白エビ旬
白エビが出回り始めた。早速購入して天ぷらにする。ネタは他にさつまいも、パプリカ、竹輪といつもの通りの食材に加え、ブロッコリーの茎も。ここ何回か衣用に、水を混ぜるだけで済むてんぷら粉を使っていたが、おいしくないので、卵、冷水、薄力粉を混ぜて衣液にする。ネタはまずてんぷら粉にまぶし、それから衣液につけたが、うまく揚がった。今夜の夕食は天ぷらと若干のご飯。明日は肉屋で買ったうどん(武蔵野うどん系?)を「ぶっかけ」にして残った天ぷらと一緒に食す予定。ブロッコリーの茎も「とってもおいしい」ものではなかったが違和感もなし。
明日食べるうどんは生うどんで、4人前と銘打っているが、700グラム弱あるので5人前以上の量。それで240円だか250円。おいしくて安い。肉屋がどういう伝手でうどんを売っているのか知らないが、大分安い。ついでに「ぶっかけ」うどんのつくり方は、うどんを茹でて冷水で洗い、ドンブリに入れ、麺つゆをかける。薬味はおろし大根とおろし生姜、刻みネギ。前の晩に天ぷらを多めに作り、あまった天ぷらを「ぶっかけうどん」で食すのも定番。
それにしても白エビはうまい。ゴールデンウィークにならないと出回らない。8,9月にはスーパーから姿を消す。旬がある。ただし、ネットで冷凍品を通販している。俺は1回の天ぷらで白エビを40グラム程度しか使わないから、それ以上買えば残して冷凍する。味は変わらないように思うから冷凍保存でOKだが、まだ冷凍品を通販で買ったことはない。
食品はどんどん旬がなくなっている。いち早く旬を否定したのは苺だろう。俺がこどもの時は苺は4,5月が旬だったように思う。それがクリスマスケーキ需要に合わせたのか、12月か1月に最も出回って4月には季節が終わる感じ。ほぼ半年ズレた。最近だとそら豆やグリンピースも2,3月に最盛期を迎え、グリンピースなどは5月には姿を消す。そら豆、グリンピースは俺にとっては初夏、というか5月を感じさせる食い物だ。旬のものを食すのは「生きててよかった」と感じさせる効果がある。ここ2,3年悔しいのは、青柳が出回らないことだ。2月頃出て来て「春が来た(来る)なあ」と感じさせる食い物だった。青柳に関して言えば、旬がなくなったのではなく、季節を問わず、スーパーで姿を見なくなった。どうして青柳が売場から姿を消したのか、分からない。(とは言ってもそんなに真剣にその理由を調べた訳でもない)
旬を感じると生きがいのようなものを感じるのは、懐かしさを感じるからか?岡潔さんによれば遠い昔の記憶がよみがえることが懐かしさで、この懐かしさが情操につながると。”旬を感じる”とは「いつか食べたなあ、そう言えば食べたのは今頃の季節だったなあ」ということを懐かしく思い出すこと。そして「また食べたいなあ」につながることだろう。
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