Alternative Take
ジャズレコードを聴く者にとってAlternative Takeとはおなじみのことだ。
どうだろう、俺が覚えてる限りでは、同じアルバムに1つの曲について2つや3つのTakeが収録されてるなんてことはそう珍しいことではない。
1年前に放送になったNHK SONGSを見てたら「いきものががり」はベストと思われるTakeを探し求めて何回もTakeを重ねるんだそうだ。
俺は「レコード」って、原意は「記録」なので、その時、そのスタジオに集まった人たちが行ったパフォーマンスを幾通りも録音して、それをジャズレコードのように、そのまま全部並べて提示し、聞いてもらう、というのもありだ、と思う。
記録好きなキリスト教徒は、レコードにはしっかり記録する。確かに別Takeの演奏を聴き比べても大差ない。だから勝手にディレクターが1つのTakeに絞ってレコードにはそれだけ載せてもらっても構わないのだが、一方で、その場で行われたパフォーマンスを全て記録として残す、というのもありかな、とも思う。ファンなら大差なくても全部のTakeを有難く味わうのもいい。
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