サッカー、日本対チュニジア戦

10月17日夜に行われた この試合をTVで見て、日本代表の素晴らしさに感動すら覚えた。

相手のわずかなトラップミス、ボールコントロールミスを突いてボールを奪いに行く、一人がかわされても二人目で奪う…今までの日本のサッカーでは考えられない、というか、今、全世界を見渡しても、こんなに相手ボールを奪うのがうまいチームはないのでないか?(ホントは全世界のサッカーなんて知らないが・・・)特にいいのが日本人らしく、「自分が駄目でも、自分のアタックで奪えなくても、次に別の人に奪わせる」というところ。個人としての成長だけでなく、チームプレーが成長している。チュニジアは攻め始めてはボールを奪われ・・・の繰り返しで、後半の後半までシュートゼロだった。

加えて久保。逆にボールを奪われない。牛若丸もかくや、という感じでひらりひらりと相手のアタックをかわす。ホントに小さな軽いフェイントで相手を振り回わし、置き去りに。体を当てられても倒れない。“別格”という言葉がピッタリ。チュニジア・日本両チームの22人の選手の中で格が一段抜け出ていた。そして何より「変わったなあ」と感じさせるのは、無理やり自分でシュートしようとせず、仲間にラストパスを出すようになったこと。ただし、今までの日本チームのように、自分で打てるのに打たないのではなく、シュートする可能性もありつつ、他の仲間がゴール前に走って相手のバックスを引き付けたのを見定めて、より得点の可能性が高いフリーの見方にパス。高度な個人技をチームとしてより確率の高い得点の取り方に使う。

ここに、日本チームの「日本らしい強さ」を見た。普段は別々のチームでプレーしていて、そんなに長い間一緒にやってないのに、どうしてこんなにチームプレーが出来るのか?不思議だ。

閑話休題:

若者よ、これが「日本人の成長」だ。成長した個がその個人技を、個人ではできない事、チームとしてのパフォ-マンスのために使う。これは、チーム優先で個人技を封印するのとは違う。個人ではできないこと、チームならできることが上手にできるようになることが喜びなのだ。このチームパフォーマンスのレベルを上げるために個人が強くなる・・・

コメント

このブログの人気の投稿

ママーのガーリックトマト(ソース)で茄子入りミートソースを作るとうまい

松重豊さんが号泣した投稿「ロックじゃねえ!」投稿者の先生への思い(朝日新聞デジタル)

長嶋追悼:広岡さん