陳破空「等辺に成り得ない日米中の三角関係

 歴史的な往来を根拠として、中国が現在「チベットは古来より中国の一部である」と公言しているように、今後歴史が進んで、中国が「日本は古来より中国の一部である」と宣言する日が或いは来るかもしれない。

中国や韓国などのアジア諸国にとって、アメリカは彼らを日本軍国主義の手中から救ってくれただけでなく、日本の脅威から免れることを確実に保障してくれた。もちろん、これらすべてを「アメリカのアジアにおける利益の確保」と理解することもできる。それはつまり、安全なアジアは、アメリカの安全を保障する外的要素のひとつなのである。

日本の政治家たちは、かつて中国を侵略したことを謝罪したが、その彼らでさえ、中国共産党の勃興とそれによって中国に災いした結果が、日本の中国侵略に起因した(共産党は日本軍を利用して国民党と決戦し、対岸の火事を傍観して火中の栗を拾い、武力を拡大し、地盤を奪取して、ひそかに勢力を強めた)とは考えたこともないだろう。換言すれば、日本人は敗走したが、中国を傷つけ損なう害悪ー中国共産党を残したのである。これこそが、日本が最も深く謝罪すべきことなのだ。

《陳さんは天安門事件で捕まってアメリカに亡命した中国人。多数派ではないが実にユニークな見方。こういうジョーク好き。》

コメント

このブログの人気の投稿

ママーのガーリックトマト(ソース)で茄子入りミートソースを作るとうまい

松重豊さんが号泣した投稿「ロックじゃねえ!」投稿者の先生への思い(朝日新聞デジタル)

長嶋追悼:広岡さん