久しぶりに「生きててよかった」と思った

 20,30年前までは美味しいものを食うと、しばしば、「生きてよかった」と思ったものだった。なぜかいつのまにか「生きててよかった」と感じることが少なくなった。最近では絶無と言ってよい。

今日は、ゴルフの出来もよかったし、(毎日、嫌でも無理矢理ショートパットの練習をしているせいかも)ルンルン気分で電車に乗って帰って来た。その電車で、電車に揺れによろめいて後ろの女性の足を踏んでしまった。(30歳台と思しき若い人だった)滅多に謝らない俺が珍しく「すみません。」と後ろを振り向きながらはっきり言った。(我ながら「いい謝り方だ」と感心した)すると、足を踏まれた女性が微笑みながら首を横に振ったのだ。その微笑み、首の振り方・・・「大丈夫ですよ。気にしないで」と顔に書いてあった・・・。

俺は「自分が足を踏まれたら、不愛想な反応、あるいは無表情な顔をするだろうなあ」と思う。他人の足を踏んどいて図々しいが「生きててよかった」と思った。いいものを味わわせてもらった。

閑話休題:

なぜ昔は、うまいものを食ったくらいで「生きててよかった」なんて思ったんだろう。逆に言えば、どうして「生きててよかった」と思わなくなったんだろう?嫌なこと、悔しい思い・・・が多過ぎて「生きてよかった」と感じる感受性が壊れてしまったのかなぁ。

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