ノーベル平和賞って、WOKISM?
「平和賞」はノルウェー・ノーベル委員会が決めるのだそうだが、今年のノーベル平和賞が日本被団協に与えられる、と聞いて俺は「イグノーベル賞か?」と叫んだ。
今までもイグ・ノーベル級が多い。
国際連盟を創設:ウッドロー・ウィルソン・・・国際連盟は発足したが、アメリカを参加させることもできなかった。
国際連合憲章起草:コーデル・ハル・・・日本に真珠湾攻撃をけしかけたアメリカ側の交渉窓口
ベトナム戦争終結交渉:ヘンリー・キッシンジャー・・・アメリカにとってメリットのないベトナム戦争をやめようとしたのは事実だろうが、同時にソ連を孤立させようと中国に近づいた。何のことはない、今度は中国がソ連に代わって「大国」になり、アメリカと敵対。もっとも、アメリカはソ連の次は日本、日本の後は中国と「敵」を作っては揉める、ということを繰り返してきた。(ソ連と日本は叩き潰せたが、さて、中国は一筋縄ではいかないぞ)
非核三原則の提唱:佐藤栄作・・・これは本当にイグノーベルだ。アメリカは自由に核を持ち込んでいた。佐藤さんの遺族は、返上したんだろうか?「ノーベル真っ赤な嘘賞」なら価値はある。佐藤さんも「俺、この賞は辞退すべきか?」って悩んだんじゃないか?それとも、恥なんてものはかなぐり捨てないと、偉大な政治家にはなれないものか?
以上の例だけを見ると、ノーベル平和賞とは他の「理系」の賞と違い、その結果が何をもたらすのかはっきりしないうちに拙速に上げている。
特に好きなのは国際連盟、国際連合と言った戦争直後に蔓延した厭戦気分に乗っかった、こぎれいな国際協力の作りものだ。それから平和とか核兵器反対のすばらしい理想論・・・被団協も正しくそれ。被団協の皆さんは、歴代の受賞者をじっくり眺めて、それでも「うれしい」とお喜びか?原爆投下の遠因となった日米戦争をしかけたハルと同じ賞をもらえた、とお喜びか?佐藤栄作と並んだ、と言ってお喜びか??
「アメリカに核持ち込みを自由にさせていた、大嘘つきの佐藤栄作が貰った賞なんてもらえるか!」くらい言う奴はいないのか?
コメント
コメントを投稿