養老孟子の日本人論
プレジデントオンンライン記載の
「調べれば何でもわかる」は大間違い…養老孟司が「アユの放流」に見た日本社会の情けない悪癖より抜粋:
(前略) 村上春樹が朝日賞を受賞したとき、「美空ひばりのような土俗性がない」と批判する人がいた。村上春樹はそれをわざとやっていて、西洋の価値観を日本にもってきた明治以来のおかしさに乗っかることで、真似すること自体が自分の一部になってしまっているという、そのおかしさを表現しているんだ。明治の薩長の人たちが西洋を学んで日本に移植しようとした時代を経て、それを使って戦争して負けて、さらに何十年かが経った。いまの世代はそれを知っているから、村上さんが評価される。僕はまだそういうのが気に入らないので村上春樹は読まないんだけど。(略)
我々が元手なしに丸儲けできるのは、自然からものを獲るときだけでしょう。それが社会の一番の利益なんだと、いまの日本の社会は知らないというか、あまり言わない。土地が狭くて人が多いから、人が働くのが資源だと思い込んでいる。
だから頑張って働くんだけど、頑張るのはいい加減やめてほしい。頑張って金儲けされると自然が壊れる。そうじゃなくて、自然から手に入れるのが根本的な意味で一番安くて儲かる。自然から得られるもので、日本全体が気楽に生きて行けるような社会をつくるべきなんです。
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いまの世代はそれを知っている・・・そうかなあ?日大の先生(今もそうか不明)だった先崎 彰容が言うには、「今の学生は8月15日に何があったか、それ以前に日本がアメリカと戦争していた、ということを知らない」、と。養老先生の言う「いまの世代」とは今50歳以上の世代のことか?Z世代とやらに村上春樹が好まれているかは分からないが、養老さんが「それを知ってる」と言う「いまの世代」の人間は明治開国から敗戦までの日本の「攘夷の歴史」を第三者的に眺めていることは確か。養老さん世代は当事者の最後の世代だ。当事者としては村上春樹に「それを」書かれると、軍国少年だった自分を思い出して鼻じらむのか?
自然からものを獲る・・・縄文時代に戻れ、と。「獲る」とは植物を採取し、動物を狩猟するということだ。俺は人口3~4千万の江戸・鎖国時代がいい、と考えるが、縄文時代とは・・・文明や進歩が人間を不幸にした、ということだ。大分年取って絶望・イライラが高じての発言とお見受けする。開国前の、農業中心社会・・・自然の恵みをいただく・・・でもいいように思うのだが・・・土地が狭くて人が多いのが根源にあるのはその通り。少子高齢化を進めて、同時に「姥捨て」すればいいんだ。
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