大リーグ開幕戦観戦記

 大谷ーダルビッシュが対決するパドレス対ドジャースの韓国で行われた開幕戦をNHKで見る。

まず、印象深かったのがキムハソンというパドレスの韓国人ショートの強肩。大体、ショートというポジションを取るということが素晴らしい。日本人ではまだいないのではないか?この試合で当たり損ねのショートゴロを拾って、上半身(腕)だけで一塁に矢のような送球で間一髪アウトに。送球のスピード、というより、球の軌道がずっと地面と水平で途中で落ちない。日本人で腕だけであんなに速いボールを投げるのを見たことがない。日本人は足を使う。(その分、投げるタイミングが遅くなる)これは教育のせいか?それとも日本人には体格的、筋肉的に腕だけで速い球を投げることは出来ないのか?

次に印象深かったのは、8回表に出た、大谷の、チーム5点目を入れたレフト前のタイムリーヒット。オープン戦や練習でも盛んに見せていた内角の球を無理やりレフトに持っていく打法。内角のボールと思しき球をレフト前に持って行った。

ダルビッシュの投球は、「バッターを牛耳る」という言葉がピッタリ。「術」であり、「芸」だ。バッターの裏を突く、タイミングを外す、そのことに徹している。年齢と共に速い球を投げられなくなったのもそうする原因か?何より相手との駆け引き・読み合いを楽しむ風情なのが素晴らしい。それを見せるだけで金の取れる投手。プロだ。大谷の天真爛漫な明るさ、前向きさより俺はこちらを取る。大谷はプロではなく「神」に近い。人間離れしている。

8回表、ドジャースが4点入れて逆転してそのまま勝った。その逆転劇の最大の原因はパドレスのピッチャーの出来の悪さだったが、決定的なミスは。取れたはずのファーストゴロがなんとファーストミットが壊れて、パックリ口を開け、すり抜けたこと。初めてみた。記録はヒットかエラーか?信じられないようなミス(事故?)だ。これで流れは決定的にドジャース側に行った。これがなくてピッチャーの不出来だけだったら1,2点の失点で済んだかも。そうなっていれば試合の行方は分からなかったろうが、4点失点した。

閑話休題:

解説の井口さん、アナウンサーが「○○ですかねえ?」と振ったら、それを受けて何かコメントしないと、アナウンサーが気の毒。振られても沈黙を守る。上さんによると、声を出さずに頷いているだけだと。

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