歌える!J-POP 黄金のベストアルバム30M(35)
NHKの女子アナ、廣瀬智美がDJ KOOまたは平野ノラとMCを勤める、「歌える!J-POP 黄金のベストアルバム30M」という番組がBSプレミアムで放送されている。(放送は不定期だが、放送するとすれば日曜日の夜)紅白歌合戦その他昔のJ-POPの映像を流してゲストと楽しむという安直な30分番組だ。我が廣瀬智美が精一杯見せるNHKらしくないところが最大の見どころ。(彼女は産休前はNHKらしい硬さも見せたが、産休して復職した後は居直ったか、それともNHK女子アナ正統派の道をあきらめたか、俄然面白くなった)ほとんど廣瀬智美のための番組と言ってもよい。彼女は、この番組で「ウニならいくらでも食べられる廣瀬智美です」という名言も残した。
もともと好きな番組だったが、2月12日の放送は史上最高だった。テーマは”卒業”でゲストは伊集院光。
昔のパフォーマンス映像は:
今は亡きスピードの「my graduation」、ハイファイセットの「卒業写真」、いきものがかりの「YELL」その他。
1998年のスピード。当時は全くいいとは思わなかった。改めて見てもやっぱり、あか抜けないし、歌も上手くない。何がいいのか分からないけれど一生懸命踊って歌っているところがいいのかな?少女から大人になる途中の感じ。スピードの歌が終わったら廣瀬智美が🎵いつか~まためぐり合う…と歌い出してDJ KOOに突っ込まれるというか、ほとんど、たしなめられる。
山本俊彦、大川茂の男性コーラスを従えたボーカルの山本潤子からなる3人組、ハイファイセットの1990年の「卒業写真」があまりによかったのでWikipediaとYouTubeでハイファイセットを当たる。男二人の内、格好いい方が大川茂で、背が小さく格好悪い方が山本俊彦(潤子の夫)。大川茂さん、この「卒業写真」に限らず、どの歌でも一生懸命歌っていない。声出してるのかな?リラックスしてるというよりやる気がない。ヴィジュアル採用?この3人はもともとはフォーク出身だからあか抜けないのだが段々ニューミュージックに寄って行って…都会的というか、大人のパファーマンスに。でもあか抜けなさが残って。そして1994年のグループ解散後、メンバーは哀れな末路。話は変わるが松任谷由実は器が大きい。自分より歌の上手い歌手に楽曲提供し、その上、同じ歌を自分でもセルフカバーする。どっちが歌がうまいか一目瞭然(一聴瞭然?)だが、そんなこたあ気にしない。
2009の年いきものがかり。これも男子二人を引き連れた女性ボーカル。彼女(吉岡聖恵)は決して美形とは思わないが、彼女の歌は好き。なんか知らんけど、カメラが彼女の鼻の形がよく見えるように映す。それがとてもよかった。鼻に見とれた。
エンディングで廣瀬智美が再び🎵人ごみに流されて…~と音を外しながら独唱。「おかしいなあ、もっとうまく歌えるはずなんだけど…」などとつぶやく。DJ KOOも伊集院もあきれ顔…とてもよい。
さて、ハイファイセットの末路。
大川茂:倉庫に泥棒に入って捕まった。
山本潤子:2014年に喉の不調から無期限休養したまま。(タバコの吸い過ぎ?)
山本俊彦:潤子の休養宣言の1月後、虚血性心不全で自宅で急死。
”ハイファイセット”というネーミングは細野晴臣さんによる。とってもしゃれた名前…と言っても若い人にはチンプンカンプンか?CDが登場する前のアナログレコードをいい音で再生する技術がハイファイと呼ばれ、それができるオーディオ装置(レコードプレーヤー、アンプ、スピーカーのセット…コンポーネントなんて呼んだ)をハイファイセットなんて言っていた。俺の持っている1950~1960年代のレコードにはジャケットに”High Fidelity”なんて印刷してある物もあって懐かしくて格好良い…”ハイファイ”とは”High Fidelity”の略…ハイファイセットが結成された1974年当時、すでにハイファイと言う言葉は懐かしく格好良かった。1950年代の最先端は”モダン”だった。ハイファイセットと言う言葉もモダンなんだ。音楽で言えばエレキやロックが出てくる前。アコースティックでアナログだった。
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