ネットの普及・紛争・深まる分断… いまの時代、万博を開く意義は

 朝日新聞 ネットワーク報道本部次長(万博担当) 池尻和生の記事から引用;

 ネットが普及したこの時代に万博を開くことへの疑問の声は絶えない。ただ、世界の分断は進んでいる。関税をめぐる対立の行方も見通せない。その中で人々が人種や国境を超えてリアルに集まり、多様な思想に触れ合う意義はあると考えている。政府や協会、地元自治体には、いま万博を行う意味を常に追求し、来場者や参加国の人々の期待に応えるような会場運営を求めたい。

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俺は、「リアルに集まり、多様な思想に触れ合う」のが当たり前、基本だと思う。これが池尻さんにおいては逆転していて、ネットで集まり、ヴァーチャルに触れ合うのが基本なのだろう。これには驚いた。

最後の「地方自治体に○○を求めたい」という紋切り型の上から目線。これには辟易。

俺はパソコンや携帯の画面に登場するものにリアリティを感じない。リアルとは別の作り物だ。これはTVが登場したときに、映像や音の完成度が低くて「別物」「まがい物」「偽物」と感じたからか?「生まれたときにパソコンや携帯がある世代にとっては、画面に登場するものがリアルで、本当のリアルは”もう一つのリアル”程度のものなのだろう。

万博に(オリンピックでも同様だが)意味なんてあるのか?昔からやってるお祭りをやめるのは難しい。お祭りの意味なんて考えるべきなのか?疑問の声が絶えないなら、日本でやるタイミングではなく、日本での開催が終わったあと、万博(やオリンピック)そのものをそろそろやめようか?という議論を巻き起こすべきだろう。そういう議論にならないのは朝日新聞が本気で万博やオリンピックの存在意義を考えていないということだ。単に「日本で万博(オリンピック)を開催する意味」を日本で開催するときだけ考えるだけなのだ。開催のタイミングでないときにそんな議論を持ち出しても誰もふり向かない。バズらない。カネにならない。

万博やオリンピックなんてかわいい無駄遣いのような気もする・・・防衛費なんて本当に意味あるか?アメリカという一番大切な顧客に対する接待費と考えるべきで、接待費に「費用対効果」などという無粋な考えは無用だ。もっと言えば、そもそも国防なんて意味あるか?国なんて守るべきものか?

もう一つの考え方は、万博だろうがオリンピックだろうが、「皆さんやりたければどうぞ、だけど日本は参加しません」だ。これはダメか?俺がかねてから言う「鎖国」だ。逆に考えると、万博やオリンピックの費用は鎖国をしないため、他国からつまはじきされないための接待費だ。

閑話休題:

人生をはじめとして、大概のものは考えたって意味なんてない。意味なんて考え始めるようになったら、おしまいだ。意味を考えないから脳天気に生きていける。「この会社に勤める意味や目的」などと言いだすから辞めたくなるのかな?でも、会社ではこの作業の意味、このビジネスは何のためにやってるの?を考えることが大切なんて言われたなあ。

生きる意味など考え出したら、俺のように、「意味がないけど、死ぬ方が楽だから苦の多い生を選ぼう」、などと考えるのがオチだ。

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