大木聖子「科学の限界を超えて命を守るコミュニケーションとは」

 2013年岩波書店 刊「これからどうする」に以下寄稿(抜粋):

現象が未解明でありながら、事態が時々刻々と進んでいて現段階の科学では明快な答えが出せないが人命が奪われる可能性がある時、専門家や行政官はどのような情報発信をし、メディアはそれをどう伝えればいいのだろうか?その答えを短く表現すれば「長期的な信頼関係を損なわない情報発信をする」であろう。たとえば「群発地震の見通しは今の科学では分からないから大地震の心配はないなどと言って皆さんを安心させてあげることはできない。しかし皆さんの命を守りたいから、念のためと思って可能な限りの備えをしてほしい。なぜなら過去には群発地震後に大地震に至ったこともあるし、この地域は家屋が古くて倒壊しやすいから」と言えば、これは住民にはどう受け止められるだろうか。

現段階の科学では事態が改善されないとわかったとき、彼らは何に信頼を置くだろうか。何で信頼をはかるのだろうか。それは情報発信の誠実さと、自分と同じ価値観、すなわち自分たちを第一に思ってくれているかどうかであろう。

>>上述の言い方は要するに「何も言っていない」。誠実ではない。うそを言わないように努めると判断材料は何も伝えられず、誠実でなくなる。それでは、「あなたたちを第一に思ってますよ~」というメッセージはどうやったら伝わるのか?分からない。テクニックやマニュアルではないのかも。人間性か?

南海トラフ臨時情報で近所のスーパーから米が消えた。これが政府の狙った反応か???俺たち夫婦は米を買う気もないし、ふろおけに水をためる気にもならない。


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