投稿

5月, 2025の投稿を表示しています

土葬したいと言ったら??

5月31日の毎日新聞に以下: イスラム教徒の土葬墓地 「埋葬は火葬」 住民ら陳情書 大分・日出 と言う記事:   大分県日出町の町有地にイスラム教徒の土葬墓地を建設する計画を巡り、町墓地条例を改正して「埋葬は火葬とする」と明記するよう求める陳情書を、住民らが町議会議長に提出したことが30日、関係者への取材で判明した。隣接する杵築市と宇佐市でも、同様の陳情書が提出されたという。  陳情書では「火葬は感染症のリスクを低減し、衛生的な環境を維持できる」「国内では火葬が一般的であり、社会的にも受け入れられやすい」などと主張している。6月2日開会の町議会定例会で審議される。  日出町では、大分県別府市の宗教法人「別府ムスリム協会」が2018年、 土葬墓地建設のために土地を購入したが、住民が水質汚染などを理由に反対。町は町有地を代替地として提案し、協会側が年1回の水質検査や墓地面積を広げないなどの条件を提示し、建設に合意していた。  一方、隣接する杵築市では住民の反対が根強く、24年8月の日出町長選で初当選した安部徹也町長(57)は町有地を売却する手続きを許可しない考えを示している。【山口泰輝】 :さて、法治国家日本において、死体を埋葬するに際して火葬の義務はないことが上記で確認できる。俺が死んだ後、例えば遺族が「土葬したい」と言い張ったら何が起こるんだろう?少なくともSDGs的には火葬より土葬の方がいい。

オイオイ、毎日新聞

 毎日新聞・ オピニオン編集部・宇田川恵が 「備蓄米」では下がらないコメ価格 本気で下げる方法は一つ と 5月30日付けで 以下: なぜコメは高騰しているのか。昨年の夏から1年近く取材をしてきて、本当の答えが分かった気がする。  「コメを買ったことはありません。まさに売るほどあります」。農相だった江藤拓氏が5月半ば、大勢の人を前に平然と言い放った言葉だ。   育ち盛りの息子に「おかわり」をさせられないとうつむく母親。5キロ入りのコメを買えず、2キロ入りでしのごうとするお年寄り。学生におなかいっぱい食べさせたいがこれ以上は提供できない、と涙ぐむ食堂経営者……。 こうした一人一人の苦しみを、コメ行政のトップが我がこととして切実に感じていなかった。これこそが異常な米価が放置された本質的な原因だと言えよう。 後手の農水省、価格下げたくなかった?  そもそも米騒動が起きた昨夏に備蓄米を十分放出していたら、こんな事態にはならなかった、と見る専門家は多い。コメの需給が安定していれば、切迫感から来る混乱は生じなかったはずだからだ。  しかし農水省は備蓄米を出し渋った。ようやく放出したのは、米価が前年の2倍近くにはね上がった今年3月に入ってからだ。それも、石破茂首相の意向を受けた官邸側が圧力をかけたためとされる。  渋々出した備蓄米にさえ、農水省はさまざまな条件をつけた。コメの流通は通常、農家から集荷業者、卸売業者、小売店などを経て、消費者に届く。初めから小売店に出せば時間もコストも省けるのに、わざわざ集荷業者である全国農業協同組合連合会(JA全農)に9割超を渡した。  その結果起きたのは、いつまでたっても備蓄米が出回らない現状だ。3月初旬から放出された計2回の備蓄米のうち、4月末までに小売店に届いたのはわずか1割程度。人手不足などが原因というが、このITの時代、世界有数の先進国で起きている現象だとは信じられない。結局、江藤氏率いる農水省は、 本気で流通量を増やし米価を下げるつもりなどなかったのだろう。無策というより意図的な失策と言える。  江藤氏の後任となった小泉進次郎農相に求めたいのは、消費者に向き合ってきたとは言いがたい、これまでの農林行政からの決別だ。その意味で、備蓄米を小売店に売り渡す決断は評価したい。  一方、売り渡し方法を一般競争入札から随意契約に切り替え、今の平均価格...

浅田美代子@あんぱん

 上さんがNHKの朝ドラ、「あんぱん」を見るので俺も付き合ってチラ見。 第44回、45回は実に面白かった。面白かったから再放送を録画して見返す。 第44回の見どころは浅田美代子の演技。家族そろっての夕飯時、吉田鋼太郎扮する爺さんが怒って大声で怒鳴る。隣に座った浅田美代子扮する婆さんが爺さんの方に手をかざして爺さんを止めるような、なだめるようなしぐさをしかかるが、途中で手を引っ込める。その表情、演技が素晴らしい。浅田は晩年の樹木希林の薫陶を受けたらしいが、それがこの演技に出たのか。50年前は歌の下手なアイドルだったのだが・・・ セリフを言って止めたりなだめたりせずに、表情と手の動きで表現する・・・演出もいいが、演技もよい。 第45回。陸軍が吉田爺のパン屋に乾パンを発注するが、阿部サダヲふんするパン職人がを頑なに焼こうとしない。「陸軍の発注を断るなんて」と吉田爺の嫁や孫が婦人会や職場でいじめられる。それを知って吉田爺がパン職人に「乾パンを焼かない訳を話せ」と迫るが話そうとしない。爺が訳を聞くのはあきらめ、ただ「家族のために乾パンを焼いてくれ」と土下座するとパン職人は訳を話す。(がその内容は視聴者には分からない・・・いずれまた阿部サダヲが再登場して話すことを暗示している・・・視聴者には過去に、陸軍か乾パンについて、とても嫌でつらい思い出があることは分かるだけだ) 場面は翌日に切り替わってパン職人が乾パンを焼いて焼き方を江口のり子扮する嫁に教えるが、翌朝早くに出奔する。それを黙って見送る爺。孫(主人公)が止めようとするのを「やめとけ」と制すが、その訳は明かさないままにする。 吉田鋼太郎や阿部サダヲの演技もさることながら、演出、台本がすばらしい。 池津祥子扮する婦人会会長の軍国婦人ぶりもとってもいい。唾棄すべき蛇蝎のような厭らしさ。俺の一番嫌う日本人の厭らしさだ。俺は戦争は肯定する。だが銃後の婦人も兵隊さんのことを第一に考えろみたいな「一億火の玉」・「全員参加」は大っ嫌いだ。 ちなみに池津は「いけづ」と読ませる。役柄とぴったりだ。阿部とおなじ「大人計画」所属。 主人公には二人妹がいる。上の妹は好きな人を兵隊に取られ、死なれてしまい、兵隊さんを応援する気になれない。その気持ちを分かりつつ婦人会では健気に軍国婦人を演じる母親。下の妹は無邪気な軍国少女。その女どもの対比がい...

毎日新聞、惜しいぞ!

「コメ巡る過熱「冷静になれ」日本農業法人協会会長が伝えたいこと」 と題して5月30日毎日新聞に 「日本農業法人協会」の会長を務める斎藤一志さん(68)へのインタビュー記事 (以下、末尾のみ) : 政治家は目の前の人気取りではなく、中長期的な対策を打つべきだ。農家は自分の資産の田んぼを抱え、農業というなりわいがあるから地方に住んでいる。食料生産だけでなく、国防の点からも、地方に農家がいることには大きな意味がある。狂乱価格はいつまでも続かない。コメが暴落した末に地方の農家がなくなってしまわないように、国も業界も農業団体も、みんなが冷静になってほしい。 >> その通り。大正論だ。「令和の米騒動」も参院選挙前の人気取りゲーム・茶番に終わるだろう。 問題は、政治家に 目の前の人気取りではなく、中長期的な対策を打つことが期待できないことだ。食料安保(農家が利益を上げられるようにする)と消費者が許容できる農産物価格とのバランスをどう取るかなんていう票にならないテーマを取り上げて真剣に長い間研究する政治家なんて存在できそうにない、ってことが問題だ。 つまり、民主主義的な選挙で政治家を選ぶ限り、中長期のことなんて考える政治家は生まれない、ということだ。 斎藤一志さんよく言った。(当たり前のことだけどね。取り上げた毎日新聞を褒めるべきか?)さて、斎藤さんにこう言わせた手前、中長期のことを考える酔狂な政治家をどうやって生み出すのか?はたまた民主主義を捨てるのか?それを考えて皆さんに提案するのが毎日新聞の役目だ・・・ってオールドな毎日新聞にはそんな気の利いた事できるわけない、と思いながら書いているんだけど。

仕事における「成長」を目指す「優秀なビジネスパーソン」に共通している「危うさ」

 現代ビジネス2025.05.30 記載記事: 東大生の就職人気ランキング上位をいつのまにか独占するようになった「コンサル」。この状況の背景にある時代の流れとは? 「転職でキャリアアップ」「ポータブルスキルを身につけろ」そんな勇ましい言葉の裏側に見えてきたのは、「仕事で成長」を課せられて不安を募らせるビジネスパーソンたちの姿だった。  『東大生はなぜコンサルを目指すのか』  より、一部を抜粋して紹介します。  もっと成長して俺が生きた証を…この世界に爪痕を残したい  自分の生きている世界と生きていない世界がまったく同じだったら  自分の生きている意味ってなんなんだろうって思っちゃうんだよ! 2021年に「コミックDAYS」で連載が開始され、ビジネスパーソンの「あるある」を描いているとSNSなどで話題を呼んだマンガ『夫は 成長教 に入信している』。昨今のビジネスパーソンがキャリアを語るうえでの決まり文句となりつつある「成長」をテーマに、会社での出世やスキルアップを目指す主人公のコウキが、頑張りすぎるあまり徐々にバランスを崩していく様を描いた作品である。冒頭に引用したのはコウキが心身ともに追いつめられていく中で切迫感とともに発するセリフだが、この作品の原作者の紀野しずくによると、このセリフは「いわゆるハードワーカーと呼べるような働き方をしている人たち」への取材の中で感じ取れた仕事へのスタンスを言語化したものだという(「『仕事で成長しなきゃ』は危険サイン? ビジネスパーソンが陥りがちな『成長』のワナ」ミーツキャリア、2024年7月8日)。 紀野は作品のタイトルに「成長教」という言葉を使っているが、この表現は成長という言葉を取り巻く今の時代の空気を的確に捉えている。何かを揺るがない信じるべきものとして捉える宗教的な態度と、現代のビジネスパーソンが成長に向き合う姿には、確かに共通項がある。「成長すること」を疑いようのない善と定義して、そうしない人たちを異端のものとして扱うような排他性を漂わせることすらある。 ビジネスパーソンとしての成長のために突っ走るコウキの行動は、傍から見れば非常に滑稽である。「今季の目標は年収1千万」「同期の中で最速でマネージャーへ昇進すること」と鏡の前で発声して自己暗示をかける。どんな時間も成長...

意識高い系ビジネスマンもけっきょく「年収1000万円欲しい」「頭がよくなりたい」だけだという「身も蓋もない事実」

 2025.5.30付け現代ビジネス 仕事を通じて「成長」を実感 パーソル総合研究所「働く10000人の就業・成長定点調査2024」によると、「『働くことを通じた成長』は重要」だと感じる層の割合は76%。値がピークだった2021年の82%(『夫は成長教に入信している』が発表された年と考えると納得感がある)に比べるとやや減っているが、相変わらず8割近い人たちが働くうえで成長という考え方をとても大事にしている。また、「『働くことを通じた成長』を実感」しているのは53%。社会人の半数程度が、仕事をしながら自分の成長を感じているようである。 この調査では、先ほど触れた「みんな成長と言うけど、実際は何が成長だと考えているか曖昧では?」という問題提起に対して示唆を与えてくれる結果が存在している。「『働くことを通じた成長』にどのようなイメージを持っていますか?」という質問への回答について、トップに来るのは「報酬の上昇」である。 「成長する」とは「報酬をたくさんもらえるようになる」ことなのだろうか? 別の質問を見てみると、「仕事内容を選ぶ上で重視することは何ですか?」という問いに対して上位に挙がるのは「休みが取れる/取りやすいこと」(39%)、「希望する収入が得られること」(37%)、「職場の人間関係がよいこと」(37%)の3つで、やはりお金に関する選択肢がメジャーな回答として食い込んでくる。76%の人たちが「『働くことを通じた成長』は重要」だと言っているわりには、「色々な知識やスキルが得られること」は14%と収入に関する項目の3分の1程度にとどまる。この傾向は、今よりもさらに成長が重視されていた2021年でも同じである。 年収1000万円の壁 『夫は成長教に入信している』の原作者である紀野しずくは、筆者の取材に対して以下のように語っている。 ─もう少し突っ込んでお聞きしたいのが、ここで言う「成長」「高み」、あとは「爪痕」といった言葉が何を指しているのか、という点です。「成長したい」として、じゃあ「成長が達成された状態」って何なんだろうなと。 紀野:そうですね……もちろん人によって違うとは思いますが、私が話を聞いた人たちの中だと、“年収1000万円の壁”があるみたいで。 ─なるほど。お金の面での指標がある。 紀野:例えば、コンサルティング会社のマネージャーであったり、他の業...

本当にEVは環境にいいの?

 EVは本当に環境にやさしいのか?・・・だって、EV用電気の発電を原子力でやるのならまだしも、石炭火力かなんかでやったら、むしろガソリンエンジンの方がエネエルギー効率は良いのではないか??? さて、日本製鐵が何千億円も使って高炉を電炉化するって・・・EVと同じように、電炉って本当に高炉より環境にやさしいのか?(オールド)メディアがその計画に経産省が補助金を出すと教えてくれる。 エネルギー効率故かここ2,3年ハイブリッド車が見直されてきたとか・・・同様に電炉も本当に環境にやさしいのか? 誰か、そこんとこ、教えてくれないか???? 経産省のアイデア・方針が実現される前に理をもって評価・批判し、反対すべきなら反対するのが「本寸法の」民主主義ではないのか?それを誘導するのがメディアのはずだが。。。 「理」はどこに消え失せた?EVが出始めた頃、クリーンで環境にやさしいと流行に乗ったのは正しかったのか?それに答えを示したメディアはあるのか??? それにしても今年、街を走るテスラ車が格段に増えた。

導いた結論を説明できないAI、「政治家にしか出せない価値」とは

 朝日新聞によると 立憲民主党幹事長の小川淳也は: 多数の声に流され、ポピュリズム(大衆迎合主義)に陥ることはないかと言う問いに対して、「民意には、憤りや不安、怒りという負の感情と、良識や利他心、公共心といった正の感情の二つがある。着火しやすい負の感情をあおることをポピュリズムと定義するなら、難燃性の正の感情は健全な民主主義。AIをどちらに貢献させるのか、分岐点に立っている」と語ったとか。 >> 憤りや不安、怒り・・・確かに感情だ 良識や利他心、公共心・・・これらは感情ではなく、感情とは逆の「理」だろう。だから”着火”しにくいのが当たり前だ。 一票でも多く得票した方が勝ちという”民主主義的な”選挙を前提とする限り、着火しやすい感情に訴えて、 一票でも多く得票する(= 多数の声に流される)方が勝つ。 進歩を信じられる時代、 明日の方がよくなる、とか、子供世代の方が豊か・・・と言う風に希望があった時代。そういう時代は、 理で結論を出し、説明する民主主義が機能した。 今は明日や子供世代の方が暗い。絶望だけだ。 絶望の支配する時代・世界では、それまで役に立ち、有効だった”理”は飽きられ、嫌われ、”難燃性”になる。AIだろうが人間だろうが、導き出した結論に説明は不要だ。 俺が「民主主義はオワコンだ」、と言う所以だ。

朝日新聞、偉いぞ。

朝日新聞に 「 トランプ時代、日本の自主防衛は解か  リアリズム から考える安全保障」と題して 防衛研究所・千々和泰明さんへの インタビュー記事。朝日新聞がリアリズムから安保を考える 防衛省の研究者に インタビューすることは素晴らしい(逆に言えば、数十年前まで朝日は「非現実的な理想論」からしか安保を語れなかった): 記事の抜粋以下: 核保有が良策でない理由  「日本の核武装に関するリアリズムの立場からの検討結果は、60年代に出尽くしている感があります」  「たとえば戦略的縦深性(じゅうしんせい)と呼ばれる問題です。 国土に奥行きがある大陸国家と比べ、日本は国土が狭く人口が都市部に密集しています。 万一核兵器の撃ち合いになったら先に壊滅するのは日本なのです。この状況では相手は『日本は報復してこない』と見るので、核抑止が成り立ちません」  「広島と長崎の悲惨な被爆経験を持つ国で核保有への国民的理解が得られるのかという問題も、もちろんあります。 日本独自の核武装という政策は、戦略的にも国内的にも良策ではない と考えるべきです」  ――では、日本が今採りうる防衛上の選択肢とは、どういうものでしょう。 「米は頼りにならない」の落とし穴  「一つは、拡大抑止の強化でしょう。核の傘の信頼性をより確保するために、日米間の コミュニケーション を緊密にすることです」  「もう一つは、中国などの近隣国との間で、 通常兵力でのバランスをとる ことです。米国も中国もロシアも北朝鮮も核武装している現状では、核を持つ国同士の戦争は起きにくいので、勝負は通常兵器でつくことになります。日米を合わせた通常兵力を、中国などの侵攻意思をくじける程度に保つ必要があるでしょう」  ――同盟相手である米国への信頼が低下していく状況で安全保障上、気をつけるべきことは何でしょう。  「日本の自主性や主体性を高めようという議 論は大事ですが、『米国は頼りにならない』という議論が広がると結果的に中国やロシアや北朝鮮を喜ばせることになります。日米が離間することはそれらの国々の利益になるからです。 日米の結束を弱めないようにする努力が求められています」 >> ロシアはウクライナの裏にEU,NATOがついているから核兵器も使えず、ウクライナと通常兵器で戦わざるを得ない。そこでウクライナに通常兵器を補給してロシアと防衛戦を戦...

立川志らく「雨ン中の、らくだ」

 立川志らく「雨ン中の、らくだ」という本は、志らくの考える談志のベスト・パフォーマンスを紹介する本だ。 以下、志らくが取り上げた噺を、談志と志ん生(志ん生のものが残っていない場合には小さん他)と聞き比べた結果。この1週間ほど、日に何時間もYou Tube で落語を聞く。落語漬け。 松曳き:ストーリーは一応あるが、ナンセンスギャグの連続。談志、小さんとも面白い。くすぐりというか、ギャグが。小さんの方が腹を抱えて笑えた。松曳きという話と、それを演じる小さんの面白さを知ったのはこの本のご利益だ。 粗忽長屋:兄弟分が死ぬ話。死体で遊ぶ。談志イマイチ。志ん生「死んでたのは、おめえだ。」と言われた弟分の、あきれたような、あっけにとられたような反応がいい。 鉄拐:中国が舞台。仙人を客寄せに雇う話。談志イマイチ。You Tube には談志以外には古今亭菊龍のやったものしかない。やっぱりイマイチ。仙人が自分のための術を人に見せて金をもらうために芸にして切り売りするのを談志自身に重ねたか? 二人旅:小三治つまらない。 小さんは都都逸でくすぐりというか、ギャグ連発だが腹かかえて笑うほどではない。 談志は小さん師匠のマネ。ただし、オチは変えている。 らくだ:長屋の嫌われ者が死ぬ話。死体で遊ぶ。志ん生 そこそこ。屑屋はいい。談志 雨ン中の、らくだを挿入するが、意味不明。らくだを焼き場に持っていくときに落して代わりに酔っぱらいを担ぐ場面を省略するが、ここは省略しない方がよい。 お化け長屋:長屋の空き家で殺された女が幽霊となって出てくるというウソ話。志ん生 面白い。火炎太鼓、風呂敷と同様腹を抱える。談志 イマイチ。 居残り佐平治:談志 面白くない。佐平治の演じ方が素人くさい。 円生 佐平治は談志より格段いい。 短命:美人の旦那さんが何人も早死にする話。談志・小三治ともつまんない。 黄金餅:しみったれ坊主が金を餅に入れて食って死ぬが、それを見ていた隣の男が死体を焼いて金を持ち出してそれを元手に成功する話。死体で遊ぶ。志ん生 滅茶苦茶なお経の「チーン」の間が吉本の島田珠代の「チーン」と通じる。 談志 投げやりな感じ。 富久:金原亭馬生 まあまあ。でも面白くはない。 談志 理屈が先走ってつまらない。聞くに堪えない。 志ん生 志ん生らしい。  堀の内:粗忽もの。志ん朝 志ん生の血筋を感じさせる。...

玉川徹@テレ朝「羽鳥慎一モーニングショー」

玉川氏が以下の持論を展開したとか:  今回の米の高騰は、消費者は大変な思いをしているけど、こういうことがなかったら、米の生産とか流通とか精米とか行われていることを知ることはたぶんなかったと思う。この過程の中でさまざまな問題点を知ることができた」とし「改めて関心を持つ機会があって、むしろ根本原因がどこにあるのかやっと気が付いてきた。巻き返しがこれから当然ある。そういうときにそれじゃだめだよという後押しに我々がなれるかどうかが、この先5年、10年後安いお米を食べられるかどうかというところにかかっている。 >>これは全く片手落ち。 狭い田圃で手間暇かけて作られる日本の米は価格競争力がない。じゃあ日本で作るのやめてアメリカでも中国でもオーストラリアでも、安い国から輸入するか? 玉川氏も一回や二回食料自給率とか食料安保などの重要性も述べたはずだ。こっちの方も忘れちゃあダメ。 まず、日本に米農家が必要か(もっと大ぶろしきを広げれば日本に農業は必要か?)農産物について、日本国内で何をどれだけ作る必要があるのか?を決めるのが第一。 次にそれをどうやって実現するのか、決めるのが第二。(当然、コストダウンのための大規模化、農家の法人化なども含む) その場合、米だろうが何だろうが日本で作られる農産物のコストはどうなるのか、見積もるのがが第三。 さて、第四は、上述第三の農産物価格で消費者として受け入れられるのか、あるいは受け入れるべきなのか?仮に上述第三の価格では消費者として高すぎると言うなら消費者価格はいくらとすべきなのか?を決める。 第五に、第三の生産者価格と第四の消費者価格に差があればそれをどうやって埋めるのか、を決める。 これを突きつめると、戦争中の食糧確保を目的とした食糧管理法に行きつく。この法律なんと1995年まで存続した。が、結局は米は国の管理なんかに任せず、自由に作って売らせろ、といった当時流行の新自由主義の考え方に押し切られ、廃止された。一方で 1993年米不足になった時だけ大騒ぎして政府が備蓄を始めた。 こんな票にならないテーマは政治家はまじめに取り上げない。だからメディアもまじめに取り上げず、米が高くなったり不足すれば思い出したように騒ぐだけ。米にしても農業にしても、選挙のためのPR手段として扱われるだけだ。 民主主義万歳!!! 今回の騒動も野党は何とか進次郎...

随意契約による政府備蓄米売渡し

 随意契約という言葉に疑問を感じた。 本来の”随意契約”の意味からすれば、農水省が米の売り先を自由・任意に選べるのが随意契約だ。 農水省のHPを見ると、「随意契約による政府備蓄米売渡しについて」という説明書きがあって、これを読むと、買いたい人はいつまでに何トン売る計画かを示して購入を申し込め、とある。(売渡し価格はこの説明書きに明示されている) つまり、売値はすでに決まっていて、いつまでに何トン売るか?の計画を実現可能性を含め、農水省が評価して、評価が高い売り先に売り渡す、ということだ。これも広義の随意契約と呼ぶらしい。 なぜか、伊藤忠、丸紅、NX(日通)の子会社及び神明という問屋?の4社が「受託事業体」に指名され、米の受け渡しはこれら4社の倉庫で行われる、ということなのだ。これら4社に備蓄を委託しているのだろうが何故これら4社が「受託事業体」として選ばれたのか?については不透明だ。 米の売渡し先の選定に農水省の恣意が働きにくい仕組みのようなのでその点、透明性はまあまあ保たれている感じがするが、一方で「受託事業体」(言ってみれば農水省の下請け業者)選定の根拠、理由が不透明だ。 この点、農水省のHPから質問のメールを入れた。メール送信者の個人情報を書かされる。それは構わないのだが、「性別」欄があって、男性/女性/無回答と3通りあったのはよかった。2年前の自民党の入党の際は男女の2つしか選択肢がなくて、「おかしいんじゃないの?」ってメールして黙殺された。 閑話休題: 今回放出されるのは令和3,4年に取れた米。自分が食うために買う人は少ないだろう。

こちらの声が届いていらっしゃいますでしょうかぁ~

 詐欺電話、人を騙そうという電話をかける者に告ぐ。 しっかりした正しい日本語を話してほしい。 俺は、しっかりした日本語をしゃべらない電話には出ない。 さっきかかってきて留守電に残った電話は女の声で(多分AIではない)「こちらの声が届いていらっしゃいますでしょうかぁ~」としゃべっていた。これじゃあ、俺は出ない。まあ、かかって来た電話がちゃんとした日本語かどうかなんて詮索する奴は騙されにくいから、出ない方がかけてくる方にとってもいいようなものだが。

オードリー・タン氏、日本への警鐘 デジタル技術で分断は防げるか

 朝日新聞に以下のインタビュー記事: 私たちは15年に台湾でPolisアルゴリズムを使ったが、現在では、XやYouTube、Facebookのコミュニティーノートで使われている。こうした アルゴリズムを分析することで、「アンチソーシャルメディア(反社会的メディア)」を「プロソーシャルメディア(社会の役に立つメディア)」に変えられる。 つまり、政治家や社会活動家は、こうしたプロソーシャルメディアから、市民の意見をすくい上げることができる。これは「ブロードリスニング」と呼ばれる手法だ。 政治家に求められる役割とは ――デジタル技術が発展した先、政治家に求められる役割とは 政治家はまず、喫緊の課題が何かを理解する必要がある。二つ目はいわゆる「アカウンタビリティー(説明責任)」だ。議論を経て共通のアジェンダ設定をしたなら、政治家はこれを投げ出すようなことはできない。もしそんなことをすれば、誰も時間をかけて議論に付き合ってくれなくなってしまう。  必要なことは、あらかじめ責任を取るという態度を示すこと。これを「プリコミットメント(あらかじめの責任負担)」と言う。つまり、議論の結果どんな解決策を導き出したとしても、その責任を引き受け、どのように議論をやり遂げるかを示していく。アジェンダ設定の優先順位付けと説明責任。この二つこそが政治家にとって最も重要な要素だ。 ――将来、AIが政治家に取って代わるという人もいるが、その考え方はあり得ないと思うか  私にとって、 AIは補助的な知能だ と言える。もしも私もあなたも対話ロボットとしか話さず、対話ロボット同士が意思決定をしたり、逆にこちらを洗脳したりするのならば、それは正しいとは言えない。  自分自身ではジムに行かず運動もしないのに、ロボットをジムに行かせてウェートトレーニングをさせるようなものだ。ロボットは重りを持ち上げられるだろうが、それでは自分自身の筋肉は成長しない。だから、私たちの「シビックマッスル(市民としての筋肉)」、つまり人と人とをつなぐ筋肉は、鍛える必要がある。だから、AIは補助的な役割だといえる。 ――AIを政治に活用していく際に気をつけなければいけない最も大きなリスクとは  最も大きなリスクは、AIがなぜそのアウトプットを行ったかを明らかにできないという点だ。人間にもバイアス(偏り)があるし、AIにもバイア...

自民党が参院選をにらんだ陰謀?

 進次郎農水相誕生は自民党が参院選に向けて人気回復を狙った陰謀ではないか?・・・と言うのは、「米を買ったことがない。米は売るほどある」と言ったくらいで農水相をクビになる訳がないのに何故?と思うからだ。 つまり、自民党の誰かが自民党の人気を回復するにはスターが必要だ、と考えて、どうでもいい江藤前大臣の発言を取り上げてオールドメディアに江藤大臣更迭論を盛り上げさせ、煽って進次郎を農水相にして「米騒動」を解決させて人気回復を図る・・・ 農水相を更迭しようがしまいが(放っておいても)、6月以降米価格は下がるだろうし、7月の参院選くらいまでは上がらないだろう。それを進次郎の功績とする・・・

福岡・直方市で2年連続汚職事件 専門職への権限集中が招いた不正 (毎日新聞)

24日、毎日新聞に以下:   福岡県直方市を舞台になぜ、汚職事件が繰り返されたのか――。県警捜査2課は2024、25年の2年連続で直方市職員を収賄容疑で摘発した。事件の背景を取材すると、専門知識のある一部の技術職員に権限が集中し、周囲が不正行為に気づけない状況が常態化していた。  「構造的な不正を検挙できたことは大きな意義があり、検挙をもって社会的に警鐘を鳴らすことができる」。県警捜査2課の冨樫良平課長は、直方市建築管理課主査の森健悟被告(43)=収賄罪で起訴=を逮捕した4月30日の記者会見でそう強調した。  森被告は、市が随意契約で発注する十数件の機械設備工事で市内の管工事会社が選定されるよう便宜を図った見返りに、20年6月~24年4月に同社の代表取締役らから 計25万円相当の電動工具などを受け取った として逮捕され、5月21日に起訴された。 市によると、市は専門知識を生かして業務を効率化し、工事の質を向上しようと、15年4月に市で初めての機械設備専任の技術職として森被告を採用した。それまでは機械設備関連工事の業者選定は複数の職員が分担していたが、森被告の採用後は 全て1人で 担うことになった。  そのため機械設備の工事が必要になると、発注する担当課から依頼を受けた森被告が業者を選び、担当課がそのまま随意契約を結ぶようになった。業者選定に「第三者の目」が入ることはなく、不正を見抜けなかった。  森被告はこの仕組みを利用して管工事会社を受注業者に選ぶだけでなく、管工事会社の見積額が試算より低かった場合、「もう少し上げていい」と 見積額を増額 させて高値で受注させていた。  直方市では24年にも、水道施設課係長だった阿部智明被告(50)が浄水施設の除草工事で、市内の上下水道設備工事会社を下請けに入れるよう浄水施設の運転管理の委託業者に推奨し、上下水道設備工事会社側から見返りに 釣り具やゴルフ用品 を受け取ったとして収賄罪で逮捕、起訴された。  阿部被告も技術職として委託業者とのやり取りを一任され、下請け業者を意のままに選べる状況だった。阿部被告は25年1月に懲役2年、執行猶予4年の有罪判決を受け、控訴している。  いずれの事件も、専門性が高く経験の長い技術職に業者選定が事実上、一任され、不正行為に気づけなかった。市は事件を受け、特定の技術職に権限が集中する状況...

進次郎、頑張れ!

朝日新聞に以下。素晴らしい先制パンチ。進次郎、そんなに馬鹿でも間抜けでもないよなぁ?:   JA全農長野は23日、長野県内の農協系スーパーで備蓄米5キロが税抜き2990円で販売されていることを伝えた報道を小泉進次郎農林水産相が自身のXアカウントで引用したことを受け、「大臣就任により引き下げたのではない」とする異例の声明を出した。  農水相就任後に小売価格が下がったと勘違いしたクレームや問い合わせが殺到し、職員が対応に追われたためだという。  長野県の農協系スーパー「A・コープファーマーズ」では県内29の店舗で、政府がコメ価格抑制をねらって3月の入札で放出した備蓄米5キロを4月11日から税抜き2990円(税込み3229円)で販売している。「風さやか」「あきたこまち」といった他ブランドの県産米より1千円ほど安い価格設定だ。

日本語が通じない相手との交渉

 ゴルフの練習に行く時、クラブを5,6本持っていくのだが、それ用のクラブケースがボロボロになり、色々な所がほころびて来た。新しいクラブケースをauPayマーケットで購入したが、商品説明に書いてあるのと違うもの(ただし写真とは同じもの)が送られてきたのでクレーム交渉をした。顛末以下。 交渉をして感じたこと。 まず、出店者は自分が何を売っているのか分かっていない。加えて、文字情報なんかどうでもいい、画像だけが正と教え込まれて信じている。(文字情報も重要だ、と分かっていてしらばっくれているならまだ救いはあるが、そうではないように思われる) そして俺の質問・指摘には答えようとせず、「画像通りのものを受け取っておいて文句言うな」の一点張り。 「フード付きクラブケース」が最後には「蓋つき ゴルフボールバケツ」になっている。 先方からのどのメールにも共通するのは「ありがとうございます」「申し訳ありません」「これからもよろしく」がちりばめられている。 以上より、俺は、相手方から来たメールは、AIか中国人か商品知識ゼロで「こういうクレームにはこう対応しろ」と叩き込まれてそれを忠実に守る日本人が作ったものだと判断する。いずれにしても、「日本語が通じない」相手だ。「日本語が通じない売り手」はカスハラを受けにくい。俺なんか、すぐクレーム申し立てを諦めた。 言葉の通じない相手との商取引を行う必要性・可能性は今後もあるのだから、「文字なんて信用するな、信用できるのは画像・写真」というのは、取引基準としてと正しいとも思う。それならauPAYに限らず、ネット通販では「文字情報と画像・写真が食い違う場合には画像・写真を正とします」ということを明確に取引条件として書き加えるべき。 俺の時代は、自分が売り買いする商品についての商品知識、つまり、どうやって作られ、どのように使われるのか?をより深く知ることが「成長」であった。商品知識をマスターしたら、次には、それを作ったり使ったりする会社・人を知ろうとした。 そして、それらの知識・情報を文字を中心とした記録に残そうとした。(あるいはわざと記録に残さないで自分だけの秘伝にした) 今は、そんなことは成長には無関係らしい。コンプライアンス違反なく、ハラスメントなく商取引を終えることが大切で、それが成長を推し量る物差しなのだろう。そう考えると、相手から来た...