一流でなくなった日本の見習うべき国
週刊現代に 日本は「アジアのスペイン」になるべしと投稿(投稿者不明)あり:
優雅に秋休みをいただいて、スペインを周遊してきた。
ユーラシア大陸の東端に棲息する者として、反対側の西端に棲息する人たちのことが気になったのだ。要は「似た者同士」ではないかと、勝手な仮説を立てたのである。
結論から言うと、私は自説に大いに自信を持った。日本は「隣国のイチャモン」に目くじらを立てていないで、「アジアのスペイン」を目指してはどうだろう?
共通点その一は、「過去の栄光」である。16世紀の大航海時代の主役だったスペインは、アメリカ大陸をも支配し、「太陽の沈まぬ国」と畏れられた。
ところがその後、徐々に衰退が始まり、1898年の米西戦争でアメリカに敗れたことで、キューバやフィリピンなど主要な海外領土を失った。いまや「ヨーロッパの斜陽国」と陰口を叩かれてもいる。
日本も周知のように「栄光の20世紀」を謳歌したものだ。19世紀末から、台湾、朝鮮半島……と植民地や支配地域を拡大していき、太平洋戦争初期の頃は、アジア全体に君臨していた。
その後、アメリカに敗北したものの、20世紀後半は旺盛な経済力で、再び世界を牽引した。
それがいまや、覇権国のアメリカに遠く及ばないどころか、中国と較べても、経済力・軍事力(防衛費)ともに4分の1以下だ。
2040年までにスペインが世界一の長寿国に
共通点その二は、衰退はしつつも、長寿国であり続けていることだ。
世界保健機関(WHO)の最新の「平均寿命国家ランキング」(人口1000万人以上)は、日本、韓国、オーストラリア、スペインの順だ。だが米保健指標評価研究所(IHME)などの予測では、2040年までにスペインの平均寿命は85・8歳に達し、日本を抜いて世界一の長寿国になる見込みだという。
実際、訪れてみると、「元気なお年寄り」がわんさか! 公園で爺さんたちがハイレベルなサッカーに興じているかと思えば、近くのカフェでは婆さんたちが巨大ステーキやパフェを平らげながらベチャクチャ。まさに老人天国ですな。
「今日のスペイン」に「明日の日本」
共通点その三は、インバウンド大国であることだ。国連世界観光機関(UN Tourism)の最新データ('24年)による世界インバウンド(国際観光客到着数)ランキングでは、スペインが2位で日本が9位。だが日本はまもなく5位前後に到達しそうだ。
共通点その四は、スポーツで世界に存在感を示していること。日本に相撲と野球があれば、スペインには闘牛とサッカーがある。
IT競争に汲々とすることもなく、ゆったりのんびりと、自己の愉しみのために楽観的に生きる―「今日のスペイン」に「明日の日本」を見た気がした。
「週刊現代」2026年11月9日号より
>>俺も30年前くらいから、日本はいずれ中韓台に抜かれるんだから、かつて一流だった国をモデルにすべきじゃあないか?と考えたことがある。そのとき「かつて一流だった国」として思い浮かんだのは、スペイン、ポルトガル、オランダ、イギリスだ。そのときにインバウンドという発想はなかった。きれいなアニメ、やけに甘くて大きな果物、和牛、黒豚、細部まで手の込んだ工芸品・・・こんなものを珍重する国や人達にだけ高く売る・・・人口はそれ見合いに減らす・・・
それと、何にもなくて水すら隣国マレーシアに頼るシンガポールも見習うべきだ、と考えた。シンガポールもユニークな国だ。車も作ってないし、農業だってほとんどゼロ。中華系が多いから中国とはアングラでつながっているだろうし(一応、リー・カンユーは共産党あるいは中国が嫌いだったらしいが・・・)、アメリカとも、元の宗主国のイギリスとも決して嫌い合ってはいない。インド人も結構いるし、なによりヨーロッパ大陸の国々ともうまくやってる。全方位外交だ。国際関係のバランスでは日本のアメリカ一辺倒・アメリカ従属より数段上だ。軍隊も大して強くなさそうだけど、多分「舌先三寸」で何とか戦争を避けるつもりじゃあないのか?
インバウンド1位はどこ?となるのでCOPILOTに聞くと:
2024年の上位国は次のとおりです。 [en.wikipedia.org]
- フランス:約1億200万人
- スペイン:約9,380万人
- アメリカ:約7,240万人
- トルコ:約6,060万人
- イタリア:約5,770万人
- メキシコ:約4,500万人
- イギリス:約4,180万人
- ドイツ:約3,750万人
- 日本:約3,690万人
- ギリシャ:約3,600万人
※観光収入金額では1位はアメリカで日本は9位だって。アメリカってやっぱり人気あったんだ・・・「トランプがいるアメリカなんて嫌」とインバウンド収入は減ってるだろう。
確かに世界標準とかグローバリゼーションとか言わずに、こっちは古き良き日本を保守し、世界中から客を呼び込むのもいいか??
しかし、85歳までなんて生きたくないなあ。それに、競争に汲々とすることもなく、ゆったりのんびりと、自己の愉しみのために楽観的に生きる・・・島国根性の日本人にはこれは絶望的に難しい。これをしたいんなら、やっぱり鎖国しかなさそうだ。
閑話休題:
鎖国同様、外国を当て・相手にしないというアイデアに小日本主義というのがある。石橋湛山が有名にした。わざわざ摩擦が多くて手間がかかる植民地なんてやめようぜ、という考え。これでもいかも知れないね。軍事的にも経済的にも他国の存在なんて忘れて自国の持ってる資産資源だけ当てにして・・・じゃあどうだろうか?Wikiると:
小日本主義(しょうにほんしゅぎ)は、1910年代から1920年代の日本で経済雑誌『東洋経済新報』に拠る三浦銕太郎・石橋湛山らが主張した外交思想。当時の国策の主流であった「大日本主義」を批判するものとして提唱され、政治的・経済的自由主義と結びついていた点に特徴がある。満韓放棄論とも言い、また、より範囲を限定して満州放棄論とも呼ばれる[1]。
概要
小日本主義の体系は19世紀後半よりイギリスで盛んになった「小イギリス主義」(Little Englandism)を模範としている。大植民地帝国であった大英帝国は、実は19世紀末にはインドを初めとした植民地が経営上「赤字」に転落していたといわれ、それと同様でしかもさらに国力が微弱な日本は朝鮮、台湾などの植民地経営を行っても行政コストなどの面でやはり「出超」となり無駄が多く、それらの領有を放棄し独立させ、「主権線」としては内地すなわち日本本土のみの軍事負担も小さい「通商国家」として繁栄を謳歌しよう、という思想であった。
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