政見放送で嘘をつく

政権を取ることはもちろん、議員数を増やすこともあきらめ、その代わり、 昔からの主張を変えようとしない社民党に注目している。嫌いじゃあない。かつて党首(当時”社会党”と言った)の村山富市さんが「自衛隊違憲」と言っていたのに30年前に首相になった途端、「自衛隊合憲」と言い放った前科がある。それが万年野党だった社会党のメッキをはがし、党勢の凋落に拍車をかけた。

俺の見るところ、福島瑞穂はこの反省に立って「決してブレてはいけない」と決めたのではないか?その後、社民党は民主党政権で与党になり、瑞穂は大臣になったが、普天間飛行場移設先について最低でも県外移設」と言っていた鳩山首相がアメリカに言われて考えを変えたのに抗議して大臣をやめた。俺は、この「政権・地位よりブレない事を大切にする」という頑なさが気に入っている。

その後も党勢はどんどん・ますます衰えたが、ごく一部の支持者に支えられてまだ社民党をやっている瑞穂の頑固な保守性はいいいと思う。また、こんな社民党でも支持する変わり者・物好きがいる、というのも日本の政治の多様性を感じさせ。なんとなくうれしい。

なお、瑞穂は大臣やってる間にお肌が汚くなって急激に顔から生気が失われたことを覚えている。この点、高市早苗と似ている。大臣をやるということは大きなストレスになるのだろうと思う。(その点、小泉進次郎などは大臣の仕事をストレスなく嬉々として楽しむように思われる)

さて、NHKで政見放送を見た。瑞穂のお顔はずいぶん見やすくなった。候補者を何人出したのか知らないが、社民党が政権を取れないのは確実だ。にもかかわらず「3年間、社民党は消費税ゼロにします!」と断言する。これは明確な嘘だ。政権を取れない社民党に消費税を変えることができるはずがない。NHK(に限らず、放送メディア)はこんな明確でわかりやすいウソを放送していいのか?明確な嘘に対してはせめて、トランプが「移民はペットを喰ってる」と言ったら即座に「そんな事実は確認されてません」と否定的なコメントを出したABCのキャスターみたいに、言うだけは言わせても直後に「そんなことは不可能です」と指摘するくらいのコントロールはできないものか?

上さんによれば、共産党は「消費税を5%にします」と言ってるらしい。これも同様のウソだ。

俺は闇バイトなるものに手を染める者がいる(なんと年寄まで!)という事実から「最近の日本人はメディアで言われることを簡単に信じてしまうようになった」と考えている。社民党や共産党のウソも信じる者が一定数いることを恐れる。

閑話休題:

共産党もそうだが、党首が出てきてプレゼンするとき、手を良く動かす。そういうご指導が入っているんだろう。瑞穂は左利きらしい。そのせいか、右肩上がりの動作が左肩上がり(つまり、右肩下がり)の動きになってしまう。手なんか動かさなくてもいいんじゃあないか?共産党党首にせよ、瑞穂にせよ、その外見や動作に注目する視聴者はいないだろう。

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