玉川徹@テレ朝「羽鳥慎一モーニングショー」

玉川氏が以下の持論を展開したとか: 

今回の米の高騰は、消費者は大変な思いをしているけど、こういうことがなかったら、米の生産とか流通とか精米とか行われていることを知ることはたぶんなかったと思う。この過程の中でさまざまな問題点を知ることができた」とし「改めて関心を持つ機会があって、むしろ根本原因がどこにあるのかやっと気が付いてきた。巻き返しがこれから当然ある。そういうときにそれじゃだめだよという後押しに我々がなれるかどうかが、この先5年、10年後安いお米を食べられるかどうかというところにかかっている。

>>これは全く片手落ち。

狭い田圃で手間暇かけて作られる日本の米は価格競争力がない。じゃあ日本で作るのやめてアメリカでも中国でもオーストラリアでも、安い国から輸入するか?

玉川氏も一回や二回食料自給率とか食料安保などの重要性も述べたはずだ。こっちの方も忘れちゃあダメ。

まず、日本に米農家が必要か(もっと大ぶろしきを広げれば日本に農業は必要か?)農産物について、日本国内で何をどれだけ作る必要があるのか?を決めるのが第一。

次にそれをどうやって実現するのか、決めるのが第二。(当然、コストダウンのための大規模化、農家の法人化なども含む)

その場合、米だろうが何だろうが日本で作られる農産物のコストはどうなるのか、見積もるのがが第三。

さて、第四は、上述第三の農産物価格で消費者として受け入れられるのか、あるいは受け入れるべきなのか?仮に上述第三の価格では消費者として高すぎると言うなら消費者価格はいくらとすべきなのか?を決める。

第五に、第三の生産者価格と第四の消費者価格に差があればそれをどうやって埋めるのか、を決める。

これを突きつめると、戦争中の食糧確保を目的とした食糧管理法に行きつく。この法律なんと1995年まで存続した。が、結局は米は国の管理なんかに任せず、自由に作って売らせろ、といった当時流行の新自由主義の考え方に押し切られ、廃止された。一方で1993年米不足になった時だけ大騒ぎして政府が備蓄を始めた。

こんな票にならないテーマは政治家はまじめに取り上げない。だからメディアもまじめに取り上げず、米が高くなったり不足すれば思い出したように騒ぐだけ。米にしても農業にしても、選挙のためのPR手段として扱われるだけだ。

民主主義万歳!!!

今回の騒動も野党は何とか進次郎をヒーローにしないように頑張るだろうね。

進次郎がんばれ!!

閑話休題:

日本に米を輸入しようとすると我がCopilot様によれば:

日本の米の輸入関税率は、輸入枠の内外で異なります。ミニマム・アクセス(MA)枠内での輸入には関税がかからず、比較的低い税率での輸入が可能です。一方で、MA枠外での輸入には非常に高額な関税が設定されており、商業的な輸入が難しい水準になっています。具体的には、1キログラムあたり341円(関税49円/kg+調整金292円/kg)が課されます。

だそうだ。この341円て、アメリカ国内の米の流通価格の何倍にもなるとか・・・トランプもびっくりの高関税だ。

結局国を守ろうとして国産品を保護しようとすれば高関税に行きつくってこと???

コメント

このブログの人気の投稿

ママーのガーリックトマト(ソース)で茄子入りミートソースを作るとうまい

松重豊さんが号泣した投稿「ロックじゃねえ!」投稿者の先生への思い(朝日新聞デジタル)

長嶋追悼:広岡さん