毎日新聞、惜しいぞ!
「コメ巡る過熱「冷静になれ」日本農業法人協会会長が伝えたいこと」 と題して5月30日毎日新聞に「日本農業法人協会」の会長を務める斎藤一志さん(68)へのインタビュー記事(以下、末尾のみ) :
政治家は目の前の人気取りではなく、中長期的な対策を打つべきだ。農家は自分の資産の田んぼを抱え、農業というなりわいがあるから地方に住んでいる。食料生産だけでなく、国防の点からも、地方に農家がいることには大きな意味がある。狂乱価格はいつまでも続かない。コメが暴落した末に地方の農家がなくなってしまわないように、国も業界も農業団体も、みんなが冷静になってほしい。
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その通り。大正論だ。「令和の米騒動」も参院選挙前の人気取りゲーム・茶番に終わるだろう。
問題は、政治家に目の前の人気取りではなく、中長期的な対策を打つことが期待できないことだ。食料安保(農家が利益を上げられるようにする)と消費者が許容できる農産物価格とのバランスをどう取るかなんていう票にならないテーマを取り上げて真剣に長い間研究する政治家なんて存在できそうにない、ってことが問題だ。
つまり、民主主義的な選挙で政治家を選ぶ限り、中長期のことなんて考える政治家は生まれない、ということだ。
斎藤一志さんよく言った。(当たり前のことだけどね。取り上げた毎日新聞を褒めるべきか?)さて、斎藤さんにこう言わせた手前、中長期のことを考える酔狂な政治家をどうやって生み出すのか?はたまた民主主義を捨てるのか?それを考えて皆さんに提案するのが毎日新聞の役目だ・・・ってオールドな毎日新聞にはそんな気の利いた事できるわけない、と思いながら書いているんだけど。
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