シューマイとネギ油

 NHKの「きょうの料理」で大津光太郎さんという中華の料理人がシューマイのつくり方を紹介していた。(OAは去年の12月。アナウンサーは我が廣瀬智美)シューマイの前にネギ油を作る。大津さんの売りはシューマイよりこのネギ油だ。シューマイで面白かったのは脂身の多い豚ひき肉とトンカツ用ロース肉を5ミリ角に切ったものを2:1で混ぜるところ。この豚肉の混合物にごま油とネギ油、オイスターソース他調味料を加えて捏ねたあと、玉ねぎのみじん切りに片栗粉をまぶして加えるのだが、①玉ねぎを加える直前に片栗粉をまぶす②玉ねぎを加えたあとは捏ね過ぎない(せいぜい5,6回混ぜる程度)にするという2点に注意。玉ねぎから水分が出るのを押さえたいのだそうだ。それから整形。タネを皮で包んだ後、中央部(おなか)を絞って細く・・・蒸すとおなかが出っ張るから。(蒸し器にあまりぎゅうぎゅう詰めにすると、蒸した後おなかが膨らんでくっついてしまうから1cm以上間隔を)

他にネギ油を使ったシューマイ以外の料理2品。①ネギ油そば:ネギ油に醤油、オイスターソースなどを加えてたれを作り、茹でた中華麺を和える。(中華麺は敢えてあまり湯切りをせず、湯と油で乳化させると、たれが麺にからむ由)②大根のネギ油がけ:大根の千切りに煙が出るまで熱したネギ油をかけ、塩で味付け。粗熱が取れたら、大葉のみじん切りを和える。

次にシューマイを作る時は是非これでやってみよう。それからネギ油料理2品もトライしてみたい。

さて、ネギ油のレシピ:

ねぎ150g(青いところでもOK)、たまねぎ75g、しょうが30gを粗く切り、ニンニク5かけをつぶして鍋に入れ米油400ccを加えて中火で加熱。野菜が色づいたら弱火にして20~30分煮る。⇒漉してできあがり。冷蔵庫で2週間保存可。ネギ油は野菜炒めやチャーハンにも。(中華料理っぽい風味に)

閑話休題:

これを書いている際中、Teddy Wilsonのピアノのレコードをかけていたが、実にいい。1968年とか1980年のStoryvilleレーベルの録音。彼の全盛期は1930年代後半から1940年だ。1912年生まれだから、56歳と68歳の時の演奏。彼は長いキャリアの中で頑なに自分の1930年代のスタイルを変えなかった人。

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