バンカーに入ったボールが見つからない・・・

 一昨日、学校の同窓会のゴルフコンペを茨城ゴルフ倶楽部でやった。なんでも同窓生の中にこのクラブの古株メンバーがおり、クラブ側と交渉として年に1,2回安くコンペを開催できるようにしてるんだそうだ。幹事が案内のメールに「名門茨城ゴルフ倶楽部で…」と書く。確かに名門かも知れないがメンバーさんに気を使って「名門」などと書く、その卑しさ、ゴマすりに嫌気がさす。加えて朝早く起きなくてはならず、また「名門」だから安いとはいえ、俺が普段行っているゴルフ場の倍くらいの値段だし、その卑しい心根の幹事にも会わなくてはならない。とは言うものの、同期から誘われて断り切れず、やむなく参加する。

さすが、名門ゴルフクラブ、キャディーバッグに靴が入っているかチェックし、入っていればキャディーバッグから靴を出して置く。俺のキャディーバッグを見たら「シューズなし」と書いた紙が貼りつけてあった。実は俺は息子が学生時代履いていたナイキとかアシックスの運動靴の布袋にゴルフシューズを入れ、キャディーバッグに入れていく。名門ゴルフクラブではそんな汚い袋に入っているものは「シューズ」とは認めないらしい。(確かにそんなものをわざわざキャディーバッグから取り出しておかれたら困る。)

さて、俺の同期が1組前でプレーしていたが、バンカーの砂が非常(異常)に柔らかく、バンカーに入ったはずのボールが砂に埋まって見つからなくなった由。バンカーに入ったことはキャディーや同伴プレーヤーが見ていたので、バンカーに入ったとみなし、そんな砂の柔らかいバンカーから打つのは嫌なのでバンカーの外(後ろ)から2打罰で打ったと。

懇親パーティーでそれを聞いた俺は「100を切れば御の字のレベルの俺たちの懇親ゴルフではそれでいいけど、ルール的には正しくないと思う。ボールが見つからなければあくまでロストとして扱うべきだ」と主張し、結局ルール的にどうするのが正しいのかわからないまま帰宅した。居合わせた別の同期から「どういう処置がルール的に正しいのか調べて教えて」という宿題をもらったので早速ゴルフ仲間に質問したところ、俺と同様「ボールが見つからないからあくまでロストかまたはアンプレヤブル」とのこと。初めてJGAの公式ゴルフルールを参照したが、ロストあるいはアンプレヤブルの場合は「直前のストロークをした地点に戻って1打罰で打ち直せ」とある。これが正式ルールだが、時短のため(便宜上)ローカルルールとしてロストの場合のみロストしたと思しき地点からホールに近づかないところまで下がって2打罰で打つ、という「前進2打罰ルール」がある。つまり正しい処置としてベストなのは「直前のストロークをした地点まで戻って1打罰で打ち直す」ということ。そして時短のため便宜上「バンカーの後ろから2打罰で打つ」も可、ということだ。

それからバンカー内にあるはずのボールが見当たらない場合、ボールを探すためならレーキやクラブで砂をほじくり返してもいいし、その結果ボールが砂の中から見つかったらボールを埋め戻して無罰で打ってよい、というルールがあることも知った。

嫌々参加したコンペだったが、名門らしい(?)とっても柔らかいバンカーの砂のおかげでルールの勉強になった。加えて幸運にもニアピン賞に当たり、賞品として栗入りの小豆の和菓子(¥2000~3000相当?)がもらえたから、まあ、いいか。


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