全米女子オープンの畑岡を見る
日本人女子ゴルファーの中では畑岡奈紗が一番好きだ。数年前、渋野日向子が”たまたま”全英を取ってもてはやされたのは、本人の責任ではないけれど、良く思わなかった。渋野のゴルフは天衣無縫というか、恐れ知らず、運任せという感じだ。全英を取ったのは、かなり運を使った感じがした。それに対し、畑岡は、真摯に”ゴルフ道”を追求しているという感じだ。少しでも良いショットをしよう、1センチでもホールに近づけるためにできることはなんでもやってやろう、という貪欲・真剣・ひた向きを感じる。畑岡の場合、それが自然と言うか、素直に彼女の持っている本性が現れていると感じさせる。愛想は悪い。見た目もよくない。求道者って感じ。けれど勝負弱くてなかなか勝てない。二人は好対照で、畑岡はあまりメディアに取り上げられない。渋野は愛想が良い分、勝てなくてもメディアが取り上げる。(ついでに誰が嫌いか、というと、古江彩佳だ。見た目が厭だ。派手な色の口紅が「裾の汚れた感じ」だ。場末のスナックのママという感じ。更についでに言えば見た目が好きなのは原英梨花。原英梨花も勝負弱い。劣勢になると、ぽっきり折れる感じ。)
さて、渋野に関しては、「高く舞い上がった分、深く落ちるのでは?」と思っていた。果たしてその通りになったが、本人もそう覚悟していたのではないか?勝てなくなってから苦しみ、もがいている。今年の全米女子オープンも予選落ちだ。いずれ一皮むけて上がって来ると、期待しているし、たとえ上がってこなくてもいい経験をし、真面目にゴルフに取り組み、いいゴルフ人生を送っているんじゃないかと思う。
何故か全米女子オープンをBS松竹東急で生中継している。三日目終わって我が畑岡がトップだったからめったにTVでゴルフなんて見ない俺だが朝から生で見た。印象深かったのは解説の服部さん。最終組で畑岡と一緒に回っているCorpuzが畑岡よりずっと長いパットをする時、「畑岡さんをヒヤッとさせるようなパットをしたい」と言った。服部さんは勝負師だ。畑岡の応援ではなく、勝負師の本領を発揮して、勝負に勝つために何をしなければならないのか、を語った。服部さんの言葉を聞いたわけではなかろうが、Corpuzがいいパットをした(入らなかったが)。それから勝負運がCorpuzに傾いた。調べると彼女はハワイ生まれ。オバマの高校?の後輩。顔つき体つきが日本人に似ていて好ましい。猫背で表情は分からない。そこに行くと、Charley Hullなんていういかにもアングロサクソンらしいイギリス娘は押しが強すぎというか、圧迫を感じる。(Charleyという名前は珍しい。女用か?俺の知ってるのは男のCharlyまたはCharlieだ。)
バックナインに入ってCorpuzがゾーンに入り、片や畑岡が自滅。申ジエにも抜かれる。畑岡は技術の探求に比べ、勝負の探求は弱いと思う。運を自分の方に向けるなんてことには興味ないのだろう。争っている相手を追い込み、戦意をなくさせるにはどうっすればいいのか?なんてことは頭にないのではないか?勝っては欲しいが、それが畑岡なのかも知れない。勝ちたければ服部さんに弟子入りすることを勧めたい。
閑話休題:
申ジエが猛チャージを見せた。服部さんもマラソンの増田明美並みの「あるあるネタ」を披露。申ジエは子供の時、交通事故に遭い。一緒に車に乗っていた母親が亡くなり、おばあさんに育てられた由。韓流ドラマそのものだ。
しかし、どうしてCorpuzの腹はあんなに出っ張っているのか?顔つきも体つきも髪型もスーパーをウロウロしている日本のおばさんと変わらない。お腹がスッキリしたらもっと強くなるんじゃないか?
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