エンハンスト・ゲームズに思う

 朝日によると、 

ドーピングOKの大会エンハンスト・ゲームズ支援者には、シリコンバレーを代表する著名投資家でトランプ米大統領の支援者としても有名ピーター・ティール氏ドイツ出身の著名投資家クリスチャン・アンガーマイヤー氏、トランプ氏の長男ジュニア氏が加入しているベンチャーキャピタルの名前も入っている 由。

上記に登場する3人はいずれもドイツ系だ。ここから連想されるのは、ナチス・ヒトラーの”精神障害者や身体障害者は、優等民族であるアーリア(ゲルマン)民族をけがす存在であり、「穀潰し」「お荷物」である”とする優生思想だ・・・同様の発想から、ユダヤ人は劣悪な人種だから排除すべき、という話しになる。ナチス・ヒトラーは劣悪な人間、人種を排除(浄化)して優秀な人間だけを残そうとした。ピーターティールご一統様は、人間の能力を伸ばす技術を規制するな(”自由にしろ”)と言う。

両者に共通するのは、①何が優秀で何が劣悪かを決めて②優秀なものを残す・伸ばす、というところ。(多様性排除だ)

問題は「それを誰がするの?」だ。ヒトラーは自分だ、と言った。ティールは神と言う。(ティールが強調するのは、それをするのはリベラルやWokeではなく、理性や科学でもないということだ)

結局、「自由とは何か」「神とは何か」に行きつく。

ピーターティールご一統様はトランプを使って、その答えを熱心かつ大胆に探しているように見える。怖くて厭らしくて危うい感じがするのは「俺の自由が自由だ」「俺が神だ」という傲慢不遜に通じるところ。言い換えればティールご一統様は神を信じていなくてニヒリズム満載ではないか、ということ。第一次世界大戦に負けて莫大な賠償金に絶望したドイツ国民、自由と平等を担保していたフロンティアを見失って絶望しているアメリカ人。新しい自由・神を必死で求める…許しがたい現在を否定するニヒリズムでもある。

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