朝日新聞が万博を揶揄する記事を載せた。
以下、朝日の記事:
社会学者の大澤真幸(まさち)さん:
「気候変動問題に象徴されるように、我々が何もしなければ、人類はじりじりと破局へ向かっていきます。人工知能(AI)も大きな問題です。一つの国と同じくらいの力を持つ米国の巨大企業や権威主義国家の中国がAIを高度化させています。巨大な力をもつAIは国際的に民主的に管理することが必要です。万博はAIをコモンズ(共有財)にしていくための議論をする良い機会です」
「米国のトランプ大統領は『(資源を)掘って、掘って、掘りまくれ』といい、『性別は男女の二つのみとする』と言い放ちました。地球環境保護や性的少数者の権利の尊重は、人権や自由、平等、民主主義といった価値の延長線上にあります。これらは西欧が作ってきた近代的な価値観で、トランプ氏はそれを否定しようとしています。そしてトランプ氏のような指導者は他の国でも増えてきました」
「大げさに聞こえるかもしれませんが、世界は破局に向かっています。そんな世界的な危機の中で我々はのんきに万博をやろうとしている。この万博を『破局への抵抗』を訴える場にするべきです。世界で起きている破滅的な問題に対して、我々が立ち向かおうとしていることを示す場です」
>>
トランプのような政治家が増えて世界は破局に向かっていると言うが、違う。元々人間は世界の事なんて真剣に考えはしない。まず自分の生活、子供の将来だろう。それが大丈夫となれば、次に世界の事を考える。それが子供の将来どころか、今の自分の生活も不安不満で一杯で絶望しているからトランプみたいのが出て来るのだ。どうすれば破局を回避できるか分からないから民衆は、ウソ臭くて無力な”リベラリズム”に見切りをつけて、トランプのようなウソ臭くても指導力がありそうに見える男に政治を託そうなどという、おかしな判断をするのだ。(大澤さんは、どうすれば世界を破局から救えるか分かっているんだろうか?抵抗だけしたって駄目だろう。)
哲学者で東京大准教授の斎藤幸平さん:
「2025年のいま、世界は気候変動や戦争、AI(人工知能)の急速な発達など、様々な問題や課題を抱えていますが、今回の万博がこうした大きな問題に向き合っているとは思えません。そういう大きなテーマへの言及はあっても、『お飾り』や『ウォッシュ(見せかけ)』になっているようにみえます」
「気候変動への対応を考えれば、本来、こういうイベントをやるべきではない。たった半年間のために木材を切って持ってきたり埋め立て地を開発したり、そういう行為が気候変動対策と矛盾しています」
「むしろ透けて見えるのは、メガ(巨大)イベントに便乗して、公のお金をつぎこみ、カジノを含む統合型リゾート(IR)の開発につなげて、金もうけをしたい、経済を成長させたいという狙いです」
「一言でいえば、祝賀資本主義(セレブレーションキャピタリズム)です。米国の政治学者ジュールズ・ボイコフ氏がオリンピック批判で使った言葉です。五輪やサッカーW杯などのメガイベントを使って、再開発をしたりスラムを解体したり、(イベント時の)犯罪対策という理由で移民やホームレスを排除したりする。そういう資本主義のあり方を批判する言葉ですね」
「実際、低成長の日本では多くの人がインフレで苦しい生活を強いられている。そんな中、たった半年間のために大屋根リングに約344億円を使う。そういうお金の使い方が今の日本では受けいれられない。批判を浴びるのは当然だと思いますね」
「もう日本は失敗を繰り返す余裕はありません。気候変動問題や戦争の問題、AIの問題、人口減少の問題など、そういう大きな問題に向き合い、どういう社会を作っていくべきか考える必要があります」
>>まず、斎藤幸平はホントにこんなこと言いたいのか?たかが何百億円の無駄遣いならいいだろう。そのくらいの失敗ならまだ十分可能だ。気候変動問題、戦争の問題、AIの問題、人口減少の問題・・・日本に限らず世界のどの国がそういう大きな問題に向き合い、考え、解決策を実行してるのか?正解が見つからないから困ってるんじゃあないか。斎藤幸平君にはこれら大きな問題の解決を実行できる力があるのかい?できると言うなら1000億円上げるからやってみてくれ。失敗してもいいよ。
大澤・斎藤両名に共通するのは、実は、万博なんてどうでもいい、万博より大事な問題が山積してる、ということだ。それを無理やり万博に引っかけて何か言わせようと言う朝日の愚劣な持って行き方。万博なんて放っておいて、ご両名に万博より大きくて大事な問題について解決法を語ってもらえばいいのに。
結局、朝日様は万博賛成なの?反対なの?学者に忖度させて万博反対論を言わせ、それを”事実”として切り取って・・・まず、朝日自身が賛成か反対か旗幟を鮮明にしろ。
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