アメリカに感心する(NHKスペシャル混迷の世紀 パラレル・アメリカ)
7月21日放送の「NHKスペシャル混迷の世紀 パラレル・アメリカ銃劇事件の衝撃」を見る。
アメリカではバイデン政権に失望した人たちがトランプを支持し、また、伝統的に民主党を支持してきた若者世代が民主党離れしている、と言う。一方でトランプだけは嫌だ、勘弁してくれ、という人もいる。誰が大統領になっても分断は深くなるだろう、と言う人が多い。
トランプ支持に変わった若者は、本を読んで目が覚めた、と言う。また、前回のトランプ政権では官僚が反トランプだったからうまくいかなかったので5万人単位でトランプのために働く官僚を送り込もうというプロジェクトがあって(プロジェクト2025)、実際にトランプが当選したら官僚になるつもりでネット動画を見て官僚の勉強をしている人もいる。また、アメリカでは多様性に違和感を覚える人々が多様性(特にLGBTのような性的多様性)を描いた本を「子供に有害」として発行や貸し出しに反対運動する人がいる。
以上、アメリカ人はショート動画やticktockばかりでなく、ちゃんと旧来の本や長いネット動画を見て勉強しているということが分る。日本の若者は本なんて読まないのではないか?
トランプがどうなるのかは置いておいて、アメリカの若者の方がちゃんと本や長い文章を読んで勉強するんだなあ、自分の頭で考えようとしている、と感心する。
閑話休題:
アメリカでは多様性やポリティカル・コレクトネスを振りかざすスーパーやネット通販業者がいる。これを嫌う人々がこういう店をボイコットし、多様性やポリティカル・コレクトネスなどというややこしいことを言わない店を利用しようとする。多様性を言う店とそうでない店・・・この状況をパラレル・アメリカと呼ぶ。
多様性だ、差別反対だ、難民は受け入れろ・・・なんてきれいごとを云って、一皮むけば弱者、差別される者を食い物にするディープ・ステート・・・「ディープ・ステートをぶっ潰せ」がトランプの決め台詞だ。日本もそうなるだろう。
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