床屋にて
家の向かいの安い(980円)の床屋に行く。「どうしますか?」と聞かれ、「刈り上げていいからなるべく思い切って短く」と答える・・・次に床屋に来るのをなるべく先にしたいから…すると「丸坊主じゃあないですよね?」と来た。「坊主の一歩手前で」と返して作業開始。
少ししたら中年の男が入って来て「昨日切ってもらったんだけど、あげて見たら右と左のバランスがものすごく悪くて・・・」と言う。「直してもらえますか?お金は払わなくていい?」とも。俺には彼の言ってることが理解できない。「あげて見る???」「右と左?」
俺の係とは別の人が「すみません、すみません」と言いながら出て来て、俺の隣で「右と左のバランスを取る」作業が始まった。一体どういうことになってて、どうやり直すのか見たいが、眼鏡をはずしてるからよく見えない。「こんなもんでいいですか?」「そうねえ、そんなもんで」などと話し合ってる。
結局、俺のカットは20分くらいで終わったが、俺の隣の「左右バランス取り作業」は俺のカットのちょっと前に終わった。(作業時間15分くらい)男が「お金は?」と聞く。「とんでもない、こちらこそ失礼しました」というやり取り。男は「ありがとう」と出て行った。
閑話休題:
この床屋、10年間以上980円だ。最近の値上げブームにも関わらず一向に値上げしない。床屋職人(理容師?)の給料いくらなの?と心配になる。
床屋にクレームに来る男ってのも珍しいのではないか?「右と左のバランス」も分からないが、翌日床屋にクレームしに来るのも信じられない。俺も家に帰ってきてから”出来栄え”をチェックはする。確かに出来不出来はあるが、クレームつけようと思ったことはない。俺は職人の言葉遣い、態度、受け応えに頭にくることはある。しかし、出来栄え・技術にクレームすることはない。気に入らなければ多分2度と行かない。
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