Giant Killing
俺の予想を裏切って慶応高校が勝った。
①なんといっても”奇跡”を呼び込んだのは慶応の色白の一番バッターの先頭打者ホームラン。度肝を抜かれた仙台育英選手は浮足立って普段考えられないようなミスを連発。このホームランで彼は全人生の野球運を使い果たしたのではないか?大学でならともかく、ハンカチ王子同様、プロに行っても大成しないのではないか?(この試合で一生分の運を発揮できたのは、日ごろの鍛錬があったればこそである。)
②奇跡や運ではなく、実力、意地、しぶとさを持てるもの以上に発揮したのが慶応の先発ピッチャーだ。もっと言えば、彼を先発させた監督の判断に驚愕し脱帽する。俺の予測は彼が先発したことから狂い始めた。仙台育英に付き合って乱れた慶応の守備陣に足を引っ張られながら彼が2失点に抑えたことが試合の流れを慶応に引き寄せた。これは運とか奇跡ではなく、彼の力であり、監督の判断力だ。
ついでに印象深いGiant Killingをもう一つ。女子サッカーワールドカップの日本がスペインに勝った試合。日本の2点目は平凡なシュートが、スペインのバックスの足に当たり、キーパーが逆を突かれた格好になってゴールとなった。これが奇跡を呼んだ。この失点からスペインはおかしくなり、逆に日本は普段以上の力が出せた。
リーグ戦というものの面白さで、予選を2位通過したスペインが優勝しちゃったが、日本に負けた試合がスペインの底だった。その後「実力」に加え運も味方にした。逆に勝った日本は運を使い果たした。三高の小倉元監督ではないが、運の量を増やすには、やっぱり日ごろの鍛錬が必要。日ごろの鍛錬のためには日本における女子サッカーがもっと人気が出て客も増え、チームも増えること。男子より世界のトップに近いと確信する。
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