2001年のスティーブジョブズ インタビュー @”クロ現”
1990年代以降のNHKクローズアップ現代の放送のいくつかをを選んで再放送している。
まず目を引くのは国谷裕子さんの溌剌さ。「きれい」と言ってもよい。
印象的だったのは2001年OAの、スティーブジョブズインタビュー。
以下彼の名言:
成功する人はあきらめない人。(失敗する人は途中であきらめてしまう人)
どこにもなかったから自分で(パソコン)を作った。
(パソコンづくりを)自分達のため、友人たちのためにやっていたら2500万人のユーザーのためにパソコンを作るようになった。
金儲けをしたいから起業するのはやめた方がよい。世界に自分のアイデアを広めたいという思いを実現するために会社を立ち上げる。
(パソコンは携帯端末に負けているのではないか?という国谷さんの質問に対して:)
パソコンはエモーション(感情)を作り・伝える道具になる・・・これに関連し、我がルパン3世の作者モンキーパンチがパソコンで見るルパン3世を作っている場面が紹介された。
人間は本来、一人一人ユニークで独自なものを持っている。パソコンはより多くの処理をより早くやろうという方向ばかり、つまり性能を上げて人を型に嵌める方向ばかり追っかけてきた。パソコンは、人間本来の、一人一人がユニークな自己表現をする手伝いが出来るはずだ。
結局、ジョブズという人は、自分の気持ちやアイデアを自由に表現して多くの人に伝える、ということにこだわった人だった。
最近の転職したがる日本の若者は、今までなかったものを編み出すことをハナから諦め、今までの成功例の真似をしようということか?金を儲けたいでもなく、”世間”が「いい」、と言うキャリアを詰めれば成長を感じ、ご満足か???彼らは絶対間違っているが、俺たちの世代にもそういう若者を作った責任がある。
閑話休題:
TicTokだInstagramだYouTubeなどというものは、自分の感情、センスその他内面を表現するツールになっている。ただし、宣伝(=金儲け)があまりに深く広く入り込み過ぎて、おかしくなっている。
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