会社を辞める作法について(辞められる側から辞める人に)
会社を辞められる側の理屈・要望を以下。(10年くらい前、現役だった時の考え)
1.結果的に退職されるのはやむを得ないとしても、できれば6か月、少なくとも3か月は”猶予期間”、”準備期間”が欲しい…つまり、6か月以上前には上司に退職の意志の”ほのめかし”、”予告”(或いは相談)をして欲しい。その結果、退職することになれば、その予定日、退職に関する公表をいつするのか、後継者の採用や配置・引継ぎなどを上司と確認・取り決める。
2.辞められる側は辞められた後の欠員補充を考えなくてはならないし、もしかすると部下が退職すると上司の評価が下がるかもしれない。だから引き止めるだろう。(もし、上司が「やめて欲しい」と思っていたとしても、二つ返事でOKはしないだろう。少なくとも儀礼上、引き止める。)
3.「今の職場・会社が嫌」とか「もっといい転職先がある」など、何があっても辞めることが決まっている場合ではなく、辞める側に育児や介護等の都合上「会社の人事制度・雇用条件・就業規則などがこうなれば退職しないでもすむが、そうならなければ退職せざるを得ない」といった事情・覚悟がある場合「こうしてくれれば辞めなくて済む」という希望条件を全て会社側に伝えて欲しい。わがままかな?とか非常識かな?とか思っても会社側に伝えて欲しい。その人が結果的に退職するかどうかとは別に、会社にとって退職を減らすための検討の参考になる可能性がある。それがその会社に一宿一飯の世話になった者としてのお返し。(もしかすると会社側が即刻、条件や規則を変えたり、例外的に扱ってくれるかも知れない)
4.その上司では人事制度に関する情報が不足していて適格な判断をできないかも知れない。(そもそも部下の口から”退職”という言葉が出た瞬間、どんな上司でも冷静な判断力を失うし、退職された後の補充のことが頭をかすめるだろう)会社に、人事に関する相談を受け付ける部署・人があるならその部署・人に相談する手もある。ただし、黙ってそういった部署・人に相談されるのは上司としては気持ちよくない。辞めようと言う側に、「最悪、退社もやむなし」という覚悟があり、かつ、その上司が大馬鹿野郎で嫌いなら気持ちなど考える必要はないが、上司との関係が悪くないなら、まず上司に相談し、断ってから相談を受け付ける部署・人に相談して欲しい。うまく情報が伝わるかどうか不安があるが上司経由で人事担当部署に相談してもらうという手もある。
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