ボケハラ

 先日の眼医者の受付の「お・な・ま・え・は~」はハラスメントだ、と気づいた。日本でハラスメントが流行り出したころ、「相手が不快に感じればハラスメント」という定義を聞かされて、俺は「もう女や若い者と喋るのはやめよう」と思った。いくら注意して喋っても、も必ず相手に不快な思いをさせる、という”自信”があった。こんなバカバカしい話はないが、ハラスメントは駄目、と言われるからそうすることにした。

確か、女に対して親しみを込めたつもりで「〇ちゃん」と呼びかけるのもセクハラだ。ならば、老人に親切なつもりで「お・な・ま・え・は~」だって多分ハラスメントだろう。これを暫定的に「ボケハラ」と呼ぶ。

俺たちはおじさんの時はハラスメントする加害者側だった。これがじじいになり、認知症患者扱いされて不快な思いをするようになって、とうとうハラスメントの被害者になって訴えることもできる立場になった。なんか少し嬉しい。

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