導いた結論を説明できないAI、「政治家にしか出せない価値」とは

 朝日新聞によると立憲民主党幹事長の小川淳也は:

多数の声に流され、ポピュリズム(大衆迎合主義)に陥ることはないかと言う問いに対して、「民意には、憤りや不安、怒りという負の感情と、良識や利他心、公共心といった正の感情の二つがある。着火しやすい負の感情をあおることをポピュリズムと定義するなら、難燃性の正の感情は健全な民主主義。AIをどちらに貢献させるのか、分岐点に立っている」と語ったとか。

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憤りや不安、怒り・・・確かに感情だ

良識や利他心、公共心・・・これらは感情ではなく、感情とは逆の「理」だろう。だから”着火”しにくいのが当たり前だ。

一票でも多く得票した方が勝ちという”民主主義的な”選挙を前提とする限り、着火しやすい感情に訴えて、一票でも多く得票する(=多数の声に流される)方が勝つ。

進歩を信じられる時代、明日の方がよくなる、とか、子供世代の方が豊か・・・と言う風に希望があった時代。そういう時代は、理で結論を出し、説明する民主主義が機能した。

今は明日や子供世代の方が暗い。絶望だけだ。

絶望の支配する時代・世界では、それまで役に立ち、有効だった”理”は飽きられ、嫌われ、”難燃性”になる。AIだろうが人間だろうが、導き出した結論に説明は不要だ。

俺が「民主主義はオワコンだ」、と言う所以だ。

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