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オリックス・バッファローズ強い!

 昨日(10月29日)、ヤクルト対オリックスの日本シリーズをTVで見た。巨人が日本シリーズでソフトバンクにメタメタにやられてから日本シリーズはもちろん、プロ野球に興味を失っていたが、オリックスの先発ピッチャーが日大三高出身のイケメンで小倉監督も応援に来ているという。夫婦そろって三高ファンなので見た。オリックスが勝った。 オリックスは強い、というかすごい、素晴らしいと思った。勝つべくして勝った、勝つための準備をし勝つために「こうしよう」と決めたことをしっかり実行して勝った。5回まで1安打しか打たれていない三高出身の”イケメンピッチャー”を迷いなく(リリーフ陣に対する絶対的信頼があるから迷いなんてないんだ、と感じる…結果論)代え、6回から9回まで1回ごとにピッチャーを代えて以降パーフェクトに抑えた。守備もエラーしない。打つ方は初球打ちで引っ張るかと思えば、ある時は逆方向にコツン、というヴァラエティーに富んだ、守ってる方から見たらいやらしさ満載のやり口。加えてバントのうまさ。先制点も送りバントを1発で決めたのが効いたし、追加点はヤクルトの抑え、マクガフのバント処理エラーから…マクガフはオリックスの厭らしさ、すごさにマウンドに上がる前から心理的に負けていたのではないか?失点し、フォアボールを出したところで高津監督、マクガフを交代。これ、マクガフと高津監督の間に大きな亀裂、壁を作る結果にならないか?かといってマクガフに投げ続けさせるのもリスクがあるし…高津監督は何を考えマクガフ交代を決めたのだろうか? オリックスと言うチーム全体がゾーンに入っている感じだった。自分たちの信じる野球をやるだけ、という潔さ・自信。今思えば、パ・リーグのペナントレース最終戦、オリックスは勝ち、ソフトバンクは負け、ソフトバンクに勝率で追いつき直接対決で勝ち越している、というルールによってオリックスが1位になった。この試合もシチュエーションが面白くて見たがオリックスの試合ぶりは、監督が選手を信じ、チームとしてやると決めたことをかたくなに守り、またそれを選手が信じて自分の仕事をきっちりやる、というものだった。見ていて爽快感・緊張感があり、スリルがあった。野球もまだまだオワコンではない。 閑話休題: オリックスには日本人の名前を名乗っているけど、どう見ても日本人には見えない選手がいる(宇田川投手、宗...

栗の渋皮煮

 かみさんが、義理の妹の妹さんが煮た栗の渋皮煮が美味しかったというので作ってみた。NHK「きょうの料理」の録画を参考にほぼその通り作る。かみさんは、栗オタクで栗の菓子、料理大好き。 ①ボールに栗を入れ、熱湯を加える。30分漬けて置く。 ②栗を取り出し、包丁で切り込みを入れ、そこから鬼皮を剥く(剥くというより「はがす」。)TVでは色の薄い「ヘタ」のような部分を最後に剥いていたのでその通りにしたが、ここが難しい。乱暴にやると渋皮を破り、中身が見えるように。(あとで分かったが、渋皮が傷ついた栗を煮ると柔らかくなりすぎる)…包丁で半分くらい剥いたら手指で剥いた方が傷つきにくいのだが、「ヘタ」のところは手指では難しい。 ③重曹を入れたお湯を沸かして煮る…沸騰してきたら灰汁を取る。灰汁が少なくなったら弱火にして30分煮る。 ④火からおろし、水を加えて冷まして栗を取り出す。竹串で渋皮の外に浮いてきたゴミ、皮、筋を取る。 ⑤水でやさしく洗って重曹を落とすために改めてお湯を沸かして茹でこぼす。 ⑥火からおろし、水を加えて冷まして栗を取り出し、水でやさしく洗って改めてお湯を沸かして茹でこぼす。 ⑦火からおろし、水を加えて冷まして栗を取り出し、水で優しく洗って砂糖*を加えたお湯で弱火で30分煮る。(*栗500gに対し、450gの砂糖…これをまず、半量加える) ⑧残った砂糖の半量を加えて弱火で15分煮る ⑨残りの砂糖を全部加えて弱火で10分煮て出来上がり。 ※追記④⑥⑦で水を加える時、蛇口から直接でなく、しゃもじあるいは木べらなどで水が直接、栗に当たらないように 都合3時間くらいかかるが、確かに料理の先生(名前忘れた)のおっしゃる通り、渋皮と栗の食感、香りと煮汁の甘さの絶妙なハーモニー。上品なおいしさ。 難しいのは②の鬼皮剥き。渋皮に傷つけないように剥くのは丁寧かつ優しく気長に(俺には一番不向きなこと)先生も言っていたが、栗を傷つけないように、味が滲みこむように、という”執念”ですべての工程においてゆっくりと手間をかける。 さて、嫁さんは一つ食べて「柔らかすぎる」と、一言…渋皮の傷と煮る時間が長すぎたのが原因か?もう一回挑戦したい。今度は賞味期限間近で安売りしてる栗を使おう。

MX TV 東京ホンマもん教室 ゴジム

 MX TV 10月22日(土曜)10:00~放送の「東京ホンマもん教室」を見た。(なぜか、かみさんがチャンネルを合わせていた) その番組で藤井聡氏によれば: 憲法9条第2項の戦力放棄がある限り、アメリカの奴隷にならざるを得ないと。つまり、日本はアメリカ様に守っていただくために属国になるしかなくなる。そして今、日本の土地を爆買いしている中国がアメリカの次の日本のご主人様になる可能性がある、と。自己保存本能・防衛本能のない国は滅ぶしかないとも。 半分俺と同意見。俺が藤井氏と違うのは ①平和主義・戦力放棄をもっと徹底し、自衛隊もやめ、米軍にも出て行ってもらい、丸腰になって、他国から侵略されるのを覚悟の上で、世界中に平和主義・戦力放棄を布教して回る、という選択肢もある…自分で自分を守る戦力を持つという選択肢とどちらを取るのか、国民投票して決める。 ②更に第3の選択肢:中国の属国になる、というのもある。(どうせ、日本人は戦争が下手だから戦争しても負けると考えればアメリカの属国がいいか、中国の属国がいいか、現時点でもう1回考え直してみる) 同じMXで毎週水曜日午後5時からの「五時に夢中」が今、最高に面白い。五時に夢中(ゴジム)は月曜日から金曜日の午後5時からやっている番組だが、この2,3か月水曜日が抜群に面白い。司会の垣花、アシスタントの大橋、コメンテーターの松田、ヒコロヒー、黒船特派員のブラスの5人が刺激し合い、インスパイアしあってインプロビゼイションしてる感じ。火花が散ってると言うか…何より、ポリティカルコレクトネスやダイバーシティーに挑戦しようと言う姿勢がよい。けなしあい、ののしりあい、上げ足を取り合うが、同時に互いを「外すことはない」と信じあってるなあ、と思わせる。

三菱電機、頑張れ!

2020年10月21日付けの読売新聞によると:  品質不正が続く三菱電機は、10月20日、弁護士などから構成される外部委員会による最終報告書を公開した。曰く、①社長会長を歴任した柵山氏が課長時代に性能試験で実際の測定値でない値を顧客に報告していた②規格値を満たしていないのに満たしていたと虚偽の報告をしていた、③認証機関の監査をクリアするために不正をしていた...etc。今回の追加調査だけで実に70件の不正が発覚。報告書によると、一連の不正に共通していたのは「品質に実質的に問題がなければよい」という誤った認識だ。 これは報告書に書いてあったことか記者の見解か分らぬが、「不正発覚の端緒となった長崎製作所では、鉄道車両用の空調設備の検査不正が30年以上続いていた」由。記事の最後は企業文化にお詳しい多摩大学の徳岡晃一郎教授の「外界と遮断されて、自社の在り方しか知らないという典型例だ」、「一人ひとりが何のために規律を守るのかを認識し、経営陣に新しい考え方を入れなければ文化は変わらない」という立派なご意見・ご高説で締めくくり。 この記事を見て「¥1350で買った三菱電機株がいくら下がった?」と、株価を調べたらなんと!10月20日終値¥1389⇒10月21日初値で¥1379に下げた後、午前中の終値¥1414。かみさん曰く「検査不正は織り込み済みじゃないの?」 こういう時には必ずYahooファイナンスの掲示板を見る。やはり読売新聞派の「検査不正=品質に問題」という書き込みと、俺みたいな「不正があったって何の問題も起こしてないんだからいいじゃん」派の書き込み。しかし、これだけ長年たくさん検査不正してきて内部告発(としか考えられない)以外では問題にならず、発覚していないという事実は三菱電気の品質管理技術のレベルの高さを物語る。徳岡教授のご高説の通り、「規律を守るのは一体何のためか?」を考えなくてはならないが、これ、日本人が一番苦手な作業。「規律を守るために規律を守る」のは日本人大得意。三菱電機という会社はこの、日本人が不得意な「品質管理って何のためにやるの?」を自分の頭で考える力を持ち、立派な品質管理技術を編み出した。この優れた技術を維持して欲しい。そして「何のために??」を問い続け、外部の弁護士や学校の先生には及びもつかない”顧客と製造現場だけの遮断された世界”における哲学を...

市川中車を見る

 BS松竹 土曜ゴールデンシアター という番組で6月18日 歌舞伎「刺青奇遇(いれずみちょうはん)」を放送。これを録画してあったのを見たが、市川中車と中村七之助が夫婦役。市川中車とは”あの”香川照之の歌舞伎俳優としての名前。 話は:七之助演じる女が川に身を投げて自殺しようとしたのを中車演じる博打打ちが助け、それが縁で二人は夫婦になったが、男は博打をやめず、家は窮乏。女は病気にかかって余命いくばくもなくなる。死を悟った女は男の腕にサイコロの「三の目」の絵柄を刺青し、「私が死んだらこのサイコロの刺青を見て私が博打をやめるように言っていたことを思い出して」と。男の方は女が死ぬ前に1回立派な家に住まわせたいと賭博の胴元と自分の命をかけた大博打をやり、見事勝って大金を手に入れる… 中車も七之助も熱演、好演。話の筋として面白いのは「金を恵まれるのは嫌だ」という男の意気地を知って胴元が、博打に負けるという形で金を恵もうとしたところ。こういう粋な筋書きは好き。(松たか子のお兄ちゃん、松本幸四郎が胴元を演じたが、これもよかった) さて、中車の歌舞伎を見るのは初。「あの事件」があったので中車の演技、セリフ回しなど注目したが、博打打ちらしく、そして男のフェロモンあふれる演技。ホステスに対し「男らしさ」をああいう形で表出するのも想像できる。女を助けた後、濡れた体を拭くために裸になるシーンがあるが、中車はいい体してる。(筋トレしてる?) 話の後半、いい体が禍する。サイコロの絵柄を二の腕に刺青されるので二の腕に目が行くのだが、二の腕がたくまし過ぎる。博打打ちを演じる歌舞伎役者の二の腕にしては筋肉付きすぎ。もう少し持ち崩した感じ、遊んでやつれた感じが欲しい。それから肘から下は日焼けして黒く、肘から上は日焼けしてなくて白いのも艶消し。博打打ちであり歌舞伎役者は日焼けしてはならない。つまり力仕事などしてなさそうな細くて生っ白い腕でないと… 日焼けに関しては相撲取りの日焼けも艶消しだった。日焼けした体は日本の伝統には似合わない。

デジタルハラスメント

 本日、ケンタキーフライドチキンで以下のようなことがあった。これはタッチパネルで注文するのが嫌い、苦手、対面で注文したい、という人に対するデジタルハラスメントではなかろうか? かみさんがケンタッキーで買い物をすると¥500引きになるクーポンを¥100で買ったとかで、近所のケンタッキーへ行った。「注文をお聞きしましょう。」という顔をした店員はおらず、注文は全て2台あるタッチパネルに触ったり、スマホをセンサーにかざしたりして行う方式に変わっていた。かみさんは勇敢にもッチパネル注文に挑戦した。俺は隣に並んで見ていた。かみさんはケンタッキーの会員コードとクーポンのコードを混同した。その上、どこかのレシートの裏に印刷されたQRコードでドリンクが安くなるというクーポンまで利用しようとし、レシートナンバーとQRコードも取り違え、途中2回店員に「すみませ~ん」と声をかけて教えてもらったが、結局訳が分からなくなり、注文を取り消して再度最初からやり直そうとした。俺は「怖いから振り返れないけど、後ろに並んでる人の視線を感じるよ」と言ったが、かみさんは「そう?」などと言いながら再挑戦。他の人の3倍くらい(?)時間をかけて発注完了。注文作業開始時には1,2人の列だったのが7,8人並んでいた。 俺は最初から「店員に対面で注文できないっておかしいだろ!」と思い、すごく抵抗感があり、このできごとで「差別された」「馬鹿にされた」と感じた。これはハラスメントと言っていいと思う。回転ずしや焼き肉屋でタブレットで注文するというのはあるが、これはテーブルについてから後なので、いくら間違えようと取り違えようと後ろに列ができることはない。自分が困るだけ。ケンタッキーのやり方ではマゴマゴしてると後ろに列ができる。これが致命的に問題。まあ、店員がかみさんの「すみませ~ん」に嫌な顔しないで答えてくれたのが救いだが。。。 帰りに俺は「2度とケンタッキーに来ない」と言ったが、かみさんは「もう1枚同じクーポンがあるからもう1回来なくっちゃ。慣れたからもう大丈夫」と。 そんなことを話しながら歩いていると「ロボットカフェ」に人だかりが。これはキッチンカーにロボットのような人形がいて、その脇に設置されたタッチパネルに触って注文すると昔のからくり人形よろしく、ロボット人形が客の前まで飲み物を運ぶ。かみさんは面白がってスマホ...

東京五輪における電通ーAOKI事件 再び

 東京五輪の”汚職事件”でスポンサー選定の「正規のルート」は電通を経由して委員会に上げるというものなのに、実際には高橋元理事が賄賂をもらって選定を差配していた、とのNHKの報道。俺は正規のルートとして電通が選ばれた経緯を知りたい。「正規のルート」に電通がいなければ高橋元理事が暗躍できるはずがない。高橋元理事と電通はセット。「汚れ仕事」を引き受ける高橋元理事が気心の知れた電通とペアになってスポンサー選びに限らず、様々ないかがわしい取引、交渉を行った。直接汚れ仕事をした元理事と贈賄したスポンサーだけ上げるのは片手落ち。 オリンピックの誘致からいかがわしいに決まっている。そんなことはバッハ会長なる男の顔を見るだけで分かる。オリンピックビジネス=いかがわしい。元理事にバッハ以下のいかがわしい連中やスポンサーになりたい連中の相手を押付けそれを「正規のルート」の電通を使ってオーソライズする。この仕掛けを誰がどうやって作ったのか?もう少し言えばこの仕掛けは元理事の希望だった、と憶測する。その希望を誰に伝え、誰が了承したのかを何故問わないのか。ここを突っつかないなら、高橋元英理事も上げない方がよい。 俺自身はオリンピックという金まみれの汚いものに蓋をしといたほうがいいと思う。まあ、突っつけば出てくるのは森・安倍コンビでしょう。安倍ちゃん亡き後一人くらい上げようっていう気になって逮捕できるのは元理事と贈賄したスポンサーだけかよ。確かに一番汚い仕事を引き受けたのは元理事だし、ちょっとコンサル料取りすぎの感はあるが、そんな金まみれの彼なしには東京オリンピックはなかったと思うよ。山本夏彦さんいわく、「賄賂をもらえない奴がうらやましくて賄賂を非難する」

記念に買ったピーマンの消費

 食材が信じられないほど安く売られていることがある。(通常価格の1/3、あるいは特売価格の1/2で…)例えば100g29円の鶏もも肉。3個70円のサラダ菜を買ったことがある。こういったものを見かけると、そういうバカみたいな値付けをした店に敬意を表し、また、珍しいものを見せてもらった記念として、その食材が必要かどうかに関係なく買わしていただく。 数日前に通常1袋100円前後で売られているピーマンが3袋98円で売られているのに遭遇し、記念に購入。1袋は娘に上げたが、さて、2袋残った。ネットで「ピーマン」と検索するとCOOKPADに「タモさんのピーマン」が紹介されていたのでトライしてみたら非常に簡単で美味しかった。ピーマンを縦に4~6ケに切り分け、サラダオイルで表裏軽く焼き色が付くまで焼いたら水、醤油、みりん、酒を同じ量加えてピーマンが少し「くったり」するまで加熱したら、だしの素を加えて完成。かつおぶしをかけて食す。 かみさんにも好評だった。さて残ったもう1袋のピーマンをどうするか?たまたま冷凍庫の底から冷凍臭くなってしまったような古いしらすを見つけたのでタモさんピーマンにしらすを入れることにした。つまり、しらすもピーマンと一緒に焼く。あとは全く同じでかつおぶし抜きで食すと、やはりうまい。 ここで俺のパプリカ、ピーマン料理のこだわりを記す。それは縦に切り分けた後、上のヘタに近い部分と下の部分を切り離し(手でちぎり取り)上部分、中間部分、下部分の3つに分けること。上の部分は中間部分と曲がってつながっていて、つながったままだと火通りが悪そうだし、下部は厚くて火通りが悪そうだから。火通りの良し悪しで加熱時間を調節。 俺はピーマン主役の料理って知らなかった。天ぷら、酢豚ではパプリカの添え物。青椒肉絲、回鍋肉でも主役の引き立て役という感じだし、1袋購入しても2人前では半分くらいしか使わない。このタモさんピーマンはピーマン1袋を丸ごと消費しようという料理。ここにピーマン主役料理を発見し、嬉しく思う。 閑話休題: この「記念買い」で難しいのは割ってみないと分からない食材。くだもの、かぼちゃ等。実際「安かろう悪かろう」をつかまされたことがある。とは言うものの、価格が1/2~1/3だから、半分の確率で悪くないものに当たればOKだ。

かっぱ寿司社長の犯行はどのように露見した?

 もといた会社のデータを盗み出してそれを土産に転職先で社長になる、なんて見え見えの犯行。(もしくは、「社長にしてやるから盗んで来い」と言われたかもしれないし、そう言われなくても「社長にしてくれるんなら盗み出そう」くらいのことは俺でも思いつく) 興味があるのは露見発覚のメカニズム。盗まれた「はま寿司」側だって退社する奴のデータ盗み取りは当然防止したりチェックするはずだから、そこからバレたかな?あるいは盗み取りに協力させられた「はま寿司」社員の内部通報?まさか、「はま寿司」の情報を見せられた「かっぱ寿司」社員が、情報の不正入手を内部告発? いずれにしても露見・発覚の理由は情報盗み出しのチェックまたは内部通報・告発以外には考えられない。ライバル会社(の社長)に転職なんて今後もたくさんあるだろうが、情報漏洩という観点ではライバル会社への転職はご法度だろう。法律的にどう位置付けられようが…情報を盗み出さなくたって、Know-howや取引先名その他、頭の中に残っている。日本人的には、ライバル会社への転職は法律で禁じるのではなく、「俺はそんな恥ずかしい、疑わしいことはしねえ」「そんないかがわしい奴は会社に迎え入れない」という意地、やせ我慢で自粛すべき。「法律・ルールで禁じられてるからダメ」は「法律。ルールで禁じられてなければ何をやってもOK」だ。そんな浅ましい、バカバカしい考えが「グローバルスタンダード」だ。日本人はもっと美しくなければならない。 最近「やせ我慢」という言葉が耳に残る。福沢諭吉は「瘦我慢の説」で、明治維新で徳川家が自ら幕府を解体したことや幕府軍の榎本武揚が結局降伏して最後は明治政府に協力したのは「瘦せ我慢」が足りないと断じた。(福沢が1945年の終戦のとき生きていたら、「降伏するな。痩せ我慢しろ」と言っただろうか???)いやはや、今時、痩せ我慢なんて流行らないね。 痩せ我慢:日本人らしくってよい。福沢も「痩我慢の説」なぞ書かずに言いたいことを我慢して黙っていることが「痩我慢」であったろうに。「痩せ我慢が足りない」って非難することが痩せ我慢が足りなかった。(福沢もロゴスの人で黙っていられなかった。)