共産党にやっぱり期待しようか

1月16日付け朝日新聞デジタルより引く:  

共産党は16日、党員の直接投票で委員長を選ぶ「党首公選」の導入を主張し、除名処分とされた元党職員の松竹伸幸氏が再審査を請求したことについて、静岡県熱海市で開催中の党大会で却下することを決めた。松竹氏の主張が「処分の理由を覆すものではない」と判断したという。

 松竹氏は昨年1月の会見で党の閉鎖性を指摘したうえで、在任が20年以上にわたる志位和夫委員長を念頭に党首公選を主張。共産は翌月、党決定に反する意見を勝手に発表し、党規約に違反したとして除名を決めた。松竹氏はこれを不服として、11月に再審査を請求していた。(小林圭)

この記事に対し、佐藤優さんが以下コメント:

日本共産党の新委員長に就任した田村智子氏は、18日の結語演説で<元党員の除名処分をめぐって「除名処分を行ったこと自体が問題だ」とする意見が出されたことについて、元党員が綱領と規約にどのような攻撃を行ったかを検証することも、公表している党の主張、見解の何が問題なのかも何一つ具体的に指摘していないなど、発言者の姿勢に根本的な問題があることを厳しく指摘。「わが党は多数者革命に責任をもつ党として、綱領と組織原則への攻撃を断固として打ち破り、党の統一と団結を固めあい、これからも民主集中制の組織原則に基づいて強く大きな党をつくり、歴史をひらく、この決意をここに表明する」>(前掲「しんぶん赤旗」)と述べました。  この発言からも明らかなように田村氏は、レーニン・スターリン流の「鉄の規律」=民主集中制の信奉者です。日本共産党の組織原則は、一貫していて、党内の問題を党外に持ち出して議論するだけで処分対象になるという独自の文化を持っています。また、田村氏が「多数者革命に責任をもつ」として、革命を目標としていることを明確にした点も興味深いです。  それでは、その革命の内容はどのようなものなのでしょうか。党大会の決議では、マルクス/エンゲルス『共産党宣言』が引用されこう記されています。 <――人間の自由で全面的な発展……未来社会における「自由」は、「利潤第一主義」からの自由にとどまるものではない。労働時間の抜本的短縮によって、「人間の自由で全面的な発展」が可能となる。ここに未来社会の最大の特質があり、真の自由の輝きがある。マルクス、エンゲルスが、若い時期から生涯を通して追求し続けた人間解放の内容――「各人の自由な発展が、万人の自由な発展の条件であるような一つの結合社会」(『共産党宣言』)にこそ、わが党がめざす未来社会の内容がある>(1月19日「しんぶん赤旗」電子版)。  ここで言う「一つの結合社会」とは共産主義社会のことです。この引用箇所では革命という言葉を避けていますが(戦術的配慮と思います)、日本共産党が資本主義社会の全面的転覆を目標としていると解釈されます。(後略)

※共産党は、秘密裏に革命を計画して実行する気だ。だから外部に対して秘密主義になる。志位ちゃんは、国民の合意に基づく改革なんて言うが、そんなことはない。外部に知られないように革命を準備計画し、資本主義社会をひっくり返して共産主義社会実現を目指す気だ。資本主義がひっくり返るなんて絶望的に難しいんだから、期待してみるのも一興だ。





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