衆院選挙結果
テレ朝・ 「羽鳥慎一モーニングショー」で
田崎氏は今回の選挙結果を聞かれ「これは大変な事態になるんで」と切り出し「発足当初から少数与党政権でスタートになる。過半数に対し自公は18議席足りなくて、首相指名選挙は乗り切れても、予算案、法案はどこかの協力を得られなければ全部否決される。相当厳しい政権運営になる」と指摘。自民党は過半数を割ったものの、立憲民主党よりは議席は多いため、混乱などが生じる可能性を指摘していた。
と語った由。
政権運営なんて俺には全く興味ない。俺が興味あるのはメディアを含めた55年体制の延長線上の日本の政治のプラットフォームが変わる予兆が見られるかかどうかだ。テレ朝も田崎さんも、55年体制の延長線のプラットフォームが維持されないと飯の食い上げになるから政権運営くらいしか語れない。
山本夏彦さんによれば、「賄賂に文句を言う奴は自分が貰えないからだ」と言う。今回立民に投票したのは裏金をもらえなくて羨ましかったヤツだ。そういう国民の人気を争う民主主義って・・・
さて、NHKの「衆議院選挙2024特設サイト」が俺の知りたいことを即座に教えてくれるのでこれで調べながら以下:
自公(与党)合計で215議席・・・そんなに悪くない。追加公認を含めて20議席を増やせば過半数だ。
どこも数字を出さないが、当選者数を立候補者数で割った「当選率」を計算してみる。
立候補者数 当選者数 当選率 当選者に占める比例当選者率
自民 342 191 56% 31%
公明 50 24 48% 83%
立民 237 148 62% 30%
維新 164 38 23% 39%
共産 236 8 3% 88%
国民 42 28 67% 61%
れいわ 35 9 26% 100%
社民 17 1 6% 0%
参政 95 3 3% 100%
みんな 6 0 0% 0%
保守 30 3 10% 100%
安死 2 0 0% 0%
諸派 7 0 0% 0%
無所属 81 12 15% 0%
合計 1344 465 35% 38%
自民党の当選率56%は追い風に恵まれた立民、国民と比べれば低いがそんなに悪くない。
今回の投票率は53%くらいの低さらしい。従来「投票率が低い選挙は、何があっても絶対投票に行く創価学会員・共産党員を抱える公明・共産党が強い」と言われてきたが、両党とも選挙前より議員数を減らした。公明、共産とも熱心な信者・支持者が減ったということか?公明党は池田大作先生が亡くなった後の初の総選挙だった。党のトップが落選というのはかなりヤバイ。共産党は支持者・党員が団塊の世代より若返っておらず、すでに「死に体」だ。ただし、共産党の偉いところは立候補者の多さだ。全員当選すれば過半数が取れる人数を立候補させている。
国民は比例の当選者数20人に対し、比例候補者リストに17人しか残っておらず、3人分を他党に譲った由。予想以上に得票してしまったということだ。まあ、ご愛敬か?
比例でしか当選者が出せない、れいわ・参政・保守の3党は党首個人の人気頼りという事だろう。NHK党もそうだが、党首以外の人気者、インフルエンサーが出てこないと伸びない。
維新も異常。小選挙区当選者23人のうち、19人が大阪だ。(大阪小選挙区は19あるが、19人の当選者は全員維新)一方でトータルの議員数44が38とあんまり減らさなかった。
我がジョーカー議員、河合悠祐は埼玉15区で16,000票余りを得て5位(ビリ)だった。4位の共産党の候補者の得票が18,000票弱。1,500票の差だ。4位までは政党のバックアップを得た”プロ”だ。(一応、百田・保守党と同じ名前の”保守党”*の支援は得ているが)ちなみに都知事選の得票は2,035票。AIメイヤーの2,761票や政見放送で「暑いわ」と言って上着を脱いだ内野愛里の2,152票などと同じレベルだった。都知事選に比べればかなり大真面目に取り組んで、健闘したのではないか?
*この石濱・保守党は政党として登録されていない。従ってジョーカー議員は「諸派」の括りだ。
「安死」とは「安楽死制度を考える会」だ。
「55年体制の延長線上ではだめだ、ぶっ壊して新しいプラットフォームを作ろう」の予兆はまだ見えない、もっともっと絶望しないとトップは自己否定せず、国民も手のひら返しをする気にならない。これを目撃したいような、したくないような・・・
閑話休題:
株価が上がった。逆に言えば与党(石破首相)が勝ったら株価は下がった、ということ?株価がまた下がると思っていた俺にとってはうれしいニュース。
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