14年ぶりか・・・

 shebelievescupで「なでしこジャパン」がアメリカを破った。NHKの放送を録画して見た。アメリカに勝ったのは13年ぶりだそうだが、その試合は覚えていない。アメリカに勝ったのを見たのは14年前のワールドカップだ。ワールドカップ優勝の後、一向に盛り上がらない日本女子サッカーにはかねてより興味と関心を持っていたが、監督が交代したのも知らなかったんだから全くダメだ。また、メディアも監督交代を大きくは取り上げなかった、と思う。

やはり長谷川が光った。攻撃の組み立てはもちろん、守備でボールを奪ったあとの攻撃への切り替えスイッチの入れ方(くるっと回って出すファーストパス)は唯一無二の藝術と言っていい。そして籾木と田中とのコンビネーション。籾木(田中)が走ってスペースを作って長谷川がパスを出す、またはその逆。いつも一緒にやってるわけではないのに、まさに阿吽の呼吸。長谷川もすでに28歳。後継者を育てるかまたは長谷川抜きで日本女子サッカーの攻撃をどう変えるのか、そろそろ考えておかないと・・・

キーパーの山下は相変わらず安定。アメリカチームと比べてキーパーへのバックパスがやたら多い。山下の前線へのフィード能力を信じての事だろう。この点パワーとスピードで一人で前進し、ダメとなったらパスをだすアメリカ人と真逆。日本人は他人にパスを出すことありきでプレイする。(時々それを見透かされてパスを取られる)

なでしこジャパン前コーチの宮本さんの解説もよかった。結果でなく、相手のパスコースを消したり、味方のパスを引き出すためにスペースを作る走りといった、献身的なプレイにスポットを当てて教えてくれる。

勝利者監督インタビューで新任のニールセン監督が佐々木則夫元監督(現日本サッカー協会女子委員長)のことを絶賛した。多分、佐々木則夫さんがニールセン監督をスカウトしたのだろう。この試合も見に来ていた。二人は同時期に片やデンマーク代表監督、片や日本代表監督をやっていたのでそこで知り合ったのか?スカウトしただけでなく、ニールセン氏の仕事をやりやすいようサポートもしてるみたいだ。

ところで前監督はどこで何してるんだろう?

閑話休題:

①片かなで”シービリーブスカップ”と書くよりshebelievesカップと書いてくれた方がピンとくる。日本のキリンカップみたいにアメリカに外国代表チームを呼んで行う大会だ。アメリカ代表強化試合でもあり、また、女子サッカーのプロモーションも兼ねているだろう。企業の名前がついていないが、誰が金出しているんだろうか?Wikipediaには書かれていない。

②アメリカの応援に違和感。太鼓(ドラム)に合わせて応援したり歌ったり。アメリカのスポーツ応援と言えば、野球のように、球団(球場)が準備した音楽に合わせて歌ったり声を出したりするか休憩時間にチアガールが躍るぐらいしか思い出せない。あとは自然発生的?なウェーブか。つまり、アメリカのスポーツにおいて私設応援団(だと思うのだが)がリードする応援というものを見たことがない。また、欧米では太鼓を使った応援も珍しい。太鼓の音が昔の西部劇(インディアンが悪者だった頃)のインディアンの太鼓みたいに聞こえた。

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