掲示板に貼ってあるけど、それ以外は何のアクションも報道なし。 ポスターも自民党のみたいにまともな感じだ。面白さなし。 実はつばさの党は何かやってるけど、メディアが報道をしないのか? それとも本当に何もしてないのか? 淋しいネ。知りたいネ。 まだ選挙戦序盤。今週中には何かやってくれるかな???

今度は中日スポーツに都知事選記事

中日スポーツに以下:   N党は寄付をすれば、都知事選のポスター掲示板に内容やデザインが自由なポスターを貼ることができる行動を取っている。これに反発する声が多く上がっていた中での今回の報道に、X(旧ツイッター)上には「 下品 の一言」「果てしなく 低俗 」「発想が 中学生レベル で都民にとって 迷惑千万 。 法律に抵触しなければ何をしても良い訳ではない 。都知事選挙をなめるな」などと非難のコメントが殺到した。  「これが合法なんて 世も末 ですね」「もう、何でもありになりすぎて都知事選期間中とは思えなくなってきた」「なんでルールを作る側が ルール違反ギリギリ を攻めてくるんだ。めんどくせぇ奴だなほんとに」とあきれる声も目立った。 >>下品、低俗、中学生レベル、迷惑千万、法律に抵触しなければ何をしてもよい訳ではない、世も末・・・すべて現行の自民党、立憲民主党その他が行っている政治に対する批判・非難でもある。N党その他の人達は「みんなそれに気づいてくれ~」と訴えている。 ルール違反ギリギリならまだ可愛いい。自衛隊は明らかな憲法違反だ。それを 現行の自民党、立憲民主党その他は違憲のままで何十年も放置だ。そしてそれを日本国民も何十年も放置だ。これが「法の支配する」放置(法治)国家だ。

東スポWEBに都知事選の記事

東スポWEBに都知事選記事。  (前略) これらポスター騒動に対して有権者も怒り心頭のようで、選管には苦情の電話が殺到しているという。もちろん怒っているのは都知事選を戦う他陣営も同じだ。 ある陣営の関係者は「ひどい。われわれは真面目に当選するためにやっているし、ほとんどの陣営がそうだろう。当選を目的とせず目立つために、 選挙をバカ にするためにやるのは法律で取り締まるべきだ」と、うんざりした表情で話した。 さらに「選挙結果には影響はない。が、 選挙をバカにしていいという退廃的 な空気を醸成することになりかねない。悪貨が良貨を駆逐するような、悪質化、先鋭化が起きて、社会が悪い方向に行くのではないかという不安がある」と、社会不安が加速する恐れがあると訴えた。 国政からは法改正の声が上がっている。自民党衆院議員で弁護士の三谷英弘衆院議員はXで「お金もらって、風俗サイトに繋がるリンクを公営掲示板に掲示させる行為、それによって選挙の運営が阻害されているとすれば、偽計業務妨害とか、もしかしたら 公選法違反( 選挙妨害罪?)とかで立件できないものだろうか…。少なくとも次以降の国会で適正な選挙のあり方は議論しないとですね」と言及した。 政界関係者は「公選法上OKならOKというわけではなく、今回のように風営法上の問題があれば、警告があり得る。ジョーカー議員には迷惑防止条例で対応できた。公選法の改正がなくとも現行法で対処可能です」と指摘。また「選挙報道に影響が出ている。 政策面よりポスター問題に注目が集まってしまっている 」(同)と、影響は出ているとした。 >>> 選挙をバカにしていいという退廃的 ・・・日ごろ、したり顔で、政治家や官僚をバカにした言動を繰り返すコメンテーター、インフルエンサーを大々的に取り上げるTV、新聞その他のメディアは、若者から政治家や官僚になろうと言う気を失わせ、政治に対する興味を持たないように仕向け、頽廃的にしていないか???選挙の時だけバカにする方が影響力は小さいんではないか??? 三谷英弘衆院議員は公職選挙法を読んだことがあるんだろうか?次に1条から5条までを示す: (この法律の目的) 第一条  この法律は、日本国憲法の精神に則り、衆議院議員、参議院議員並びに 地方公共団体の議会の議員及び長 を公選する選挙制度を確立し、その選挙が選挙人の自由に表明...

斎藤幸平、大丈夫か?

サンケイスポーツで斎藤幸平のTV(TBSサンデージャポン)での発言を取り上げた。俺はこの発言をリアルタイムで聞いていたが、TVに向かって「斎藤幸平、駄目になったな。TVなんかに出てる場合じゃあねえぞ」と言ってしまった。 大人が民主主義の危機をはっきり批判する必要がある、 と言うならまず、斎藤幸平が自分で、サンジャポ(その場)で民主主義の危機を批判し、危機を脱するにはどうすべきか言うべきだ・・・そんなことしたら炎上してTVには出られなくなるだろうが・・・ 俺には彼がひどいと非難する炎上屋たちは、民主主義の危機をみんなに知らせようとSNSで炎上させて訴えているし、もし逮捕でもされれば「これが法治か、これが民主的か?」 と批判する構えができている、と思う。 俺は斎藤幸平 をマルクス主義を単に研究・紹介してるだけでなく、実践する者と思っている。彼は腐った資本主義やその上に乗っかった民主主義を革命でひっくり返ししたいのではないのか?どうして「今の民主主義は腐った資本主義の上に乗っかっている。だから資本主義をひっくり返せば腐った民主主義もひっくり返る」と言わないのか?彼の非難する炎上屋の方が、まだ腐った民主主義をひっくり返す可能性が大きい。 元官僚の 岸博幸氏の言う民主主義とマルクス主義研究・実践者の斎藤幸平の言う民主主義とは同じものか?まず、民主主義とは何か?というテーマで色々なご意見をもった皆さんを集めて意見を戦わしてもらったらどうか? ちなみに俺の民主主義の定義は「有期限の独裁制」だ。 俺は斎藤幸平の革命思想は知らない。しかし、マルクス主義と言えば、行き詰り矛盾にまみれた資本主義を革命でひっくり返す、だろう。TVなんかに出てないで革命にいそしんだらどうか??? 以下、サンスポ記事:   東大准教授の斎藤幸平氏が23日、TBS系「サンデージャポン」(日曜前6・54)に出演。東京都知事選(7月7日投開票)での候補者ポスターの掲示板を巡る問題について私見を述べた。 番組では、56人が立候補した都知事選でポスターを張る掲示板が48人分しかないためクリアファイルで対応していることやスペースの売買、ぼぼ全裸の女性のポスターが掲示されたことなど一連の問題を伝えた。 斎藤氏は「ひどいと思う。真面目な方法でSNSを使うのは構わないけど、いわゆる炎上させてビュー稼ぐ。炎上商法、そのや...

佐藤愛子「九十歳。何がめでたい」 痛快!(13)

 「答えは見つからない」を全文引く: 広島県府中町の中学三年生が、身に覚えのない万引きをしたと記録され、高校への推薦を出せないと教師からいわれて自殺したと言う傷ましい事件が起こった。万引きがあったのは二年前のことで、パソコンの入力時に間違って入力されたままになっていた。別人の万引きが少年のしたことになっていたのである。それを信じた女教師から、あなたは二年前にコンビニで万引きをしてるわね、と言われた時、彼は「はい」と答えてと言う。なぜ、「はい」などと言ったのだろう?万引きは彼にとって寝耳に水の言葉である。なのに「はい」といった。「はい」といえば万引きを認めたことになるのに。「はい」ではなく「はぁ?」だったのかもしれない。それを教師が「はい」と聞いてしまったのか?何しろ二人だけの会話だから分からない。彼自身も分からないのかもしれない。頭が真っ白になって、とりあえず「はい」と言ってしまったのかもしれない。この返事が少年の運命の岐路になった。教師はそれを事実と信じて、あっさり高校推薦は出来ないという結論だけを宣告した。ここで何らかの言葉をかけていれば(お説教をするにしても、慰めるにしても、こういう場合教師なら生徒に「何か言ってやりたい」という気持ちになるものだろうに)、少年も本当の事を訴えただろうに。スピード違反を見つけた警官じゃないんだから、テキパキとことを運べばいいというものじゃないだろう。少年は抗弁もせずに泣いて無実を訴えることもしなかった。そうしたいと思う前に彼は絶望していたのだ。 -どうせ何を言ってもわかってくれない。そう思っていた。もしかしたら今の教育現場、教師と生徒との関係はそういうものになっているのかもしれない。少年は親にも相談しなかった。何かの報道で、「相談しようと思ったが、親が忙しくてその暇がなかった」と彼が言ったと言うのを見たが、ことは「忙しいから相談するのはやめておく」といったたぐいの話ではない。人一人の一生が決められてしまうような重大な問題だ。だが彼は真実を訴えたいという気持ちを捨てていた。学校の教師だけでなく、大人というものにしらずしらず絶望していたのかもしれない。ふりかかってきた災厄に抵抗しようとさえ思わなかったのである。 何をしても無駄だ・・・ いまさら言っても仕方ない・・・ 思うことはそれだけだった。 少年の心のうちをそう忖度すると...

佐藤愛子「九十歳。何がめでたい」 痛快!(12)

 ヴァイオリニストの高嶋ちさ子さんが、息子さんの「ニンテンドー3DS」を真っ二つに折って壊した。平日のゲームは禁止と言う決まりを9歳の息子さんが破ったからだという。その顛末を高嶋さんが新聞のコラムに書いたところ、忽ちネット上で大炎上した。それを「ゲーム機バキバキ事件」と言うそうだ。ネット上の大炎上とは「子供への虐待」「やり過ぎ」とか「子供の気持ちを分かろうとしない親は馬鹿」とか、「任天堂に謝れ」なんてものまであったらしい。当節は興奮すると味噌もクソもいっしょくたにして文句を楽しむ人がイチャモンをつけて留飲を下げる趣味と言うか、生き甲斐というか、いや、流行性の病のようなものというべきか。イチャモンつけの元祖である私でさえただ呆気にとられるばかりである。 高嶋ちさ子さんの気持ち、約束を守らなかった息子さんに腹を立ててゲーム機を二つに折った気持ち、私にはよくわかる。普通の親であれば誰だってカンカンに怒る。それが母親と言うものだ。母親にとって子供は自分の血を分けた、切っても切れぬ分身である。こういう人間になってほしい、こういうことはしてほしくないと常に願っているのは分身ゆえだ。他人の子供ならば、「あんなことしてる。しようがないわねえ」ですむが、母親だから怒りに火がつく。  親の感情を子に押付けるな  子供の自主性を尊重せよ  親は権力者であってはならない などと、教育の専門家は言う。正論である。 しかし生身で子育てに熱を籠めている母親には、正論なんぞ右の耳から左の耳へ抜けていく。自主性を尊重しろと言われても、そもそも自主性なんぞうちの子にはないのだから尊重なんてできません、という母親もいれば、子供の気持ちをわかれなんて、ヒトゴトだと思って夢みたいなこといわんでほしい、子供の気持ちを思いやってたら、こっちの身がもたないよ、と怒る人もいる。 この騒ぎと前後して、ビーフカツに異物が混入した疑いがあるというので製造元が廃棄処分にしたものを、廃棄業者が横流ししてそれがスーパーで安く売られていたという騒ぎがあった。そして例によって憤慨する声、心配する声が湧きあがったのだが、そのうち「値段が安いものに無考えに飛びつく女性がいるのがイカン」と、女性の安物買いを批判する人が出て来た。そう言われれば、それは確かに正論だ。うちの女房を見ていると、全くその通りだと共感するご亭主族も少なくな...

佐藤愛子「九十歳。何がめでたい」 痛快!(11)

テレビの音と映像がずれて直らない。そのテレビを買った古いつきあいの電気店に電話をかけて相談したら、そういう故障は製造元が修理することになると思うので、本社へ連絡します、といった。まもなく本社から青年が来た。説明を聞くか聞かないうちにリモコンをチョコチョコとさわる。あっという間にテレビのずれは直っていた。「何かの弾みでここが押されたんですね」と彼はリモコンの表面を押していった。「それだけのことで・・・?なーんだ・・・」思わず言った。その鼻先にさし出された紙きれ。修理出張費、四千五百円。リモコンチョコチョコで四千五百円! その金額は私の頭の中で渦を巻いた。しかしそれが決まりの金額であることは、平然としている相手の態度で明らかだ。 本社から来てくださいと私は頼んんだ覚えはない。私は馴染の電気屋の親父に「何だか知らないけれど映像と声がバラバラになるのよ」と言っただけだ。そう言えば今までなら、「分かりました。後で行きます」という返事が来たものだ。あるいはいちいち質問して、「もしかしたらリモコンのボタンが押されたのかも知れないね。ちょっと押してみてくださいよ、とその個所を教え、どうです、直った?よかったね。アハハ」ですんだものだ。 それが勝手に本社に連絡し、修理係がスクーターで走って来て、チョコっとさわって四千五百円! 電気屋の親父が丁寧に事情を聴いて、それならば、と思い当たる処置法を教えてくれればそれが一番早道の解決法だ。それを合理的というのではないか?広辞苑を改めると、こうある。合理ー道理にかなっていること。単純明快な答えである。だがつづいてこうある。 合理化ー無駄を省き、目的の達成に好都合なように体制を改善すること。 その通りだ。だから本社から技術者が来たりしなくてもいいのだ、と頷きながらさらに見ていくと・・・ ④労働生産力をできるだけ増進させるため、新しい技術を採用したり企業組織を改変する事。実質的には超過利潤獲得の一手段となる。 要するに、古い人情、習慣なんて無駄は捨てて本社から人を派遣すれば、チョコチョコさわって四千五百円の利潤獲得が成り立つということか! >>客の心情や都合を無視して売る側が売る側の都合、理屈でその標準を押し付ける・・・これが合理的なんだ。売る側の人間は、客の不平不満などには取り合わない。マニュアル通りに受け答えするだけ。自分の頭で考えることを禁じ...

佐藤愛子「九十歳。何がめでたい」 痛快!(10)

 佐藤愛子さんはある娘に騙されて30万円をだまし取られた。その娘が警察に捕まって親が30万を返したいと刑事に託す。刑事の持ってきた金を見た佐藤愛子さん: 何と言うヨレヨレのお札。百円札やら十円札があったかしら。一円札もその頃はまだあったかも知れない。とにかく色とりどりの、シワクチャやらふちがめくれ上がったのやら、それから小銭もあったと思う。正直者の父親と母親があっちこっち駆けずり回って、頭を下げ、涙を拭いて借りて廻ったお金だろう。貸した方もそう豊かではない人達だろう。金持ちはこんなお札はもっていないだろうから。そんなお金を、どうして受け取れよう!私はこのお金は我が家の蓄えのすべてであったことを忘れたのである。 >>こういう想像力、忖度こそが日本人の美徳だ。「取られたら何が何でも取り返す」のは日本人ではない。ユダヤーアングロサクソンだ。 しかし、俺は自分のためにせよ、家族のためにせよ、この両親のように「あっちこっち駆けずり回って、頭を下げ、涙を拭いて」金を借りるなどという事ができるだろうか?そんな惨めなことはできないように思う。そして、この両親は俺よりはるかに上等だと思う。

佐藤愛子「九十歳。何がめでたい」 痛快!(9)

 しとしと降る秋雨を眺めながらせめて無言電話でもかからぬものかと私は思う。当節は無言電話やエロ電話の話題さえ耳にしない。耳に入るのは「フリコメ詐欺電話」の被害ばかりだ。今年上半期の被害総額は百八十七億円とか。現代を襲う物質的価値観はついに悪戯電話にまで及んだのか。情けなや、悪戯電話も「実利」を伴わなければやらないということになったのだ。かつての悪戯電話を私は思いだす。「もしもし、ボクネ、今、アソコ握ってるのよ」と若い男の声。それに対して私の娘はこう言った。「そうですか。では握っていてください。」ガチャン。 私も娘もこのテの電話にはついに慣れ親しんで、それなりに楽しむようになったのだった。 ああ、あの頃が懐かしい。 >>固定電話に1日数回電話がかかって来るが、99%は”営業”電話だ。かかってくるたびにやむなく電話番号を見るが、99%営業電話かアンケート電話だ。それも多分、人間ではなく機械だろう。これは懐かしく思い出すことはないだろう。

佐藤愛子「九十歳。何がめでたい」 痛快!(8)

 「サザエさん」に関する感想: カツオと同じ年ごろの子を持つ親として、波平の子供を理解しようとしない古い父親に理不尽さと不快感を覚える・・・これは30歳の男性の意見だ。思わず私は「おいおい、これはマンガだよ…」と言いたくなった。マンガというものは人間の機微を捉えて、それを面白がるゆとりから生まれるものだ。「父親としてのあるべき姿」を説く教育書なんぞではない。 登場人物の粗忽や間抜けや失敗、悪戯や嘘や頑固を笑えばいい、遠慮なく笑うためにマンガはあるのだ。一体いつからマンガは人間を論評する場になったのだろう。 「昔は廊下に立たされても授業に追い付けた。『子供は教育を受ける権利がある』という言葉に時代は変わったんんだな、と思った」これは58歳の女性の感想である。 「成績は悪くてもカツオの生きる知恵の豊かさに感心した」察するにカツオが下手な悪知恵を使って父親のお説教から逃げる場面なのであろう。感心してる場合か。ここは笑う所だ。なぜ笑わない!笑わずに感心するとはマンガに対する侮辱ではないか!しっかりせえ、と私は怒りたくなった。しかしこの記事をまとめた記者は、真面目にこう結んでいる。「多様な意見にサザエさんの不動の人気ぶりを垣間見るようでした。」 私が子供の頃、何度も読んではそのたびに笑ったマンガがある。泥棒を警官が追いかけながら、「待てぇ・・・」と叫んでいる。逃げている泥棒に待てぇと言っても待つわけがない。だが警官は真剣に眉を吊り上げていっている。「待てぇ」と、そこがまずおかしかった。追う警官は眉を吊り上げたまま、バナナの皮にすべってひっくり返る。ひっくり返ったまま、「待てぇ」と言っている。眉を吊り上げたまま。昔のマンガはそんなものだった。それでも私たちは面白がって笑った。今の子供はどうだろう。笑うか笑わないか。「警官たる者は方々に目を配って注意を払っていなければならないものだということを教えているのだと思います。」とでも感想を言うのかもしれない。 これを日本人が知的になったと考える人もいるかも知れないが、私はなんだかうら淋しい、心細いような気持ち、心配になってしまう。 <<< 20世紀、見て笑うマンガや芸は、見て勉強するモノとは差別されていた。笑われるモノ、人は一段低いと見られた。そんなモノ、人にモラルや常識やコンプライアンスを求めたりしなかった。これを差別と言う。...

佐藤愛子「九十歳。何がめでたい」 痛快!(7)

 1969年7月20日はアメリカの宇宙探査機アポロ11号が、月面に着陸した日である。その前日の7月19日、私は直木賞を受賞した。記者会見後、星野さんという文春の担当者と一緒に新橋の駅に向かってビルの間を歩きながら、ふと見上げるとビルの上にまるで絵に描いたような真ん丸い黄色い月が浮かんでいた。それを見て私はアポロ11号のことを思いだして星野さんに言った。「星野さん、あのお月様に向かって今、アポロが飛んでいるのね」・・・これは折に触れ思い出され、人に語ってはその都度記憶が鮮明さを増して私の脳裏に焼き付けられてきた光景である。ところがである。この話にイチャモンがつけられたのだ。ある雑誌のインタビュアーからこう言われた。「先日のお話ですが・・・あの満月を見上げながらアポロについて思いを馳せたというところ・・・」彼は気の毒そうに言った。「調べたところ、1969年7月19日は満月ではなかったんです。」「へえ?」と私は言った。どういうことですか?「月齢カレンダーで調べましたところ、その日は夕月だったんです。つまり、三日月です」「データがあるんです。月の周期で計算して行くと、過去のすべての月の満ち欠けがわかるんです。」 しかし私はこの目で見たのだ。あの真ん丸の大きな月、ビルの上にかかっていた黄色いお月様を。今でも私の瞼の裏にはまざまざとその月がかかっている。月が真ん丸だったからこそ、私はアポロを思い出したのだ・・・ >>>コロナが流行り出したころ、政府が打ち出す様々な対応策に対して野党とかコメンテーターがしたり顔で「科学的なエビデンスに基づいてない」と非難したものだ。「俺は日本人には科学なんて無理だからいい加減でいいじゃん。『お上』のすることに難癖つけるんじゃない。」と思った。政治にしろ、何十年前の月の満ち欠けにしろ、科学なんて無粋なものを持ち出すべきではない、と思う。 政治にしろ、何十年前の美談にしろ、それを否定するのは科学の力ではないように思う。経済の力と「そんなの嘘っぱちだ」という怒り、「俺の方が正しいんだ」という自信(傲慢)・・・

“前日辞退”へずまりゅう、「掲示板ジャック」NHK党…「モラル無き選挙」のスタンダート化

>>>以下の FRIDAYデジタル記載記事、何を言いたいのか分からない。 へずまりゅうみたいな連中に対し、モラルがないからモラルをあるようにしろ、というのか、それとも末尾に書く通り、そのモラルのない状態が「 スタンダード」になる、というのか? へずま、N党、つばさの党、河合悠祐…といった連中に「モラルがない」のは政治にモラルが失われたからではないか?へずまりゅうその他お騒がせ系、迷惑系の皆さんが選挙を巡ってモラルがないこと、醜悪なことをする・・・最初は俺も大きな違和感、拒否感を感じたが、ここ数週間、彼らの奇矯な言動は、 モラルを失い、醜悪な姿を晒す政治の現状を正しく反映したものだ、と思うようになった。だから目をそらさず、見届けることが必要だ、と。 「政治家はあんなにモラルがなく、醜悪な姿をさらしても捕まらない、一方で同じ程度にモラルがなく醜悪なことをする俺たちは捕まる」という抗議だ。 つばさの党が小池百合子の自宅まで押し掛けたのも、彼らが「アンチ」に家族が脅され、勤め先で嫌がらせされたからではないか? 以下記事:   東京都知事選が6月20日に告示日を迎え、熱戦の火ぶたが切られた。 そんななか、前日19日にひっそりと立候補を取りやめたのが“元祖迷惑系YouTuber”のへずまりゅうだ。 同日、自身のX(旧ツイッター)で 《300万円小切手で返金された。あ、東京都知事選挙辞退したわ》 と供託金300万円分の小切手を手に投稿。その後 《皆様この度はご迷惑をお掛けし誠に申し訳ございませんでした。自分が都知事選で小池さんや蓮舫さんと同じ土俵で戦いたかったことは事実です》 とした上で、出馬辞退の理由を説明した。 へずまによると、家バレしてアンチから家族が嫌がらせを受けたこと、勤め先であるキャバクラ店にも街宣をかけられたこと、そしてライフワークとして続ける石川・能登半島地震の被災地ボランティアのために使ったほうが有意義であることなどを挙げた。 嫌がらせについては 「今も尚、続いており夫婦共々怯えて生活をしています。裏口にも張り込まれており外にも出れない状況です」 と明かし、近日中にも警察に被害届を提出するという。とはいえ、 「すべて鵜呑みにすることはできないでしょう」 と話すのは、ある政界関係者だ。へずまは6日に都庁で出馬会見を開き、マスコミも大勢駆け付けた。 「散々話...