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ジョン・レノン イマジン

 TVで荻野目洋子がウクレレを弾きながらイマジンを歌う。画面に歌詞が出る。改めて歌詞を読むと天国も地獄もない、宗教もない、と歌う。 この歌詞を聞いた様々な宗教(とりわけキリスト教)のガチガチの信者は、ジョン・レノンを殺したい、と思っただろう。ジョン・レノンを1981年に殺したマーク・チャップマンは若い時は熱心なプロテスタント教徒だったという。(同時にジョン・レノンのファンだったとも) アメリカの保守派にとってジョン・レノンは反戦運動や無神論を煽る扱いにくい存在であったことは間違いなく、CIAがチャップマンを使って殺させたなどという陰謀説もある。 1971年発表のイマジンの前年、1970年発表のアルバム「ジョンの魂」に入っているGodと通じるものがある。 God is a concept by which we measure our pain・・・ 苦しむ人ほど神を信じる/神に祈る回数が多い人ほど苦しんでいる 俺はその後の歌詞を Money is a concept by which we measure our gainと作った。 神様も金も人を狂わせ争いの原因になる点、同じだ。 1971年といったら受験勉強まっさかり。あまり深く歌詞の意味を考える余裕もなく、でもなんとなく「ジョン・レノンはいいなあ」と思った。受験のストレスから逃げたいという願望もあった、と思う。

安倍元首相の言っていた”戦後レジーム”の崩壊

電通はTV局、新聞社の広告収入を差配し、それによってメディア支配して、クライアント企業や政治家の宣伝はもちろん、不祥事が起きればそのメディアでの扱いをコントロール(もみ消して恩を売ったり逆に大騒ぎにして貶めたり)してきたようだ。それを可能にしたのは戦後の満州などからの優秀な引揚者の大量雇用及び有力者の子弟の雇用によって人脈形成をし、1950年代のTV放送開始時に多くのTV局の開設に関わったことによるとされる・・・電通は戦前は満州における情報通信機関(国策会社)だったが、戦後~1950年代にかけ、TV時代を予測したかのような対応を行って広告業界・メディアを支配した。 この電通の強みが戦後の自民党政権を裏から支えた。(自民党はアメリカ・ホワイトハウスのご意向に従ってきた)電通自身に政治的な意図はなく、「勝ち馬/トレンドに乗る」というだけだったように思われるが、メディア操作によって岸伸介以降の反共・親米・原発推進を支えた。 日大(田中前理事長)*や統一教会や電力会社が反共・親米・原発推進の汚れ役を受け持ち、電通は彼らの不祥事や犯罪行為が目立たないようにメディア操作をしたのではないか?そのおかげで日大(田中前理事長)や統一教会、原発推進派は、安心して違法行為またはそれに近い行為をやりたい放題できたのではないか? *日大の田中前理事長は学生時代に反学生運動を行った。その後学生横綱、日大相撲部監督を経て JOC常務理事。2005年文春砲で暴力団との交際がすっぱ抜かれたが、2008年に日大理事長になり、2021年辞任するまでその地位にとどまった。 21世紀に入ってインターネット・SNSの普及、終戦以来の古い人脈の形骸化・陳腐化によって、電通の強みは失われてきたが、このメディア操作による「戦後レジーム」を守り、活用したのが安倍元首相だ。彼が殺害されたあと、堰を切ったように電通・統一教会が叩かれ始めた・・・日大は彼の死の前にすでに叩かれ、彼の死後はアメフト部員大麻事件で更にやられている。原発推進派も彼の死の前すでに叩かれていたのだが、ロシアのウクライナ侵攻で世界的に原発回帰の動きが出て来て、扱いが微妙になっている。 そして安倍元首相の死後1年半後、2023年12月に入って急に安倍派議員のパーティー券を巡るキックバック疑惑が浮上・・・安倍・菅に人事権を握られ牛耳られていた財務省以下の官...

胃がん検診

 毎月コレステロールの薬をもらいに行っているクリニックは、元々は会社の健診で高コレステロールと診断されて通い始めたものだ。通い始めたら次の健診で血便が出て大腸がんの内視鏡検査も受けた。大腸がんは見つからなくてほっとはしたが、まるで拷問のように、ヘンな匂いのする水を2リットル?飲まなければならないのが厭だ。 先月、「そろそろ胃がんの検診で胃カメラ飲みますか?」と言われ、生まれて始めて胃カメラを飲むこととした。大腸検査と違って胃カメラは拷問のような「水攻め」がない。のどにしびれ薬?をスプレーされ、それを呑みこむと。あとはクリニック任せ。麻酔がよく効いてぐっすり寝てたら終了。1時間くらい寝てたのか? 上さんと検査結果(暫定的なもの・・・このあと別の医者のセカンドオピニオンを聞くらしい)を聞く。要は問題なし。まあまあきれいな胃壁だ。ついでに先週やった健康診断の結果も問題なし。このとき、始めて知ったがロキソニンのような鎮痛剤は腎臓によくないとか。俺は腎臓があまりよくないので「たくさん水を飲んで鎮痛剤には気を付けて」と。 このクリニック、先生はジョークが通じにくいところが難点なくらいで、受付けも看護婦も嫌なタイプはあんまりいない。(結構「こっちは医者だぞ」と上から目線の医者や看護婦や受付がいるのでそういうのに遭遇すると頭にくる。特に看護婦や受付が患者ではなく、医者の方しか見ていないところは行きたくなくなる)強いてこのクリニックの難点をさがせば、現金払いしかダメ、というところか。 閑話休題: 胃カメラを飲むに当たっての注意事項が書かれた紙を事前に渡される。前の晩から絶食して水しか飲まないようにする、ということはなんとなく知っていた(血液検査と同じ)。「前日は乳製品を控えろ」って書いてあるよと、当日の朝上さんが言う。前日にはカフェラテを飲み、クリーシチューも食べた。(クリームシチューは仕上げに牛乳を入れる)クリニックの受付でこのことを告白するも、「大丈夫ですよ」とスル―される。どうも、牛乳を1リットル飲むとか、生クリームを200グラム食うとかそれくらい大量に摂取しなければいいようだ。それなら注意書きの書き方にも工夫が必要だ。

All of meを聞き比べる

これもTorch Song。Wikiると、最初にヒットさせたのはLouis Armstrong。Billie Holidayも何度かレコーディングしている。 この歌、誰が作詞したのかはっきりしないが、2か所の韻が好きだ。 You took the part That once was my heart So why not take all of me You took the best So why not take the rest Baby take all of me (もうあなたに奪われてしまったから)ハートだったところだけじゃなくて全部奪って。 一番いいところだけじゃなくって他も全部上げるわ。 韻はもちろんだが、気が利いている。作詞者は歌詞のこの部分を思いついた時、ガッツポーズが出たんじゃあないだろうか? 1932年録音のLouis Armstrong。確かにいい。30年代の典雅さ満載。歌だけじゃなくてトランペットの演奏が、これから何十年も続くジャズのお手本になってる。たった3分間の演奏だが、ジャズの粋が詰まっている。改めて感心する。 1941年のBillie Holiday。もうヤクと酒で声がかれかかっている。これは歌伴のLester Youngが短いソロを取る。この二人は男女関係があったかどうかは分からないが、互いにLady Day、Presidentと呼び合うほどリスペクトし合い、理解し合っていた。彼女の歌声を聞くとセピア色というのか、夕暮れというのか、侘しさ・寂しさを感じる。 そしてFrank Sinatra。確か1954年の録音。年齢は39歳ころか。脂がのって自信満々。プレスリーが現れる前の人気絶頂の時だろう。Billieとは対照的。充実しきってる。

NISAブームの前に

今年のNISA枠、残金5万円強。これで買える高配当利回り株を探し、 VTホールディングス株を単価520円で100株購入。(配当利回り4.6%)・・・優待もあるが、名古屋の車のディーラーだから関係ない。これで今年のNISA枠終了。 上さんが、来年NISAで株を買う人が増えて株価が上がるだろうと言う。それもそうだと思い、NISA枠外(特定口座)で残っている50万円で株を買うことにする。高配当株を物色し、タチエスとキャリアリンクに目をつけ、最近株価が乱高下するから下がった時買うつもりで指値する。 結果、タチエス株を@1744円で100株購入。キャリアリンク100株は@2140円で指値。タチエス配当利回り5.3%だが20%の税を差し引いて4.3%。仮にキャリアリンクを2140円で購入できれば配当利回り5.6%(20%差し引いて4.5%) キャリアリンク株は2140円で買えなければ2250円くらいまでなら買うつもり。 今年の株式投資は以上。 閑話休題: 神戸製鋼株は今1株1700円で買っても配当利回り5%超だ。でも買わない。だって、半年前には1200円だったから。買いそびれた。今更買えない。意地でも買わない。(来年株価が上がってなければ、仕方なく買うかもしれない)

She is funny that wayを聞き比べる

 She is funny that wayはtorch songだ。torch songというと、普通は女が自分の心情、男への未練・愛着を歌うのだが、この歌は、男が「変な女に惚れられちまった」という変な歌詞だ。だからfunnyでもあり、かつ、torch song故の実らぬ恋を嘆く哀愁みたいなものもある。 俺がこの歌で一番好きなのは、 I can't save a dollar, ain't worth a cent   俺は1ドルもなく1セントの価値もないのに She'd never holler, she'd live in a tent    彼女は黙ってテントにだって住む I got a woman, crazy for me       どうして俺なんかに惚れるの? She's funny that way           おかしな女 の無理くりといった感じの韻。なんぼなんでもlive in a tentはおかしいだろう。 さて聞き比べ: まず、  Frank Sinatraの歌は失格だ。うますぎるし、きれいすぎる。torch songなのに堂々と歌ってる。そういう歌い方じゃあだめ。その点、Chico Hamiltonという本業はドラマーのおじさんの歌うShe's funny・・・はよい。歌手じゃないから、うまくもきれいでもない。加えてこの人、変わり者なのでfunnyな歌声だ。1回聞いて気に入ってしまった。 この歌の歌い手で一番有名なのはBillie Holidayだろう。1937年にLester Young他の伴奏で初レコーディングし、その後も何回か録音している。この初レコーディングを聞くと彼女の歌より、イントロから彼女の歌にオブリガートをつけるLester Youngのテナーに注意が引かれる。Buck Claytonがトランペットソロを取る。うまいと思うが、ソロを取らず、オブリガートしかやらないLesterのテナーに引かれる。 BillieはLesterのテナーを「Lesterはテナーでしゃべる」と表した。この頃のLesterは自信満々で「俺はソロなんて取らなくったってオブリガートだけで十分聞かせることができる」と言っているようだ。Lesterはfunnyな奴だった。そして生きるには弱すぎた。感受...

中国人の無神論・リアリズム その2 

吉川幸次郎「詩経国風」あとがきより 以下抜粋: (前略)「詩経」が呼びかけの詩のみで占められているということは、それ自体、相手の善意に対する信頼があるからである。是認しがたい相手に対してさえも、そこには最小限の善意の残存が、期待されている。したがって哀訴、嘆願、忠告であり、呪い、悪罵ではない。(略) ところで呼びかけは必ずしも有効にはたらかない。相手の善意への期待は、必ずしもむくいられない。(略) 大多数の詩では期待がうらぎられる。かくて、哀愁が支配的な感情となる。(略) ところで哀愁は常に、相手の善意の不足によって、自己の不幸が起こる、そう感ずることによって生まれている。またさればこそ、いつまでも相手に呼びかけ続け、相手の善意の恢復を期待するのである。このことは、一つのことの存在を思わせる。すなわち善意の生活が、人間本来であるという信仰の存在である。ひとり眼前の相手ばかりでなく、善意は一般に人間のものであり、善意の絡み合いによって、個人の間には幸福な結合、社会としては平和な幸福な集団を作り得るという期待が、 普遍 なものとしてあるということである。それはのちに孟子が「性善の説」として、説述するものであるが、その説の原始となる感情であり、信仰である。 またこの信仰は、天の信仰によって支えられているように見える。日月星辰を正しく運行させる天は、善意のかたまりであり、その延長として人間はいる。天は人間の善意の源泉であり、また人間の生活の 監督者 であるとする信仰である。呼びかけるべき相手を自己の周囲に見失った場合、詩人は稀に「天」によびかける。(略) 要するに、人間は善意の動物であることを本来とするという信仰が、「天」を意識することによって一層強められている。(略) 以上のことは、いいかえれば、人間は人間の善意、また善意に基づく努力を超越した、不可解な運命の支配下にあるゆえに、その善意にもかかわらず、しばしば不幸におちいる、という感じ方ではない、ということである。つまり人間は不可解な運命の枠の中にいる点で、大きな限定を受けているという感じを持ち、そうした感じで、自己の不幸を見るという態度が少ない、ということである。そうした態度は、 漢以後 の詩、ことに六朝の詩に、はなはだ多いのであるが、そうした態度の詩が、原則としてここには少ないのである。(略) 詩経の詩人は、なかなか...