お医者さん、嘘ついてごめんなさい。

 十年以上前、近所の眼医者で網膜剥離を見つけてもらい、その日の午後、大学病院で手術を受けられるよう紹介状を書いてもらって、無事手術は成功した。以来、その眼医者には3か月に1回通って視力や眼圧の検査をうけている。数年前から眼圧が高く、「初期の緑内障」と言われ、それから半年に一度、「視野検査」も受けるようになった。

緑内障とは、我がCopilotによれば、「初期には自覚症状がほとんどなく、進行すると視野が徐々に欠け、最終的には視力低下や筒状視に至ることがあります。」という病気。

この視野検査、暗い箱の中に頭を突っ込んで、小さい明かりが点灯すると、ボタンを押す、というもの。その明かりの点灯する場所がどんどん変わっていく・・・どういう理屈・メカニズムから知らないが、明かりに対する反応の良しあしで視野のどの部分の視力が欠損しているのかが分かるのだ。(明かりが点灯してもボタンを押さないところが、視野欠損部という判定なのだろう。面白いのは、明かりが点いてないのにボタンを押すという早とちりも想定した検査なのだそうだ。)

この検査、4,5分間、頭を暗い箱の中に入れておくことになる。昨日の検査で、不覚にも、数秒か数十秒か、居眠りしてしまった。当然のことながら、居眠りしていた間は、明かりが点いても無反応だから、見掛け上、視野欠損個所は増えたに違いない。

さて、検査結果を見て我が眼医者は、悩む。普段なら数秒で「ハイ、少しづつ悪くなってますが、問題なし。今までと同じ目薬(眼圧を下げる)を処方します」とか何とか言って終わるのだが、昨日は、”眼圧は上がってないのに、視野の欠損部分が急増した”という事象に戸惑い、目薬をもっと強いものにすべきか、それとも変えずにおくか決断がつかず、1分間くらい欠損部分を示す過去数年分の視野検査結果を見ながら考える。そして「視野検査の時、何か、普段と違う所はありませんでしたか?」と質問してくる。俺は、「居眠りこいてました」と言っちゃあいけない、と思って「いいえ、特に」とかなんとか嘘をついた。

さて、先生はそれから更に1分くらい「長考」してようやく「いつのと同じ目薬にして様子を見ましょう」と結論を出してくれた。ほっとした。

閑話休題:

「眼医者さんご免なさい。」だ。しかし、目の検査の最中に居眠りするとは・・・これも、年のせいかね。

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