自民党員3万人減、首相獲得を指示「信頼回復しながら頑張って」
毎日新聞5月16日に以下:
岸田文雄首相は16日、首相官邸で自民党の金子恭之組織運動本部長と面会し、2023年の党員数が3万人以上減少したことを踏まえ、「党員の獲得に向けて、信頼回復をしながら頑張ってほしい」と指示した。
23年12月時点の党員数は109万1075人で、前年に比べ3万3688人減少。昨年12月に表面化した派閥の政治資金パーティー裏金問題が主な減少要因の一つとみられるが、金子氏は統一地方選前年の22年に候補者の公認・推薦に伴い党員数が増加した一方で23年は低調だったことが「一番大きく、4年ごとに起きている現象だ」と記者団に強調した。自民は党員120万人の獲得を目標に掲げている。【池田直】
<<俺は自民党党員であった。(党費を納めていないからすでに党員でないと思ってこのように過去形で表現する)初めて党則を眺めて見ると、
第3条 党員の義務 3「各級選挙において党の決定した候補者を支持すること」とある・・・こりゃあ嫌だ。「自分の頭で考える」ことの否定だ。「自分の頭で考える」が自由と民主主義の根本ではないか?つまり、自由民主党は党則第3条の3で自由と民主主義を否定し去っている。
そして同条4に「党費を納めること」とあって、俺は今年の党費を治めなかったから党員の義務違反をしている。ただし、党費を納めないことが自動的に党員でなくなることを意味するのか、不良党員としてまだ党員でい続けているのかについては党則には書いてない。
87条の”党籍”を見ると入党しようとするものは党員1名の紹介と申込書の提出が必要だ。(俺は小野田紀美が入党を勧めるから、彼女の応援のため入党を思い立ち、彼女を介して申し込み、2022年12月に党費を納めた)なお、党には、入党を拒否あるいは取り消しする権利がある。
第89条、離党しようとする者は離党届けの提出が必要だ。
第97条に「会計年度は1月~12月」とある。
2022年12月に党則も読まずに小野田紀美を応援したいという一心で党費4000円を納めた俺は、いつから党員になったのか、知らない。自民党岡山県支部連合会から葉書(その下部に党員証が印刷されたもの)が送られてきて保管してある。この党員証には「令和5年」と明記してある。従って俺は令和5年=2023年の党員であったことは間違いない。そして会計年度の決まりから多分、令和5年度とは同年1月から12月であったんだろうということは類推できる。しかし、入党を申し込み、了承されて党費を納めた者はいつ、党員になれるのか党則には書いてない・・・会計年度と”党籍年度”は一致しておらず、例えば党籍年度は党費を納めた後の4月から始まるかも知れない。逆に言えば、党員になりたいと申し込み、それが認められれば党費の納入に無関係に党員になれるのかどうかも党則には書いてない。党員証には「本証は、令和5年党費を納入した方に交付される」とあるので、多分、党費を納めないと党員にはなれないのだろう・・・しかし俺のように令和5年に党員になったが令和6年の党費を納めず党員証がない、しかし、一方で離党手続きをしていない者は、党員なのか、党籍を抹消されたのか????
つまり、①党員になりたいという申し込みの受諾②党費の納入③離党届けの受理④党の会計年度・・・と党籍(の期間)との関係が不分明なのだ。
ここで想起されるのはAマゾンのえげつない(ユダヤ的で狡猾な)プレミアム会員獲得システムだ・・・大分問題視されたから今もそうかは知らない・・・かつては1回買い物をすると、自動的にプレミアム会員の会費を取られるようになっていた。(これを回避するにはとっても注意深く意識的にプレミアム会員にならないようにする必要があった)つまり、商品購入代金を支払うとプレミアム会員の会費を取られるのがデフォルトになっていたのだ。
「信頼回復して党員増」・・・きれいごとだ。Aマゾンのように信頼を失ってもプレミアム会員増するくらいの知恵・意欲はないのか。Aマゾンの爪の垢でも煎じて飲んだらどうか?俺は小野田紀美を応援したいから令和6年も党員で居続けろ、と言われればそうしたい。ただ、いつまでにいくらの党費を納めれば党員で居続けられるのか何のお沙汰(営業活動)もない。自民党はせっかく党員になった俺をむざむざ手放している・・・俺に言わせれば俺を突き放している・・・そんな党員獲得意欲のない自民党に、俺はわざわざ「どうしたら令和6年も党員でい続けることができるんですか?」なんて聞くほど自民党が好きなわけじゃあない。小野田紀美が好きなだけだ。上記の記事で「前年に比べ3万3688人減少」とあるが、俺のように党費は納めない、離党届も出してない者は3万3688人に含まるのか含まれないのか?それすら分からない。
これって俺のいた「売ってくれと頭を下げて言ってくる客には売ってやる」と言う会社と同じ。自民党は「党員になりたと頭を下げて言って来る者は党員にしてやる」なんだ。まず、自分がそうなんだ、と気づけない、気づいても変えられない。信頼回復して新規党員獲得するのは難しいかも知れないが、Aマゾンのような「一旦食いついたら離さない・もっと深みにはまらせる」という強引・狡猾な「顧客囲い込み」なら出来はしないか?
閑話休題:
「爪の垢」という言葉もよっぽど使われないと見える。変換の第一候補は「詰めの赤」だ。
小野田紀美応援のため自民党員でい続けたい。しかし、一方で候補者の支持の自由を奪う党則をもつ自民党。むずかしい選択だが、小野田紀美応援の方が強そうだ。一番いいのは小野田紀美が新党を作ることだけど・・・(本人も大分煮詰まって、自民党を飛び出したいのではないかな?)
今、NHKの「気骨の判決」というドラマを見てる途中だ。1942年に行われた国政選挙で、東條英機内閣が「戦争に協力的な人」を推薦し、それ以外の人への投票を妨害したのだが、その政府のやり口を違法とした判決を下した裁判官の話だ。(この選挙のことを”翼賛選挙”と言う)自民党の党則は東條英機内閣に近い。このドラマでものすごく印象に残った科白は「お上が、天皇陛下様がご推薦なさった方に投票するのが国民の義務。投票しないのは非国民」という科白。自民党はこれと近いことを党員の義務だとしている。
コメント
コメントを投稿