久しぶりに新宿ディスクニオンレコードに行ってみた

 上さんと新宿に行く用事ができた。折角新宿に行くんだからついでに何かしよう、と考え、たまにはレコード屋に行こう、と思いついてディスクユニオンン(新宿ジャズ館)に行く。

客層に変化が感じられた。かつては客の割合は、大体若い男女と俺みたいなじじいが半々だったのが、1,2割は外国人だ。レコードなんてものを後生大事に扱い、保存し、それを中古屋で売り買いするなんてことをやってるのは世界中で日本人だけではないのか?従って世界中のアナログレコードのファンから見れば、ディスクユニオンみたいな中古レコード屋は聖地なのかも。

中国人と思しき若い男が連れの女に「こんなレコードがあるよ」とでも言っている様子。店員に質問する黒人男と一緒の白人女。こういった客は日本人にはいない。老若男女を問わず、日本の中古レコード店に来る日本人客は黙ってレコード箱に入っているレコードを一心不乱に一枚一枚繰るだけだ・・・中古レコード蒐集道。

古レコードも思わぬインバウンド需要だ。

さて、今回3枚のレコードを購入。

①THE GREAT ISHAM JONES and his orchestra RCA VICTOR vintage series 1932-1934年録音 \380

Isham Jonesって名前は聞いたことはあるけれど、演奏は聞いたことがない。RCA VICTOR vintage seriesは様々なジャズの大物の名演習をアンソロジーで紹介するためにRCA VICTORが出していたシリーズ企画。vintage seriesのレコードジャケットはみんな同じワインの写真。ワインだからvintageということ?このジャケットに誘われてつい買ってしまった感じ。\380のレコードとなると、「面白そうなら買っちゃおう」というノリになる。 liner notesにIt is important to remember that Ishanm's aim was to lead a dance band and not a show orchestra or a jazz band.とあるのが面白い。「ジャズだと思って買うなよ」ということらしい。

家に帰って聞いてみたら、Don Redmanみたい。悪くない。Isham Jonesって、Wikiって見たらIt had to be youとかThere is no greater loveとかの大スタンダードの作曲者。結構偉いんだ。


②The King Cole Trio with Lester Young and Red Callender 1942年7月録音 \980

LesterとColeがトリオでやってるレコードは持っている。ただし、SCOREなんて変なレーベルじゃなかったし、Red Callenderは入っていなかったような気がする・・・迷った末購入。正解だった。持ってなかった。しかも、買った時には分からなかったが、1942年録音なので1944年に軍隊に入っておかしくなる前のLesterが聞ける。2、3曲ドラムやトランペットが増える。これはdiscograpy編集者のJepsenさんによると、もともとトリオ演奏の録音だったものに後からダビングしたものだ、と。

これ、本日最高の買い物。

③West Coast Jazz Vol.2・・・聞いたことのないバンドの1920年代のアンソロジー。\380。

これははずれ。スカ。まあ初めからダメそうだとは思っていた。面白いのはLiner Notesの下にJoin the I.A.J.R.C(International Association of Jazz Record Collectoors)とあって、住所も書いてある。俺も入りたかったなあ。想像するに、このARCADIAというレーベルはIAJRCの会員教育用レコードのレーベルではないか?






























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