ジャニーズ不祥事から妄想する

5月21日のTV朝日、サンデーLIVE!!を見た。キャスターを務める東山紀之が ジャニーズ不祥事について語るという”予告”があったからだ。不祥事に対する東山のコメントは特別な感慨を催させるものではなかったが、近藤真彦なきあと、ジャニーズ所属タレントの「長男」としてまず自分が口火をきらないと、みたいなことを言ったのが印象に残った。(これに関連し、後輩のジャニーズ所属タレントが自分より早く発言するのを我慢してもらった、という発言もあった)

この番組の後、ネットを見ていると、まず、ジャニーズ所属タレントの東山が番組でジャニーズ不祥事を取り上げることを知っているのはいかがなものか、というコメントが出た。これより前、日テレのNews Zeroでこの問題が取り上げられた時、後輩タレントであるキャスターの櫻井翔が画面から姿を消し、コメントを回避したのも東山の指金かも知れず、そうなると他局の報道に口出ししたということも疑われる。

以下、俺の妄想:

かつて、創価学会がさまざまな不祥事で叩かれていた頃、学会は、学会に有利な取り計らい・判断を期待して学会員を大量に官僚や裁判官にする、という話を聞いたことがある。その計画はその後どうなったのか詳しく知らないが、公明党が自民党と仲良くなって与党になり、また創価学会の活動も洗練され、あるいは弱体化したのか、創価学会の不祥事が大きく取り上げられることはなくなった。強いて言えば、今回の統一教会問題が矮小化され、もみ消されつつあるのも、あまり突っつきまわすと創価学会の旧悪も取り上げられる、と学会員の官僚が何かしているかも知れない。(学会員でなくても、官僚であれば、与党である公明党に忖度するものと思われるが・・・)

一方で人種や性別や宗教で就職・雇用で差別されてはいけない、という建前もある。東山や桜井がジャニーズのタレントであることは彼らがキャスターになる前から知られていたし、キャスターになった時に、まさか、ジャニーズの不祥事がニュースになるとは想定できなかった。一般的にアナウンサーやキャスターその他メディア関係者や官僚や裁判官が就職するとき、人種や性別や宗教や好みのタレントや好みの球団や・・・要は将来彼が担当し、取り扱ったり判断したりする問題に影響を与える利害関係や好みの持ち主かどうかは分からないし、就職の前にこういう個人情報を聞くことは差別や不平等につながるからできない。

言い方を変えれば、誰でも就職する時、将来担当したり、取り扱ったり、判断する問題にふさわしくない人種・性別・宗教・好みを有する可能性があるということだ。これを予防する方法はない。だから、この問題に遭遇したら、櫻井翔みたいにノーコメントを貫き通す・・・ノーコメントの発言をする瞬間の表情も隠す・・・というのも悪くない選択のように思う。(東山の影響があったかどうかは脇に置く)

しかし、自由とか平等ってのは面倒だ。皆さんの自由や平等を守るため、という建前で、やってはならないことが多すぎる。やってはならないことをしたら、その被害者から仕返しをされる、でよくないか?コンプライアンスという剣で当事者でない者がああだこうだ言うのが煩わしい。この剣は「ダモクレスの剣」だ。ない方がよい。

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