Great John, you are in the sky of music! Wait us!
John ColtraneがLike Sonnyという曲を1961年に録音している。敬愛するSonny RollinsにちなんでColtraneが作った由。しかし、「どこがSonnyなの?」というくらい、中東風というかエスニックなメロディー。全然Sonnyらしいメロディーじゃない。ただし、演奏は非常に良い。Coltraneのsheets of sound満載だ。この頃のTraneは麻薬から足を洗って自信満々に吹きたいように吹いてる感じ。
ColtraneはSonnyのことをどう思っていたんだろう?Milesのクインテットにいた頃はMilesから「Sonnyみたいに演奏しろよ(Play like Sonny)」って言われてたらしい。俺にはそのことがトラウマとして残っていて、Milesのクインテットから独立したあとも自虐的なのか、懐かしく思い出してなのか、この曲を作ったように思える。
YouTubeでこれを聞いていたら、コメントにGreat John, you are in the sky of music! Wait us!という英文が。rossiという名前の投稿者。日本人じゃなさそう。イタリア系のカトリック教徒っぽい名前だが言ってることは実に日本人ぽい。「あなたは空にいる」って、日本人の発想。死んだTraneは空=天国にいる。日本人は「人は死んだら空(あるいは空の向こう)に行く」と思っているらしい。そしてWait usだ。「自分たちも死んだらそっちにいくからね」だって。夫を亡くした俺の母親が「自分もお父ちゃんの所に行く」と言っていたのを思い出す。
キリスト教も様々らしいが、一説では、信者なら死んだらパラダイスに行き、信者でない者はハデスに行く。(世界の終焉後、最後の審判で真の信者と認めれれれば新しく創造された世界でで神様と一緒に永遠に生き、信者と認められなければゲヘナという永遠の苦しみが続く地獄に落ちる、と。
日本人は最後の審判なんてややこしいものは待たない。空の向こうに行ったらおしまいだ。ただし、お盆の時など、神様として時々現世に戻ってくる。
閑話休題:
Sonny RollinsとJohn Coltraneの共演盤、Tenor madnessもついでに聞いたが、あまり面白いとは感じなかった。
キリスト教も日本教と同じく、人は死んだら(最後の審判まで)どこでどうしてる?については、結構曖昧というか、一つにまとまった考えはない・・・死んだら最後の審判まで眠っているという説もある。
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