朝日新聞社説を論難する
3月12日朝日新聞社説に以下:
(社説)核のない世界 逆行許さぬ対話つくせ
核抑止論にはかねて数々の落とし穴が指摘されてきた。核保有国の指導者が理性的な判断から逸脱すれば成り立たない。ロシアは違法な侵略を止めさせない「道具」として核を利用した――などだ。(略)
>>>核抑止論って、核兵器と言うすばらしく破壊力のある兵器を手に入れてしまった後からひねくり出した後付けの屁理屈ではないか?
単純に、核兵器を失いたくない、失ったら持ってる奴にやられる、というだけだろう。だから手放せない。一方で核廃絶なんて屁理屈をこねくり回すヤツがいる、「うるせえ、バカ野郎、それ以上騒ぐと核兵器お見舞いするぞ」と言いたかったが、それじゃあひどすぎると言うんでちょっと頭を使って、遠回しに、核抑止なんていう屁理屈を編み出して対抗したんだろう。
一旦世に出て、消え去ったものってあるのか?
山本夏彦さんは「一旦世に出たものはなくならない」と言った。
生れ出た瞬間は「すばらしい」と言われたものが、何年か経つとこんなものがなければ…と言われる。だが、なくならない。古くは金(カネ)、民主主義、ダイナマイト。プラスチック、インターネット、SNS、そのうちAI・・・「こんなもの要らねえ!だ」
それともう一つ、核兵器廃絶論の理解できないところは、それじゃあ、通常兵器はOKなの?という点だ。核に比べて時間はかかるが、通常兵器だって多くの人を残酷に殺す。通常兵器で殺されるのも、核で殺されるのも殺される方からすれば一緒ではないか?どうせ死ぬなら一瞬で死ねる核兵器の方が「人道的」ではないか?
更にもう一つ。核兵器廃絶に近い効果をもたらすのは、核兵器よりもっと効率よく徹底的に人を殺す新兵器の登場だ。兵器分野で何十年も核兵器に代わるものが発明されないなんて、兵器開発者の怠慢ではないか?新しい兵器が登場すれば、多分核廃絶運動は時代遅れになり、メディアは取り上げくなる。これまた夏彦さんの言葉で「マスコミが取り上げなければなかったのと一緒」
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