The best of Max Roach and Clifford Brown in concert を聞く

 1954年録音ライブ録音のこのアルバム、やはりClifford Brownが聞き物だ。トランぺットという楽器を、Miles Davisが苦しんで考え抜いて吹くのに対し、Brownは次々と頭に浮かんでくるメロディー、フレーズをそのまま吹く感じ。いわゆるモダンジャズの原メロディーを残さない激しいアドリブでなく、フェイク程度の演奏。その点、Louis Armstrongに近いものを感じる。天衣無縫とでも言うべきか。音楽は「音を楽しむと書く(それなのに日本人は・・・)」などと言われうが、Armstorng,Brownなんて本当に楽しくてたまらない、悦びに溢れてる感じ。

Brownは絶頂期の1956年、25歳で交通事故で死ぬ。絶頂期に夭折するというのも格好いい。芸のある人はいいネ。死んでも芸の記録は永遠に残り、70年後に改めて感心するヤツもいるんだから。

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