気持ちの悪い電話の切れ方
姉から電話があった。この年になると、兄弟からの電話は嫌な予感がする。嫌な予感を感じたまま出てみると、息子(俺から見れば甥)に電話したつもりが、間違えて俺に電話してしまったと。ほっと一安心して「じゃあ切るよ」と通話を切る操作をする。切れるまでに一瞬(0.5秒くらい?)の間があって、その間に「アンタ元気?」という姉の声がした。
この切れ方、気持ち悪い。かと言って、俺から電話を掛け直すのも・・・。もちろん、姉からも掛かってこない...とここまで書いて気持ちが落ち着いてきた。
俺は短気だ。見切り・切り換えが早いとも言える。電話も気持ちの悪い切れ方になることがある。対面で話していて、相手が何か言い足りないことがあっても、俺が「もう終わり」といった顔をしていて、相手が言うのをあきらめたこともあったろう。もしかしたら、相手はとても重要で言い出しにくいことを思い切って切り出そうとしていたかもしれない。結構重要な機会損失だったかも。これも業、因縁だ。
俺の逆が上さんだ。なかなか見切らず、判断もしない。俺がいくら「もう終わり」という顔をしてもあきらめない。志ん生の「図々しいから生涯家にいるよ」だ。
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