かっぱ寿司社長の犯行はどのように露見した?

 もといた会社のデータを盗み出してそれを土産に転職先で社長になる、なんて見え見えの犯行。(もしくは、「社長にしてやるから盗んで来い」と言われたかもしれないし、そう言われなくても「社長にしてくれるんなら盗み出そう」くらいのことは俺でも思いつく)

興味があるのは露見発覚のメカニズム。盗まれた「はま寿司」側だって退社する奴のデータ盗み取りは当然防止したりチェックするはずだから、そこからバレたかな?あるいは盗み取りに協力させられた「はま寿司」社員の内部通報?まさか、「はま寿司」の情報を見せられた「かっぱ寿司」社員が、情報の不正入手を内部告発?

いずれにしても露見・発覚の理由は情報盗み出しのチェックまたは内部通報・告発以外には考えられない。ライバル会社(の社長)に転職なんて今後もたくさんあるだろうが、情報漏洩という観点ではライバル会社への転職はご法度だろう。法律的にどう位置付けられようが…情報を盗み出さなくたって、Know-howや取引先名その他、頭の中に残っている。日本人的には、ライバル会社への転職は法律で禁じるのではなく、「俺はそんな恥ずかしい、疑わしいことはしねえ」「そんないかがわしい奴は会社に迎え入れない」という意地、やせ我慢で自粛すべき。「法律・ルールで禁じられてるからダメ」は「法律。ルールで禁じられてなければ何をやってもOK」だ。そんな浅ましい、バカバカしい考えが「グローバルスタンダード」だ。日本人はもっと美しくなければならない。

最近「やせ我慢」という言葉が耳に残る。福沢諭吉は「瘦我慢の説」で、明治維新で徳川家が自ら幕府を解体したことや幕府軍の榎本武揚が結局降伏して最後は明治政府に協力したのは「瘦せ我慢」が足りないと断じた。(福沢が1945年の終戦のとき生きていたら、「降伏するな。痩せ我慢しろ」と言っただろうか???)いやはや、今時、痩せ我慢なんて流行らないね。

痩せ我慢:日本人らしくってよい。福沢も「痩我慢の説」なぞ書かずに言いたいことを我慢して黙っていることが「痩我慢」であったろうに。「痩せ我慢が足りない」って非難することが痩せ我慢が足りなかった。(福沢もロゴスの人で黙っていられなかった。)

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