孫の効用
スーパーからマンションに帰ってくると、自転車に乗った母親が、4,5歳の娘に「やってごらん。パパがいるから」とマンションの入り口にある「呼び出しボタン」を押させようとしてる。母親は自分は自転車を駐輪場に待っていく。その間に娘は一人で部屋にいるパパにドアを開けてもらうのだ。
たぶん、初めてのことだろう、女の子はドギマギしながら恐る恐る部屋の番号を押し、「呼び出し」ボタンを押す。後ろから見てる俺たち老夫婦の方を見る。「大丈夫。頑張れ」と心の中で応援しながらうなづく。3,4回呼び出し音がしてパパが出る。パパがドアを開けてくれる。女の子、急に嬉しくなってマンションに入ってスキップして部屋に向かう。
一部始終を見て、「可愛いね」と夫婦で顔を見合わせる。もう、ほとんど自分の孫を見て応援してるのだ。
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