Who's sorry now 聞き比べ
Who's sorry now という歌は、Connie Francisが1958年にリバイバルして流行らせた。デビューして鳴かず飛ばずだった彼女にはこれでだめなら歌手をやめる、と言う瀬戸際の歌だったとか。これが当たって彼女は大歌手への道を歩み出す。この歌は1923年の初演の後、Benny GoodmanやらHarry Jamesがやっている。(歌も入っている)Benny Goodmanのクラリネットがすごく良い。今までGoodmanのクラリネットがいいと思ったことはなかったのでびっくり。俺はGoodmanってクラリネットプレーヤーと言うよりはスカウト兼プロデューサー…人種を問わず様々な才能を発掘し、引っ張ってきて、組み合わせてそれまでになかった音楽をやる、という役割・才能を評価してきた。
この歌、どう考えたって私に冷たかったアナタが今頃後悔してる…いい気味だわ、という意地悪な女の歌だ。King Coleなんかが歌ってもダメ。Dean Martinも歌ってるが、軽くてダメ。
Connieが流行らしたあとは、様々な女性歌手が歌っている。100年前のMarion Harrisのオリジナルもそれなりによい。もちろん、Connieもいい。この歌、ミュージカルに使われたらしく、ミュージカル歌手が大げさに歌う。Ira Broinesという女性歌手のもいいが感情を込めて大げさなエンディングに。Gracie Lawrenceもいいが、やっぱり大げさ。Liza Minnelli も歌うが、やりすぎ。
そう考えていくと、Ella FitzgeraldがPaul Smithのピアノだけの伴奏で歌うヤツなんていい。ただ、Ellaが歌うと、女の怨みみたいのが消えちゃうかな?器が大きくて馬鹿な男の一人や二人許してくれる感じ。
一周廻ってConnie Francisが一番いいかな?
閑話休題:
Connieの歌い方だと、この歌、”Love letters in the sand"にメロディーが似てることに気づかされる。歌詞も、
Who's sorry now?
Who's sorry now?
Whose heart is achin' for breakin' each vow?
Who's sad and blue? Who's cryin' too?
Just like I cried over you
に対してLove letters in the sandの歌詞:
Writing love letters in the sand
How you laughed when I cried each time I saw the tide
Take our love letters from the sand
But somehow that vow meant nothing to you
cry,each,vowが共通。cry、eachはありふれた言葉。vowは珍しくないか?俺の知る限り、この二つの歌以外の歌詞としては出てこない。
ただし、Love letters…の方はどっちかと言えば、真剣な気持ちを分かってもらえなかった男が「あきらめた」と歌う感じだが。
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