マッシュポテトがうまい
町田に住んでいたので町田発祥の富澤商店との付き合いは古い。何故か知らないが、町田の目抜き通りに2,3軒乾物屋が並んでいて、その一つが富澤商店だった。21世紀に入って東京どころか、かなり広範囲に店舗を拡大した。トミーズとか言って・・・。俺が富澤商店で買い物したのはやっぱり安いから。業務用と言うか、一袋の量が結構多いが、単価は安かった。うどん用、ピザ用小麦粉、そしてイースト菌(確かフランス製の、コックの絵が袋に描かれているヤツ)それからマッシュポテトフレーク、寒天やゼラチン、ココア、大豆、小豆などなど。また、よそでは見かけない珍しいものもあった。例えば豆かん用の赤えんどう豆やら丸いコインみたいな形の製菓用チョコレートなんて20世紀には売ってる店は珍しかった。買わなくても、店に入って無闇に豊富な種類の小麦粉・大豆・小豆なんかを見てるだけでも楽しくなった。
コロナやなんやらで富澤商店に行かなくなって乾物や製菓材料はネット通販か業スーで購入することが増えた。コロナ明け、赤えんどう豆とマッシュポテト用フレークを富澤商店で買った。東京牛乳と四つ葉の発酵バターをボウルに入れ、レンチンして温めてマッシュポテトフレークと塩少々を入れてスプーンでよ~く混ぜると実にうまいマッシュポテトができる。
今日の夕飯は舌平目のムニエル(塩コショウして小麦粉をまぶしてバター焼きする)マッシュポテト添えだった。実に簡単だ。あとはレタス、トマト、きゅうり、アルファルファをフレンチドレッシングで和えたサラダ。そして近所のうまいパン屋で買った食パン。みんなうまかった。
閑話休題:
舌平目は昔はあまり売ってなかったが、去年くらいから売場によく並ぶようになり価格も安くなったように思う。我が家では期限切れ間近で安くなったヤツを食う。ムニエル以外の食い方は知らない。レモンを絞りかけると絶品だ。今のところ、飽きずにおいしくいただいている。小麦粉をまぶした皮が焼けたのがおいしい。
そろそろ豆かんの季節だ。色川武大さんの言う通り、そら豆の茹でたのと豆かんは初夏のものだ。
町田発祥では、富澤商店の他に「カメラのキタムラ」も全国展開した。
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