我が林田アナが・・・・
NHK林田アナは3年前まで平日の6時過ぎから放送する「首都圏ネットワーク」担当で、この番組の名物コーナー「私はだまされない」(その後「私たちはだまされない」に変更)で最高のパフォーマンスを発揮した。年取りにオレオレ詐欺の手口を紹介して最後に「皆さんにお願いです。〇〇には注意してください」の決め台詞で終わるコーナーだ。俺はかねがねNHKのアナウンサーが「皆さんにお願いする」のってなんかおかしいと思っている。どうして「みなさん、注意しましょうネ」ではないのか???しかし事例紹介から最後の決め台詞まで林田アナがやると、そんな馬鹿な疑問を忘れさせるくらい良かった。一つの芸の域に達していたように思う。特に「皆さんにお願い」・・・孫が、普段はあまり仲良くないおじいさんおばあさんにしゃべってるようでぎこちないところが、また良かった。
俺が林田アナを気に入ったのは植物の生存戦略について、先生役である山田孝之から生徒役の林田アナが教えてもらう番組だったと思う。山田の弾けた、とぼけたヘンテコな話にNHKアナらしく、落ち着いてお行儀よく反応する林田アナ・・・二人の生み出すトンチンカンさがすごく良かった。
この、硬さ、律義さ、まじめさ、融通の利かなさ、頑なさ、This is NHKみたいなところが気に入った。林田アナはその後、7時のニュース、9時のニュースと、1年ごとに「出世階段」を登ったが、9時のニュースは痛々しくて見ていられなかった。後付けで離婚騒動があったらしい、ということが分ったが、笑いがなく、心ここにあらずというか、重責に押しつぶされそう、と言った風情。
俺は離婚騒動のことは知らなかったが、「林田アナは全国版のニュース番組のメインを張るようなタマじゃあない、バラエティー番組でタモリや山田孝之を相手にするか、せめて首都圏ニュースくらいまでがいい」と思っている。
さて、林田アナに音楽バラエティ番組で共演した星野源との不倫報道。(山田孝之ともあったみたいだ)これだけはいけない。我が林田アナだけは不倫報道はいけない。真実がどうかは問題ではない。清らかな林田さんは決してこんなことで汚されてはならない。この番組、芸大でピアノやってた林田アナにピッタリの番組だったんだが・・・
閑話休題:
林田さん同様、我が伊藤沙莉も脇役がベストだと思っている。朝ドラ・「ひよっこ」の主人公の同級生が結婚した米屋の娘。そしてこれもNHKドラマ「経費で落ちません」の主人公の同僚の経理のOL。いい加減に力が抜けていてそれでも強情だったりしていい味だった。
それが出世して朝ドラの主人公に。大丈夫かな?
人間には主人公、中心人物が似合う人とあくまで脇役で持ち味を発揮する人がいる。脇役が似合う人に無理矢理主役を取らせることはないと思う。これが多様性だろう。でも「主役が似合わない」と決めつけるのは差別で不公平だ。
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